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しばれ緩む

2日に記事を更新してからというものサボりっぱなし。
それはね、(と、ここは「堺すすむ」風に。えっ、知らない!? う~ん…)

「しばれていたから」

オチになっていませんが、いや、ホント。
寒かったので、こんな時はさっさと寝るに限るというものです。
正月休みも明け、仕事もスタートしましたが、毎日夕食を終えても居間に居続け、
PCにさわることもありませんでした。

「道内は12日、道北を中心に雲が広がった影響で冷え込みが緩み、
旭川市の最低気温が前日より9・1度、平年より4度高い氷点下8・1度となるなど、
連日の厳しい寒さは一服した。」
(道新1/12より引用)

3連休に入り寒波も一段落したようで、ようやく縮こまっていた身体も伸びをしたところです。
連休も穏やかだったのですが、最終日の今日は東京にも雪が降ったようで、
昼のニュースでは千葉県浦安市恒例のディズニーランドでも会場の外は雪だったようですね。
北国では当たり前でも、温暖な浦安ではあいにくの悪天候ということになっちゃいますね。
でも、インタビューされていた晴れ着姿の女性が

「雪のシンデレラ城も良い思い出になります。」

と答えているのを聴いて、何故かほっとしていました。
禍と取るか、福と取るかは気持ちの持ちようひとつで変ります。
もちろん、そんな気の持ちようだけでは乗り越えるのが難しいことも多い社会ですが、
そんな社会の荒波に飲み込まれないで生きていく小わざになってくれることもあります。
成人なんてはるか彼方になってしまった小生としての老婆心の表われです。

さて、話変わって、先日こんなニュースが目に入りました。

「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は10日、音楽監督を務める指揮者の
サイモン・ラトル氏(57)が、契約満了となる2018年8月をもって退任すると発表した。
後任は15年以降に選任する予定。ラトル氏は英国人で、02年に音楽監督に就任。
声明で契約が満了すれば、16年間にわたってベルリン・フィルを指揮することになり、
後進に道を譲るべき時期が来たと説明した。」
(道新1/11より引用)

驚きました。もっと長期政権かな、と思っていました。まだ若いですからね。
こんな前に発表しちゃったら、レームダック状態になるのでは、なんてことを心配したのですが、
こういう世界はあまり心配ないものなんでしょうかね。
早くも現段階の「後任候補」が噂されていますが、まだ早いでしょう。
5年もあれば、もっと候補の顔ぶれだって変わるでしょうからね。

ところで、この声明でラトルがザ・ビートルズの曲を使って説明していたとのことです。

「In 2018 I will be nearly 64 years old. As a Liverpool boy,
it is impossible not to think of the Beatles’ question,
‘Will you still need me.., when I’m 64?’ (略)」
(ベルリンフィル公式HPより引用)
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ザ・ビートルズの8枚目のアルバム「Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band」の
9曲目 「When I'm Sixty Four」のタイトルだけをもじったらしい、と思ったのですが、
どうやら詩の一部の「Will you still need me」も含めてなんですね。
同じLiverpool出身に絡めていることからしても、実にシャレています。
下のYouTubeでご確認ください(YouTubeの画面で再生されます)。



さてさて、いずれやってくる64歳。
小生の64歳はこの詩の世界のように牧歌的なのかな?
今はあまり楽観できそうもないのが、なんとも(吐息)
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by capricciosam | 2013-01-14 17:05 | 時の移ろい | Comments(0)

おめでとうございます。@2013

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

例年はもう少し後に記事を書いていたのですが、
昨年のラスト記事も書けなかったので、
今年は少し前倒し気味に年末年始のアレコレを書いてみます。

29日は良い天気。
予約していた車のリコール修理のためディーラーに向かいました。
到着して駐車場に止めた途端、携帯が鳴るので、見るとカミサンから。
親族で不幸があったとのこと。
それで、修理を終えて帰宅してから、急遽葬儀に向かうことに。

高速道路は50kmに速度制限されていて、一部凍結もあったのですが、
案外走行しやすく、概ね予定通りに到着し、すぐに通夜に出席。
翌日の告別式にも参列し、繰り上げ法要を終えて戻ることに。
しかし、時ならぬ暖気のせいで高速道路は、ずっと雨中ドライブ。
お陰で路面に雪はなかったのですが、速度制限は相変わらず。不思議。
ICを降りてから、デパ地下に寄って年越し用の総菜を買い求めましたが、
大混雑なので、買い物を早々に終えて帰宅しました。
戻ってみると、家の前は案の定シャーペット状態。
除雪車が出動していたものの、削り取りが浅く、駐車するのも一苦労。

