カテゴリ:音楽( 327 )

Smooth Jazz③

もう少し続けてみます。
一枚目の最後にナット・キング・コールの
「Nature Boy」
があります。
これも映画の主題歌のようですが、これは観たことはありません。
ナット・キング・コールは最初は自身のピアノを中心にトリオで演奏
していたようですが、次第に歌い始めて、それがうけたようです。
そしてソロ活動を始めて、この曲が初のミリオンセラーとなりました。

ひとりの悲しげな目をした少年がいた。
そして私に次のように言った。
愛すること、そして愛されることが一番なのさ。

単純化してしまえば、こんな詩なのですが、
物憂げなメロディに乗せてナットの太いながらもややハスキーな声で
歌われると、実にしみじみとした味わいが感じられます。
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by capricciosam | 2005-12-27 23:52 | 音楽 | Comments(2)

Smooth Jazz②

このアルバムは耳にスーッとはいってくるジャズをコンセプトに
したらしいのですが、「えっ、これもジャズなの!?」なんて思う
曲も入っていて、楽しいし、おもしろいです。

そのうち一枚目の7番目にはルイ・アームストロングの歌う
「We Have All The Time In The World」
があります。
サッチモの粘りに粘ったウォーミィな声とバックのストリングスの
実に甘美なメロディが効果的な、実に魅力的な一曲です。
この曲、実は旧い映画の挿入歌なんですが、おわかりになりますか?
わかったら結構、その映画のファンか映画通だと思います。




答えは「女王陛下の007」です。
007シリーズの第6作として1969年に制作されました。
5作目まで主演したショーン・コネリーがボンド役に固定されるのを
嫌って降板したため、ほとんど無名のジョージ・レーゼンビーが
主役に抜擢された作品です。
しかし、演技はいまいちで、スタッフとのトラブルもあったようで、
結局、彼はこのシリーズはこれ一作となってしまいました。
興行的にはどうだったのか知りませんが、
私にとっては結構お気に入りの作品です。
と言うのは、ボンドが恋に落ちて、唯一結婚するという展開がある
シリーズ中では極めて珍しい「純愛映画」になっている点なんです。
ボンドとトレイシーの幸せな様子は、アクション映画であることを
一瞬忘れさせるのですが、突然訪れる幕切れが観る者の言葉を
奪います。これ以上書くとネタバレなのでやめます。
最近の007シリーズしかご覧になっていない方で興味のある方は
機会があれば、一度ご覧になってみてください。
享楽的じゃない007も又良いものですよ。

原作者のフレミングの死後も原作が書き継がれ、映画は
次のボンド役も決まり、来年には「カジノロワイヤル」の
リメイク版が公開されるようです。
ボンドは不死身ですね。

■敵のアジトは山頂の研究所になっていたと思いますが、
ロケ地はスイスの観光名所なんですね。

■写真のCDはシリーズ30周年記念のものです
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by capricciosam | 2005-12-26 23:22 | 音楽 | Comments(4)

Smooth Jazz

今年のクリスマスは絶好の3連休でしたが、
みなさんはどのように過ごされましたか?
私は例年だと年賀状作りに忙しいのですが、今年は喪中ハガキで、
それもとっくに出してしまったので、あっさりしたものです。
雪かきをしたり、雑用を片づけたり、街へ出かけたりで、
いつもどおりの単なる3連休で終わってしまいました。
(もちろん散歩もちゃんとしましたよ)
昨夜は子供がバイト先からフライドチキンとケーキを
買ってきてくれて、家族でおいしくいただきました。
親としてはバイト代で買ってきてくれた子供の成長は嬉しいのですが、
イブなのに楽しむ相手がいないのも、なんだかなぁ~、という少々複雑な気持ちも。
いればいたで心配なのでしょうが、まったく矛盾したものです。
宗教的行事とは無縁な、季節の風物詩的意味しかもたない
我が国の典型的な仏教徒の過ごすクリスマスとしては、
平和で、食にも事欠かないことを
とりあえずは感謝しなくてはなりません。

街へ出かけた折に買ってきたCDを昨夜から聴いています。
なにしろ4枚組なので聴き通すのに時間がかかりますが、
廉価なおもしろいコンピレーションアルバムです。
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by capricciosam | 2005-12-25 17:48 | 音楽 | Comments(0)

諏訪内晶子&ヨーロッパ室内管弦楽団@Kitara2005

コンクール優勝後、一時演奏から遠ざかっていたが、
再び活動を再開して10年。
脂ののってきたその諏訪内が現在組んでいるのが、バッハとは。
ベートーヴェンやブラームスの協奏曲もまだ録音していないはず
なので、いきなり飛躍した感じがして、とても意外な感じがした。
興味津々で昨晩の演奏会にでかけた。

