<   2005年 09月 ( 14 )   > この月の画像一覧

聖響&都響@Kitara2005

昨夜更新しようと思ったのですが、睡魔に襲われ早々に就寝
したので、早朝更新です。
さて、一昨日の都響の初の札幌公演に足を運んできました。
最初のモーツァルトから音がよくブレンドされているなぁ、と感じ
ましたが、だからといって濁って聞こえる訳でもない。
実にヴォリュームのある、充実した響きです。
さすが在京プロオケです。
特にチャイコフスキー5番は久しぶりの実演でしたが、よく歌い、
熱情こめた演奏はこの曲の模範演奏のような印象が残りました。
欲を言えば、少々「まとも」過ぎることでしょうか。
この曲の底流に流れているほの暗さがもっと表現されていれば、
とは思うのですが、これは指揮者の音作りの指向とも考えることが
できるため、何年か後の熟成を経て、またこのコンビで聴いて
みたいものです。
しかし、オケをみれば年輩の方もそれなりにいらっしゃるのですが、
ブラームスで共演した若い団員の矢部&古川両氏も達者ですし、
指揮者といい、オケの作り上げる音は「若々しい」感じがしました。
「まとも」で「若々しい」。
書で言えば楷書かなぁ。それも手本のような。そんな印象です。
聖響さんも札響には年に何回かは来演されているようですが、
あいにく聴くチャンスを逃していたため、初の実演でしたが、
今回の巧みな指揮ぶりと真っ当な音楽作りにいたく感心しました。
今後が楽しみな指揮者ですね。
聖響&都響。
足を運んだ甲斐がありました。
ところで、聖響さんがご自身のブログで書かれている
「4年前の都響・サントリーホール・ブラームス2番以上の充実感」
とは、その場を共有できた喜び以上に、ついついその4年前を聴き
たくなってしまいますね。
どんな演奏だったんだろう?

■聖響さんのブログはこちらです。

■道産子団員の小田桐さんのHPはこちらです。

写真はゲルギエフ&ウィーンフィルのチャイコフスキー5番
c0007388_657327.jpg

[PR]
by capricciosam | 2005-09-28 07:01 | 音楽 | Comments(4)

ドライブ日和

彼岸のお参りで母を連れてお寺に足を運びました。
抜けるような青空に、時折吹く風の心地よいこと。
お寺まではちょいとしたドライブになるので、さて何を聴こうかな、
と考えていたら、ふと「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭の
アルプスの美しい風景と小高い丘の上で、
主役のジュリー・アンドリュースが気持ち良さそうに歌う
The hills are alive with the sound of music…
が、聴きたくなって、今日のお供はこれに決まり。
高原にでもいるかのような心地よさが連想させたのでしょう。
しかし、この映画は名曲の宝庫ですね。
「サウンド・オブ・ミュージック」と言えば、この映画を監督した
R・ワイズ氏が91歳で先頃亡くなったのでしたね。
これ以外にも「ウエスト・サイド物語」も監督していたことが紹介
されていましたが、ミュージカル映画の古典的名作を2本も
監督していたとは、うかつにも知りませんでした。
どちらかひとつでもスゴイのに、ふたつもなんて。
一生の誇りだったのではないでしょうか。
映画館通いをしていた若い頃はもうすでに過去の作品となって
いて、映画館で観ることはかないませんでしたが、最近DVDで
手に入れて気軽に観ることが出来るようになりました。
でも、この作品はやはり巨大なスクリーンで堪能したい気持ちが
残ります。
c0007388_18331455.jpg

[PR]
by capricciosam | 2005-09-25 18:41 | 音楽 | Comments(4)

収穫

秋の澄み渡る青空を見ると、夏の暑さから逃れて安堵した
ためか、その空気の爽やかさのせいなのかは不明だが、
思わず内面の緊張が緩み、一息ついてしまう。
まるで、登山をして途中の何合目かで休憩をとって、遠くの
山々や麓を見渡すがごとく、一息ついて周囲やこれまでの
登ってきた道を振り返ってしまうのだ。
人生を四季で例えると、シニア世代は秋から冬にさしかかろう、
とするようなものか。来し方を思い、行く末にも思いをめぐらす。
そんなわけでもあるまいが、秋は一層メランコリックな気分に
陥りやすくなるような気もする。

そんな時に聴くラフマニノフはこの気分にピッタリどころか、
それを増幅してくれるのかもしれない。
その憧憬を含んだ甘美な抒情の大きな大きなうねりに身を
まかせていれば、忘我に陥り、現のあらゆることが見事に
消え去っていく。
甘美なときの訪れ。