31日は寒気が入って良い天気。
昨夜のシャーベットが凍って、路面はツルツル。まるでスケートリンク状態。
昼過ぎから年越しを始めましたが、夕方くらいまでは記憶があるものの、
明け方気がつくと、居間でふとんをかぶってごろ寝していました。
カミサンに聴くと、酔いつぶれて、起き上がれなかったとのこと。
やれやれ、やっちまったよ。

元旦はすがすがしい朝を迎えたのですが、何もする気が起きません。
それでも、なんとか雑煮を食べて、午後母の家に。
おせちを食べていたら、睡魔がきてちょいとゴロ寝。床暖房なので気持ち良い。
帰宅してからはTVを見て、早々に就寝しました。

と言うわけで、酒池に溺れた年越しと元旦となってしまいました。
例年似たようなものですが、にしても今回はやや度が過ぎました。

「先が思いやられる。」

これと同じ不安を抱くのが、自民党新政権の経済運営。
民主党政権が期待はずれに終わっただけに期待したいところですが、
巷間伝えられるのが、インフレ目標を2%に設定し、日銀の金融緩和と
赤字国債による公共事業で景気を浮揚させデフレ脱却をしようとの方針です。

新政権誕生後、これに関する記事をいくつか読みましたが、あまり肯定的なものはありません。
例え景気が上向いても一時的なもので、持続する保障はなく、結局デフレ脱却に失敗し、
財政の赤字だけが確実に増えて、将来の国家財政破綻に近づくリスクが高まるだけだ、
との指摘が多いようです。おまけに、ハイパーインフレ到来の恐れ、とも。
収入の低下する老後にまた一歩近づいた身としては、
こんな見方ははずれてくれることを祈るばかりです。

特に、新政権は無理や無駄が温存されている構造自体を改革しようという意欲を
前面に打ち出していない分、無理や無駄が跋扈した古い政治が
リバイバルされかねない危惧を抱かざるを得ません。
1990年代からの「失われた20年」で繰り返された景気浮揚失敗と財政赤字の積み増しの
大半の責を負うべき自民党だけに、そういった見方が良い意味ではずれてもらいたいものです。
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by capricciosam | 2013-01-02 07:50 | 時の移ろい | Comments(0)

久しぶりのレコ芸

しばらく記事の更新をさぼってしまいましたが、この間は寒波に見舞われ、
除雪を繰り返し日々くたくた。お陰で夜はぐっすりです。
でも、こんな時にこそ見られるものがあります。
しばれのきつい日の樹氷で、実にきれいなものです。
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16日には総選挙がありました。
投票率が低かったのは残念ですが、2009年に続いて民意の揺れが
獲得議席に極端に表われることで政権交代となりました。
改めて小選挙区制度の凄さだな、と実感したところです。
その分、政権を掌握する側になると、「失敗できない、失敗は即政権を奪われるということだ」
という緊張感が高じやすくなるのではないでしょうか。
政治の質が高まる可能性もあるのでは、と期待できる半面、
一方で有権者に迎合しやすいという日和見主義的側面も高まる可能性もあるようで、
有権者の側がよほどしっかりしないといけないな、と思われました。

さて、昨日は栗山監督の北海道での拠点がある栗山町で優勝記念パレードが行なわれました。

「栗山英樹監督(51)のパレードが22日、空知管内栗山町で行われた。
紙吹雪と小雪が舞う中、栗山監督は町内の野球少年団の小学生約60人が引っ張る
軽トラックに乗り、ファンの歓声に笑顔で応えた。町や栗山商工会議所などでつくる
実行委が主催。気温が氷点下1・9度と冷え込む中、栗山監督は午前11時すぎ、
自身が町内で使っている軽トラックの荷台に乗り、JR栗山駅前を出発した。
駅前通り約500メートルの沿道には6千人(主催者発表)の観衆が集まった。」
(以上、北海道新聞12/22付けより引用)

先月下旬の札幌でのパレードの挨拶で
「この時期(雪の降る時期)のパレードを北海道の風物詩にしたい」と言っていましたが、
地元ローカル局の中継を観ると、まさに、雪降る中での紙吹雪でしたね。
寒くて大変だったでしょうが、風物詩化して何度でも見たいものです。
パレードを終えた監督が、インタビューで「来年は選手全員を連れてきたい」と言ってたので、
「あちゃー、監督言っちゃったよ、大丈夫!?」と思ってしまったのですが、
すぐに先日道内のマチに選手を応援団として割り当てたことに方向を変えていましたから、
まっ、そっちのほうが実現性はあるのかな。
<追記>
「栗山監督優勝パレード終了後、ファンとの記念撮影会を行った。
「来てくれる全ての人に楽しんでもらいたい」と正午すぎから始まり、終了したのは午後5時15分。
約5時間かけて、2321組のファンと写真に納まり、感謝を示した。」
(以上、日刊スポーツ12/22より引用)
有言実行とは言うものの、凄い!