ベートーヴェンが
「バッハはバッハ(小川)ではない大河だ!」
と言ったとか。
実際バッハは不思議な魅力を放つ、と感じる時が多々ある。
しかし、聴くだけなのに、魅力の追求どころか、
依然バッハの森の奥深くに進むこともできずにいる
我が身の情けなさにガッカリすることもたびたび。
それに引き替え、積極果敢に挑戦する才気あふれる女性の
なんと素晴らしいことか。(比較自体無理がある!)
進化または深化していくとは、こういうことなのかな、
なんてことを演奏に耳を傾けながら、ふと思う。
普段耳になじんだ古楽器によるCDと比べても、
モダン楽器による演奏とは言え、当夜の演奏からは十分
バッハの香りが立ちのぼっていた。
ところで、先年聴いたムローヴァもモーツァルトに挑戦していた。
たしかバッハを録音したCDもあったはず。
耳になじんだヴァイオリン協奏曲を経て、バッハやモーツァルト
に挑んでいくのは、高みを目指すアーティストならば
当然のことなのか。
歩む道の奇妙な類似に感心してしまう。

その上、本道初お目見えのヨーロッパ室内管弦楽団の上手いこと。
輝かしいのにちょっと渋めの光を放つ完璧なアンサンブル。
きっと何をやってもうまいんだろうな、とつい思ってしまう。
欲を言えば、今回は管楽器・打楽器が欠けていた点。
次回は管弦打揃ったところで楽しみたいものだ。
さらに、ソロオーボエの超絶技巧は当夜の思わぬ拾いモノ。
彼はうまい、うますぎる。
どう円熟していくのか、先が楽しみだ。

当夜は入場させないP席以外はほぼ満席。
アンコールも3曲あり、大喝采を浴びて終演となりました。
期待もせずにでかけましたが、実に高カロリーな、
満足な一夜となりました。
今年の聴き納めとしては上々です。

■写真はマンゼ/エンシェント室内管のヴァイオリン協奏曲集
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by capricciosam | 2005-12-21 21:27 | 音楽 | Comments(0)

アニバーサリー

せっかくの記念日なのですが、
なんと今日はモーツァルトの命日なんですね。
スタートの日と命日とは、いやはや。
でも、あのモーツァルトですからね。
格が違いすぎるので、気にせず、気を取り直して、
「そうか、それならやっぱりレクイエムだよな」
といきたいところですが、あちこちで書かれているでしょうから
止めときます。ここがシニア間近世代のひねくれたところ。(^^)
そこで、同じレクイエムでもヴェルディに関係する話を。

旧聞に属しますが、2年前の6月に札幌アカデミー合唱団が
創立20周年記念演奏会をこの曲で行いました。
ちょっと女性ソリストの一部が不調でしたが、他のソリスト、
合唱、オケ(札響)ともに熱演で大変印象深いものでした。
指揮の井上道義さんがアンコールの前にこうおっしゃいました。

「20周年記念なのに、どうしてレクイエムなの?」と。

なるほど、言われてみれば、そうですね。
めでたいはずなのに死者向けの曲ですからね。
ここで、ようやく記念日とレクイエムが結びつきました。(^^)
でも、レクイエムといったってひとつの作品として
立派に成立しています。
というよりも、成立当時の宗教的意義が薄まったということ
なんでしょうから、こんな組み合わせもあり得る、と思いますね。

ところで、アンコールは歌劇ナブッコから
「行け我が思いよ、金色の翼に乗って」でした。
イタリアの第2国歌と言われるだけのことはあります。
はじめて聴いたのですが、すっかり魅了されてしまいました。
アカデミーの皆さんも疲れを見せずに見事に歌いきっていました。
当日一番の収穫でした。

■札幌アカデミー合唱団のHPはこちらです。

■ナブッコについてはこちらをご覧ください。

■写真ののCDはイタリアオペラの合唱曲を集めたものです
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by capricciosam | 2005-12-06 00:03 | 音楽 | Comments(2)

季刊ゴーシュ

Kitaraが誕生してから札幌へ来演する海外オケの質量は
飛躍的に高まったように思われる。
よく「Kitara効果」と言われるが、そのとおりだと思う。
世界でも一流と言われるオケの音に浸っている至福のひとときは
得難いものがあり、毎度行ける訳ではないが、大いなる楽しみだ。