ところで、ホント久しぶりに「レコード芸術」誌を購入しました。
付録にサンプラーCDが付くようになって定価が急に跳ね上がって購読意欲が減退。
かなり長い間購入していなかったことになります。
今回の購入の動機は記事として札響が取り上げられていて、その上付録CDに
今春の定期演奏会で聴いたエリシュカ指揮によるドヴォルザークの
「スケルツォ・カプリチオーソ」がはいっていたためです。
尾高監督の「英雄」第4楽章とともにKitaraでのライブ録音ですが音も良くて、
おまけにエリシュカさんが腕を下ろしきらないうちに発生した「フライングブラボー」付きです。
改めて当時の一瞬ひやっとした記憶がよみがえりました。
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「新世界」「野鳩」はすでに発売となった写真のCDで入手してあったので、
これで一応その時の定期演奏会の録音は揃ったことになります。
演奏会の感想は既に記事にしたとおりですが、このCDが今月の新譜月評でも
評者2人とも推薦の「特選盤」になっていました。
ホント、あんなに感動した「新世界」はありませんでした。

ひととおり目を通して「あれっ?」と思ったのが、
第50回レコード・アカデミー賞の声楽曲部門の受賞CDです。
受賞したミシェル・コルボによるモーツァルトとフォーレの「レクイエム」は既に所有しています。
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でも、購入したのは今年じゃありません。7年前です。
「この時間差は一体なに?」
ところで、ミシェル・コルボとローザンヌ声楽&器楽アンサンブルは
2003年にKitaraで演奏会を開いており、小生も客席で耳を傾けていました。
謙虚で透明感のある響きには、心洗われる思いがしたものでした。
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その印象も薄れないうちに店頭で偶然同一コンビによるこのCDを見つけて
輸入盤で安かったこともあり、購入したという訳です。

と、ここまで書いて、
「この賞はレーベルは同じでも、国内盤として発売したのものだけが対象なのだな」
と認識を新たにしたところです。
きっと過去にもこういう時間のギャップのある例はあったのでしょうが、
こういう賞の定義そのものも見直しても良いような気がしました。
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by capricciosam | 2012-12-23 07:20 | 時の移ろい | Comments(2)

おかげさまで8周年

少し遅れましたが、拙ブログもおかげさまで8周年を迎えることができ9年目に突入しました。
この間、訪れていただいた方には感謝申し上げます。
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この記事を書いてるのは土曜日深夜なのですが、
午後降った雪も今は晴れて、家の外はしんと静まりかえっています。
BGMもないため、キーボードをたたく音だけが部屋に響いています。

でも、世の中は総選挙の真っ最中。
明日になれば、こんな静けさとは無縁に選挙カーが走り回るのでしょう。
12/16には勝敗が明らかになって、次の政権を誰が担うのかはっきりするのですが、
その前に一有権者としては依然迷っているところです。
将来への不安を解消してくれそうな政党に一票を託したいところなのですが、
小生の判断材料、例えば、1000兆円になろうとする国の借金をどうするのか、
という点については、どの政党もあまり明確に語っていないようです。
そしてたくさんの争点。そのひとつひとつに可否を考えても、
いずれの政党の主張も、帯に短したすきに長しで、悩ましいところです。
でも、だからと言って棄権はするつもりはないので、投票には行きます。
そして、選挙が終われば終わったで、戯言を発信したくなるんだろうな、きっと。

まっ、こんな調子でだらだらと更新したいと考えていますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
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by capricciosam | 2012-12-08 23:49 | 時の移ろい | Comments(0)

さようなら、中村勘三郎さん

今朝起き出して、まだぼんやりとしている状態でTVをながめていたら、
速報が飛び込んできた。何事!?と思ったら、ベラボーな訃報だった。

「古典から新作まで幅広く活躍し、人気を集めた歌舞伎俳優の中村勘三郎
(本名波野哲明=なみの・のりあき)さんが5日午前2時33分、
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)のため東京都文京区の病院で死去した。57歳だった。」
(以上、時事通信12/5付けより引用)

一気に醒めたのは言うまでもない。
ご遺族の方が報道各社に宛てた文章が写し出されていたのですが、
そこには「癌晴って」の見慣れぬ文字が。誤字かと思ったのですが、

「妻の波野好江さん、息子の勘九郎、七之助の連名で出された死去を知らせる
「皆様へ」と題した文章に、闘病生活を「癌晴って参りました」というくだりがある。
一見すると誤字に思えてしまうが、これは勘三郎さんの造語と言われる。
「癌を晴らす」「癌がなくなって晴れ晴れ」するために“頑張る”といった意味のようだ。」
(東スポ12/5付けより引用)

そうだったんですね。
食道ガンの手術は成功したというのに、肺炎という伏兵にやられるとはなぁ…。

ここ数年、入退院を繰り返していたようですが、よもや不帰の人となろうとは想定外です。
個人的には、2008年に浅草寺境内の平成中村座で実演を観たっきりです。
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法界坊。あの破戒僧をもう一度観たいと思っていましたが、残念です。
当意即妙なサービス精神に溢れながらも真っ当な芸を演じきるという
その姿にいっぺんにファンとなりました。
実にうまい役者さんでしたね。
しかし、芸道の長さを考えると、57歳なんて、まだまだ道半ば。
60代、70代と年を経て円熟していくであろう勘三郎丈の芸を観ること能わず、
となったことは、歌舞伎界のためにもつくづく惜しいと思います。

中村勘三郎さんのご冥福を心からお祈りいたします。
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by capricciosam | 2012-12-05 23:53 | 時の移ろい | Comments(2)

除雪のシーズンイン

記事本文に入る前のどうでも良いこと。
夕方書き上げた記事は、もうすぐアップという寸前でブラウザの不調でおしゃか。
一息入れ直して、さっきの構成を思い出して書いています。
でも、さっきの表現と同じではないのが素人の良さ、って言うか、
書いた本人以外誰も目にしていないのだからわかる訳ない。これこそ蛇足ですね。
と、言うわけで、以下が本文です。

昨夜の降雪の影響で、今朝起きたら窓外には見事な冬景色。
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室蘭・登別地方に大停電をもたらした11月27日の大荒れの後も冬景色だったのですが、
降った雪の量も少なく、数日経つとみるみる溶けていきましたからまだ余裕。
しかし、晴れ渡る青空の下に見る今朝は、さすがに除雪を覚悟しました。
シーズンインとシーズンアウトに降る雪は、大抵「湿雪」。
という訳で、量はシーズン真っ盛りに比べれば、それほどでもないのですが、
重いんですよね、これが。
それで、意外と時間がかかって、ひと汗かいてしまいました。

週間予報では雪も降るようですが、最高気温はプラスの日がほとんどなので、
降っては溶け、の繰り返しになるんでしょう。
そして、いつかは根雪に。最近はホワイトクリスマスとならない年が続いている
ような印象があるのですが、今年はどうでしょうね。

それにしても、何回除雪を繰り返したら春なんでしょうか。
とりあえず、体調整えてこの冬を乗り切るぞー!!
と、気分は出陣式みたいです。

ところで、次のような大きな事故のニュースが目に止まりました。

「2日午前8時ごろ、山梨県大月市笹子町の中央自動車道・笹子トンネル
(全長4455メートル)内で、コンクリート製の天井板が50~60メートルにわたり崩落し、
車3台が巻き込まれた。東山梨消防本部によると、午後4時半ごろ、現場で焼死体3体を
確認した。他に少なくとも3台の4人が取り残されている可能性があり、県警や消防が
救出作業を急いでいる。管理する中日本高速道路は、天井板を支える器材の劣化により
事故が起きた可能性を認めている(略)
笹子トンネルは1977年開通で、大月市と山梨県甲州市にまたがる。
目撃者によると、天井板は突然崩れ、下敷きになった車付近から出火(略)」
(以上、毎日新聞12/2ツケより引用)

高速走行しているトンネル内では車輌事故を避けるのは難しいだろう、と常々思う訳で、
ましてや天井からコンクリートが落下するなんて想定外。最悪です。
まだ、消火・救出活動も本格化しておらず、事故の全容は把握されていないようですが、
崩落原因としては、天井板を支える器財の劣化のようで、
コンクリートそのものの問題はないのかもしれないのですが、
コンクリートと聴いて以前読んだ一冊の本を思い出しました。