しかし、時には苦々しく思い出すこともある。
昨年11月のベルリンフィル演奏会はその例だ。
38年ぶりの来札でもあり、相当逡巡したが、結局あまりの
法外なチケット料金(S席で42000円!)に怒りつつあきらめた。
あまりな高額料金に悩んだ人も相当多かっただろう、と思う。
これでも地元主催者は赤字、という噂は当時から流れていた。
この度届いた「ゴーシュ」第4号の「チケット価格はこう決まる」
を読んで、やはり、本当だったのか、と認識を新たにした。
ベルリンフィルの要求額がもともと高いのか、
招聘元のフジテレビが儲けているのか、
依然定かではない。
しかし、これは本文中でも指摘されているが、
「クラシック音楽市場の歪み」だろう。
同感だ。

季刊「ゴーシュ」はこの度発刊一年を迎えた。
これまでの創刊準備号も含めた5冊はどれも、道内のファン
の視点での編集が感じられ、東京発の類書では得られない
ものを提供してくれている。
先に記したベルリンフィルの法外チケット料金もその一例だ。
刊行の回を重ねるごとに誌面も充実してきている、と感じる。
本誌に携わっているみなさんは本職を持ちながら、
編集委員会を構成されているらしく、その熱意には頭がさがる。
さっそく定期購読の継続手続きをしたが、これからの
「ゴーシュ」の一層の発展を祈りたい。

■季刊「ゴーシュ」のHPはこちらです。

■ちなみに表紙の写真は札響定期を振るオッコ・カムさんです。
 カムさんの振った小樽のほくでんファミ・コンの様子はこちら
 ご覧ください。
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by capricciosam | 2005-12-03 08:59 | 音楽 | Comments(6)

オッコ・カム&札響@小樽市民会館2005

フィンランドを代表する指揮者で、10月初旬から来日して、
大阪、東京で振って、ラストは月末の札響定期演奏会。
シベリウスの2番を初めて耳にした経験は、この指揮者と
ベルリンフィルによるレコードでした。
それ以来チャンスがあれば、ぜひ実演に接したいと思っていました。
でも定期はオールシベリウスプロなんですが、どうもシベリウスは
食わず嫌い傾向があって今回はパスしようか、と思っていたら、
なんと大穴がありました。それは、
10/26の「ほくでんファミリーコンサート
曲目はフィンランディア、カレリア、交響曲第2番他。
これだけ揃えて、しかも整理券(無料)。
そのかわり平日の小樽行きなので、昨夜は結構ハードでした。

一曲目のフィンランディアがいつもの耳慣れた曲の運び
ではなく、例えて言うならアクセントの置き所が異なる運び方で
やや快速気味にさらっと終わったのは、また新鮮でした。
これは三曲目のカレリア組曲でも同様の感じを受けました。
カム氏は妙なアゴーギクもなく、正攻法な音づくりの印象。
二曲目のアンダンテ・フェスティーヴォは優雅さを感じさせる
弦楽合奏曲で、これは初耳の曲。いい感じの曲ですね。
四曲目の交響曲第二番はシベリウスを代表する曲。
これは管弦一体となったなかなかの熱演でした。
札響は元々シベリウスは得意というのが少し実感できました。
しかし、当夜のベストはアンコールの「悲しきワルツ」です。
これには魅了されました。うっとりです。
これは定期も期待できるのではないでしょうか。
シベリウス入門用としてはうってつけのプログラムでしたが、
公開放送用なので、これだけやっても一時間半ちょっとでした。
余韻を楽しむ余裕はありませんが、あまり疲れずこんな感じも
よいものですね。

ただ、惜しむらくは市民会館の音が残響がほとんどないデッド
でドライな感じなため、せっかくの熱演が生かし切れなかった
のではなかったか、という点。
まあ、年数の経った多目的ホールでは致し方ないのでしょうが、
最近はkitaraの豊かな残響でオケの音を耳にするせいか、
正直やや苦痛でした。今夜のプロをそっくりkitaraで聴けたら、
という思いが残りました。ちょっと耳もぜいたくになったかな。

■札響の定期はこちらをごらんください。

写真のCDはバルビローリ&ハレ管の交響曲2番
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by capricciosam | 2005-10-27 23:55 | 音楽 | Comments(4)