「コンクリートが危ない」(小林一輔著 岩波新書)
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読んだのは、ノストラダムスの大予言で有名になった1999年でしたが、当時
恐怖の大魔王が空から降ってくるなんて予言より余程ゾッとした覚えがあります。

山陽新幹線高架橋の異変はじめ、耐久性抜群のはずのコンクリート構造物に
その耐久性に疑問のつく異変がいくつも発生していることが提示されます。
「アルカリ骨材反応」、鉄筋の接合および配筋不良や生コンへの不法加水と、
いわゆる手抜き工事が原因らしいのですが、
品質の分かれ目は東京オリンピック開催年(1964年)とのこと。
高度経済成長にともなう大量生産。
本来維持しなければならない品質を手抜き工事によってごまかしてきた、というのです。
そして、著者は高度経済成長時に建設されたコンクリート構造物が一斉崩壊する頃を
2005~2010頃と予測しています。
幸い2011年の東大日本震災を経ても、まだ一斉崩壊という最悪の事態は起きていませんが、
いつかはタイマーが働いたかのようにあちこちで起きないとも限らない訳です。
そこで、著者はつぎのように提言しています。

「1970年代に建設された大量のコンクリート構造物の一斉崩壊が近づいており、
これを軽減するための維持補修を早急に実施する段階にさしかかっている。
もはや猶予は許されないのである。不要不急な公共事業の費用は、
こちらに振り向けるべきである。」
(P203~204より引用)

先の大停電でも感じましたが、ライフラインを含む社会インフラが整備されている
という恩恵は、存在そのものが当たり前という感覚で、喪失した時にその価値を
痛感させられることになるのでしょう。
そのインフラを担う重要なパーツであるコンクリートに関しては、
欠陥や崩落は直接的な重大事故や人命にかかわることなのでより深刻です。
警鐘が弔鐘とならないうちに対策を取っておくことが必要でしょう。
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by capricciosam | 2012-12-02 20:56 | 時の移ろい | Comments(0)

初雪が降った

予報では雪が降り、荒れるというので、久しぶりに家に閉じこもっていました。
午前中からみぞれが降りはじめたので窓から眺めていたら、
はっきり雪とわかったのですぐツィートしました。

「札幌管区気象台によると、札幌市中心部は観測を始めた1876年以降、
史上2番目に遅い記録で、旭川市では1888年以降、最も遅い記録となった。」
(以上、北海道新聞11/18付けより引用)

昨年も11月14日と遅かったらしいのですが、昨年以上に遅くなりました。
さっき窓から外を眺めたら、暗がりでも景色が大体白っぽくなっていますから、
冬将軍は間違いなく到来したのですね。
さて、明日はシャーベット状の雪道でしょうから、足もとが汚れます。やれやれ。

でも、この雪もいったんは溶けて、根雪になるのはもっと後なのでしょう。
大体が12月上旬ぐらいかな、と想像しています。
降っては溶け、降っては溶けして、とうとう根雪だね、というのが例年のパターン。
とりあえず、明日の朝は除雪スコップを引っ張り出さねば…
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この記事を書きながら聴いてるのは写真のCD。
バリー・マニロウの歌声は楽天的かつ伸びやかで好きですね。
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by capricciosam | 2012-11-18 22:41 | 時の移ろい | Comments(0)

11月早々気になったこと

折々の暮らしで気になることも、この頃はブログに書くこともなく過ぎていきます。
もっとも、その「気になること」がちょっとした感想程度なら、
この頃はツィートを利用している頻度が高くなりました。

まぁ、自分の中では使い分けている、とは思っているのですが、
一方でブログの記事更新数が低下傾向の中では、
こんな都合の良い言い訳もかなり怪しいものだ、と自嘲気味です。
やはり、数行でも記事を書いて更新していかないと、ブログ自体に活気は生まれません。

そんな訳で、今日は感想をいくつか書いてみます。

「東京・銀座の文壇バー「おそめ」のマダムとして知られた上羽秀(うえば・ひで)さんが
10月1日、急性呼吸器不全で死去していたことがわかった。89歳。
葬儀は近親者だけで行った。」
(以上、読売新聞11/5付けより引用)

この訃報に接して、数年前に読んだ「おそめ」(新潮文庫)を思い出し、
本棚の奥からひっぱだしてパラパラと読んでみた(当時の感想はこちら)。
すると、読み終えての感想がメモしてあった。

「上羽秀とおそめという、2つの人生が交錯する中での波乱はあれど、
ぶれない生き方の根底にあったのは、ひたすら「好きなもの」「好きなこと」を
追求した姿勢だったのだろう。」

良くも悪くも自分の心に対して忠実だったのでしょうね。
本では京都の奥まった住宅地で晩年を過ごされているとの記述だったのですが、
少しでも心安らかに余生を過ごされていたのなら幸いです。合掌。

そう言えば、読書の感想が記事として滞っていますね。
目の前には、少なくとも10冊以上が積ん読状態になっています(汗)
少し遅ればせですが、「読書の秋」をしてみますか。

さて、野田政権も支持率が低迷する中、まだ続いています。
こんどの改造内閣では「二人の田中が危ない」というような週刊誌の見出しを
見たように記憶しているのですが、その一人の法務大臣は本格稼働前に辞職。
そして前任者が復帰ですか。そんなことなら、再任すれば良かったのに。
しかし、民主党政権では地味な法務大臣が何かと脚光を浴びますな。
意図して登用しているのか、意図せずに登用しているのか。

もう一人の文科大臣ですが、4年制大学への申請を巡ってひと騒動です。
就任時から期待していない一人としては、少し見直しています。

小泉改革以降の規制緩和で少子化が続く中、大学数は逆に増え続けており、
乱造された大学の中には、学生の質の低下や経営危機も見られる。
だからこそ、数を増やすよりも質の向上を図るべきだ。
という大臣の主張にはうなづけるものがあるのですが、
だからといって開設準備が進み、受験生も志願しようとしているこの時期に、
3大学を見せしめのように認可しないというのは、素人には理解できない。

「田中文科相は会見で「大学設置認可の在り方に問題がある」「認可は大臣の権限」
などと強調、会見をいったん終えた。しかし、「誤解を与えた」として、すぐに会見場に戻り、
新しい基準で検討する考えを表明。3大学の来春開校について
「みんなの知恵を借りながらやっていきたい」と述べた。」
(時事通信11/6付けより引用)

3大学が訴える構えを見せたり、野党の追及が必至なので少し軌道修正してくるのかな。
問題意識が必ずしも外れてるとは思わないだけに、
筋論だけでは影響の大きすぎる面があることは考慮できなかったものか。
もう少し丁寧に梶を切れなかったものか、と残念に思います。

(と、ここまで書いて昨夜は睡魔のためダウン。続きを翌日の夜に書いてます。)

一夜明けたら、急転直下。
結局、3大学を認可するそうです。
なんとも、キツネにでもつままれたような話となりました。
自民党の安部総裁曰く

「田中氏の破壊願望に基づく全くの思いつきだ。」

不勉強極まりない前防衛大臣の夫といい、どちらもベテラン議員らしいのですが、
日本の政治家のレベルの「高さ」には、ただただ驚くばかりです。

話変わって、今日は立冬なのですが、一日中雪ならぬ雨が降っていました。
寒いし、濡れるしで少々うんざり気味です。
でも、2日に渡って書くことになったお陰で、次のような記事が目に止まりました。

「道は6日、道内の集落の8割以上に薬局やガソリンスタンド、現金自動預払機(ATM)がなく、
集落対策として市町村の多くが、高齢者支援や交通手段の確保が必要と考えている
との調査結果を公表した。 」
(以上、北海道新聞11/7より引用)

道内177市町村に対して北海道が行なったアンケート結果だそうですが、
この「集落」とは「市街地を除き一定のエリアに数戸以上がまとまって暮らす地域」を
独自に道が定義したものだそうです。
その結果道内には合計3757の集落があり、

・薬局がない集落……………………………………95%(9%)
・ガソリンスタンドがない集落…………………………89%(2%)
・金融機関・ATMがない集落…………………………82%(1%) 

( )内はそれぞれ最も近い施設まで20km以上離れている割合です。
 
道内の郡部を少し走ると割とすぐ実感できる結果なので、そう驚いてはいないのですが、
課題は、現にそういう集落があり、そこに人(主に高齢者)が住んでいることです。
アンケートでは今後必要な対策として、

・高齢者支援(安否確認、除雪)………………………88%
・交通手段の確保(予約制バス、乗り合いタクシー)…80%
・産業・担い手対策(就業支援、後継者育成)…………72%