混声合唱

今夜はかみさんのつきあいで地元の混声合唱団の
ジヨイントコンサートに足を運んできました。
改装なった市民会館はこざっぱりして、ほぼ満席の入り。
ふたつの合唱団各々の発表の後は、休憩をはさんで合同で
ステージをつとめます。
アマチュア故の不安定さやメリハリ不足は散見されましたが、
みなさん、よく健闘されていました。
個人的には四季を歌った冬の「虹と雪のバラード」でやや
ウルウル状態に。やはり、多感な年代で実際に遭遇した
という事実に思いが至るのでしょうか。
好きなんですよね、この歌。
最後は、お約束の「大地賛頌」。
アンコールは指揮者のお一人の独唱も交えた「ケ・サラ」と
会場も交えた全員での「見上げてごらん夜の星を」の2曲。
思わず、大きな声で歌ってしまいました。
やはり、合唱はいいなぁ、と改めて思いました。
さきほど携帯から撮ったステージの写真を会場から間違って
ブログにアップしたので、「届け」のコメントとともに写真が
一時あったと思います。昨日の携帯からの送信成功に浮かれて、
PCへ送るはずが、間違いました。お騒がせします。
写真も通常の処理をしていないので、チョイでかです。

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by capricciosam | 2005-10-09 00:34 | 音楽 | Comments(0)

聖響&都響@Kitara2005

昨夜更新しようと思ったのですが、睡魔に襲われ早々に就寝
したので、早朝更新です。
さて、一昨日の都響の初の札幌公演に足を運んできました。
最初のモーツァルトから音がよくブレンドされているなぁ、と感じ
ましたが、だからといって濁って聞こえる訳でもない。
実にヴォリュームのある、充実した響きです。
さすが在京プロオケです。
特にチャイコフスキー5番は久しぶりの実演でしたが、よく歌い、
熱情こめた演奏はこの曲の模範演奏のような印象が残りました。
欲を言えば、少々「まとも」過ぎることでしょうか。
この曲の底流に流れているほの暗さがもっと表現されていれば、
とは思うのですが、これは指揮者の音作りの指向とも考えることが
できるため、何年か後の熟成を経て、またこのコンビで聴いて
みたいものです。
しかし、オケをみれば年輩の方もそれなりにいらっしゃるのですが、
ブラームスで共演した若い団員の矢部&古川両氏も達者ですし、
指揮者といい、オケの作り上げる音は「若々しい」感じがしました。
「まとも」で「若々しい」。
書で言えば楷書かなぁ。それも手本のような。そんな印象です。
聖響さんも札響には年に何回かは来演されているようですが、
あいにく聴くチャンスを逃していたため、初の実演でしたが、
今回の巧みな指揮ぶりと真っ当な音楽作りにいたく感心しました。
今後が楽しみな指揮者ですね。
聖響&都響。
足を運んだ甲斐がありました。
ところで、聖響さんがご自身のブログで書かれている
「4年前の都響・サントリーホール・ブラームス2番以上の充実感」
とは、その場を共有できた喜び以上に、ついついその4年前を聴き
たくなってしまいますね。
どんな演奏だったんだろう?

■聖響さんのブログはこちらです。

■道産子団員の小田桐さんのHPはこちらです。

写真はゲルギエフ&ウィーンフィルのチャイコフスキー5番
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by capricciosam | 2005-09-28 07:01 | 音楽 | Comments(4)

ドライブ日和

彼岸のお参りで母を連れてお寺に足を運びました。
抜けるような青空に、時折吹く風の心地よいこと。
お寺まではちょいとしたドライブになるので、さて何を聴こうかな、
と考えていたら、ふと「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭の
アルプスの美しい風景と小高い丘の上で、
主役のジュリー・アンドリュースが気持ち良さそうに歌う
The hills are alive with the sound of music…
が、聴きたくなって、今日のお供はこれに決まり。
高原にでもいるかのような心地よさが連想させたのでしょう。
しかし、この映画は名曲の宝庫ですね。
「サウンド・オブ・ミュージック」と言えば、この映画を監督した
R・ワイズ氏が91歳で先頃亡くなったのでしたね。
これ以外にも「ウエスト・サイド物語」も監督していたことが紹介
されていましたが、ミュージカル映画の古典的名作を2本も
監督していたとは、うかつにも知りませんでした。
どちらかひとつでもスゴイのに、ふたつもなんて。
一生の誇りだったのではないでしょうか。
映画館通いをしていた若い頃はもうすでに過去の作品となって
いて、映画館で観ることはかないませんでしたが、最近DVDで
手に入れて気軽に観ることが出来るようになりました。
でも、この作品はやはり巨大なスクリーンで堪能したい気持ちが
残ります。
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by capricciosam | 2005-09-25 18:41 | 音楽 | Comments(4)