が挙げられたそうです。
確かに、市町村としては住民の生命を守り、一方で行政コストの負担を考えると
放置できない問題だと思いますが、妙案がないのが現状ではないでしょうか。
そこで小生が注目しているのが、夕張市の目指す「コンパクトシティ構想」です。
実現に向けて一歩を踏み出したようですが、これが課題解決に向けた
ひとつのモデルであることは間違いないと思います。

「コンパクトシテイ」についてはこちらを参考にしてください。
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この写真のCDを聴きながら書いていました。
モーツァルトイヤーの年に買ったのですが、
内田光子さんのしっかりした芯のあるタッチが、また素敵です。
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by capricciosam | 2012-11-06 23:51 | 時の移ろい | Comments(0)

2つの集会

ここのところ土日は何かと出かけてばかりでしたが、今日は久しぶりにのんびりと、
音楽をノンジャンルで聴きながらPCに向かってネット巡回していました。
日中は晴れて気持ち良かったのですが、夜になると雷も鳴って雨が降っています。
予報を見ても来週は傘マークがつかない日はないようです。やれやれ。

ところで、昨日は大通りでは2つの集会が開かれていました。
ひとつは「さよなら原発北海道一万人集会」
3.11以降、原発の安全神話の崩壊とともに脱原発の市民運動が持続的に
行なわれていますが、これもそのひとつですね。

実は先月函館バル街へ行った時に見かけた大間原発建設反対の意思表示Tシャツ
「大間原発大間違い」が気になっていました。
うまい語呂合わせだな、と感心すると同時に、大間と函館の距離が急に気になりました。

「確か、近いんじゃないの!?」

その時はバルの楽しさに夢中でそれ以上関心を深めることはなかったのですが、
既に報道されたように、枝野経産大臣が青森県を訪問して、3.11以来建設が中断していた
大間原発の建設を容認したことで、電源開発が工事再開を宣言しました。
それについて函館市長が断固反対を表明したのは周知のとおりです。
福島第一原発の事故処理の目処も立たない、しかも新安全基準や安全対策も未確立、
そんな中、大間から50km圏内に約30万人が居住する以上、市長の気持ちは理解できます。
TVで見れば函館からも大間は肉眼で見えるんですから、すごく近い。
そりゃ無関心でいろというほうが無理というものです。
重大事故が起きたと仮定したら、バル街どころではないですね。

そんなことから、小生の中でもにわかに関心が高まってきたタイミングだったのですが、
今回は誰でも参加自由とのことだったので参加してみました。
先月のオータムフェストで市町村の出店が立ち並んでいた西8丁目広場も
到着してみると、大勢の人で埋め尽くされていました。
著名人も何名か参加していたようですが、小生がわかったのは
上田札幌市長と脚本家の倉本聰さんだけ。

倉本さんの発言から
「日本の政治家や科学者には想像力が欠けているのではないか。
後の処理ができないまま見切り発車しておいて、あとは後の世代が
なんとかしてくれるだろう、といういい加減さがある。
こういういい加減さを欧米ではJapanization※と言って揶揄している。

地層処分だって無毒化するまでの10万年の間に、地殻の変化でいつ表層に
出てくるかわからないし、よしんばその時、現代の言語が通用しない時には
危険と書いてあっても、判別できずに開けてしまうかもしれない。

先日、超党派国会議員の有志で原発ゼロの会が発足したが、
シンボルマークの案を依頼されたので、ミズクラゲを提案した。
大飯原発の取水口にミズクラゲが大発生してフル稼働を遅らせたから。
私は自然からの警告(?)と思いました。
近々選挙が予定されるようですが、この選挙は原発の是非を問う国民投票でもあるから
候補者は脱原発なのか原発推進なのか、をはっきりさせてもらいたい。
脱原発の候補は、福島の小学生がデザインしたこのマークをポスターに貼って欲しい。

私たちの生活も事業仕分けをすべきです。
24時間テレビ放送をすべきなのか。
自動販売機があんなに必要なのか。
会社も午前7時始業にし、午後4時に終業にしたらいい。」

※日本のようにすること。日本化。(コトバンク)

原発推進の立場からは、経済活動に欠かせないエネルギーの安定確保、
過去の原子力事故の死亡率の低さ、化石エネルギーだけでは国富の損失が膨大になる
という視点からの主張が聞かれますが、この点には小生も異論はありません。
されど、一旦重大事故が発生した場合の国土や生活に及ぼす影響の大きさ、
スムーズな事故処理ができない、放射性廃棄物の安全な最終処分が果たして実現できるのか、
ということについては依然不安を払拭できないのも事実です。
人間がそもそもコントロールできないものを安全だと強弁してきたのではないか、
という生命に直結する疑念、怯えとでも言えばよいのでしょうか。

しかし、自然エネルギーは理想としても、今すぐ原子力に代って供給できる訳でもありません。
となれば、冬の北海道は特に強力に節電に取り組まなければならない状況だから、
やはり倉本さんの指摘どおり、エネルギーを浪費する暮らしのスタイルそのものの
抜本的見直しで原発に依存しなくてもよい暮らしを実行していく覚悟が必要なのかもしれません。
そんなことを考えさせられました。

集会後は、写真のパーカッショングループに景気づけられてデモ行進。
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ところで、同時間にとなりの西9丁目でも別の集会が開かれていたのですが、何やら様子が変。
ガードマンが立っていて、集会の側を通ろうとしても入れてくれません。

「でも、プラカード、のぼり、風船があり、単なる集会にしか見えないんだけれど…」

実は映画ロケ中だったんですね。道理で。ところで、その映画とは、
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続編を作るとは知っていましたが、まさかロケに出くわすとは思いませんでした。
ロケは9月下旬から10/20頃まで札幌市内、室蘭市内で行なわれ、
10/16には札幌市内で夕方から夜にかけてエキストラも入った撮影が行なわれるようです。
前作もススキノを中心にロケ場面が多かったので、今度もふんだんに見られるのでしょうか。
完成が楽しみです。

<追記10.19>
公開予定日は2013年5月11日だそうです。

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by capricciosam | 2012-10-14 22:46 | 時の移ろい | Comments(0)

おめでとう!ファイターズ@パ・リーグ優勝2012

10月早々、ファンにとっては嬉しいニュースです。
北海道に本拠を移転して9年。そのうちリーグ優勝が4回。
すごい確率。いやはや、最高のチームです。

日本ハム・大社啓二オーナー代行
「ファンもマスコミも不安視したスタートだったと思う。
勝算と自信はあった。最高の監督を迎えられた」
(以上、産経ニュース10/3から引用)

不安視したのは選手、コーチも同じだったのではないでしょうか。
それを束ねて、選手をその気にさせた栗山監督の指導者としての力量は見事の一言。
世の指導的立場にある人にとっては良い手本があらわれたともとれるのですが、
栗山監督のやったことは

「選手やコーチ(部下)を信頼し、よけいな口は出さずに、責任は全部監督(上司)が取る」

ということに要約されるようですから、これはまさしく理想の上司。
でも、言うは易く行なうは難し、の典型かな。

いろんなコメントを読みましたが、やはりダルビッシュのコメントが心憎いな。

「小笠原さんや新庄さんが抜けても優勝したし、僕が抜けても大丈夫だと思ったから
メジャーに来た。投手は武田勝さん、打線は稲葉さんを中心に素晴らしい活躍だったと思う。
中田も腐らずに頑張った。栗山監督は、よく泣いているとの報道があるが、
涙は日本一まで取っておいてください。最後に、鶴岡さんがまさかの覚醒で
打率2割5分以上を打っているそうだが、その奇跡が優勝の大きな要因だと思う」
(以上、共同通信から引用)

レンジャーズは地区優勝を逃したようですが、ワイルドカードではダルが先発するようです。
ぜひ勝ち上がってもらいたいものです。
これは、ファイターズも同様で、昨日(10/3)のような大敗は、たとえ消化試合でも
相手がCSで対戦する可能性大のソフトバンク相手では感心しません。
胴上げされた時から、CSや日本シリーズのことばかり考えていたという
栗山監督のことですから、なんとかしてくれるだろうと期待しています。
期待どころか、実現するのを目撃したい気分です。
そんな訳で、これまでCSには足を運んだことはないのですが、今年は初観戦の予定。
そう言えば、観たTVのインタビューでは栗山監督は「プレーオフ」の連発で、
「CS(クライマックスシリーズ)」とは、ついに言いませんでしたね(笑)。
なんとなく愉快だな。

この記事を書きながら聴いているのは写真のCD。
10/2の札幌ドームで流れていたクイーンの「伝説のチャンピオン」をリピートです。
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We are the champions-my friends
And we'll keep on fighting
Till the end

まったく、そのとおりで、ガンバレ! ファィターズ!!
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by capricciosam | 2012-10-04 23:54 | 時の移ろい | Comments(0)