昨夜の札響第481回定期演奏会でのラフマニノフ交響曲第2番
はまさにそんなひとときだった。
暗譜で通した尾高忠明音楽監督の棒は確信を持って、第一楽章
からオケを強力にひっぱるが、強引というのではなく、全身を使って
各パートを曲の流れにのせていく、とでも言えば良いのだろうか。
まさしく指揮者とオケが一体となってこの大曲の情感にあふれた
奔流を成していた、と言っても良いだろう。
低弦を中心に増強した弦も健闘していたが、いつもは少々
危なっかしい管も適度なバランスを保ってこの曲の情感の表出に
貢献していた。特に、第三楽章の出来はクラリネットの出来に期待
大なのだが、昨夜は他の楽章も含めてよく健闘していたと思う。
ますます脂がのってきた尾高・札響。
このコンビの好調ぶりが端的に聴き取れたこの一曲でも十分なのに、
アンコールは同じくラフマニノフのヴォカリーズ。
もう、メロメロです。とどめを刺されました。まいったなぁ~。
演奏会終了後、会場を去る雑踏でラフマニノフのメロディを
ハミングしている人が少なからずいたのですが、皆さん、
やはりお好きのようですね。

今夜のもう一曲はエルガーのチェロ協奏曲。
イッサーリスの超絶技巧には感嘆したものの、少々足早に行って
しまった感じ。もう少したっぷりと歌ってほしかった気も。
アンコールの鳥の歌のしみじみとした味わいが印象深い。
ところで、エルガーのこの曲は以前尾高・札響のコンビで
聴いているが、その時はR・コーエン。これもうまかった。
いくらお国ものとは言え、英国には凄いのがいるなぁ。

秋は収穫の季節でもある。
昨夜は稔り多き収穫、と言っても過言ではない一夜だった。

写真はラフマニノフ2番のノーカット演奏の先駆けプレヴィンのCD
c0007388_13372547.jpg

[PR]
by capricciosam | 2005-09-24 13:52 | 音楽 | Comments(4)

まねてみる

あれもやりたい、これもやりたい、と思っても手つかずなことって
ありませんか。
数えてみると結構ありますね、私には。
少し減らしたいなぁ、と思ってはいるのですが、なかなか減りません。

「自分がこうなる、と公言するが、大事なのはいついつまでに、
と期限を設けること。」(江村林香)

そこで、先日、本ブログでも書いた江村さんのマネをして、
「いついつには何をする」と公言してみました。
かみさんを迎えにいって親戚と歓談していた時に、
減らしたい願望のひとつをふと思いついて口にしてみました。
私にとっては経験ゼロなのですが、一年間の猶予期間で
親戚の前でやってみせる、ととりあえず言ってみました。
「お父さん、大丈夫なの?」とかみさんからは少々心配の声。
なに、できなかったら恥ずかしい程度の事なのですが、
意欲だけはあるので、あとは実行あるのみでトライしてみます。
あ~あっ、ここにも書いちゃったから、ますます追い込んじゃったなぁ。
がんばろー、っと。(^^)
[PR]
by capricciosam | 2005-09-22 07:14 | 時の移ろい | Comments(2)

奇遇

かみさんが実家に帰っていたので、この連休18・19日を利用して
迎えに行ってきました。
帰ってくる途中の某市で午後1時を過ぎていたので、ラーメンでも
食べようか、と立ち寄りましたが、お目当てのラーメン某は
2時にもなろうか、というのに店外に長蛇の列、列、列。
しかたなく近くの混んでいなさそうな店に入り、席に落ち着いて
運ばれてきたラーメンを食べ始めた時でした。
入口から別のお客が入ってきたか、と思ったら
「え~っ、○○○おばさんだ」
とのビックリした声をあげています。
かみさんも顔を上げて、ニコニコしています。
入り口に背中を向けていた私も思わず振り返って見ると、
なんとかみさんの妹一家だったのです。
声の主は昨日会ったばかりの義妹の長女の声でした。
実は迎えに出発した18日に市内に住んでいる義妹の家に寄って
お土産を置いて来ていたので、次の日は寄らずに帰ると電話で
告げていたのでした。義妹たちも義弟の買い物ででかけていた、
とのこと。たとえ寄っても空振りだった訳です。
思わぬ所で会えたので一番喜んでいたのはかみさんのようでした。
ラーメンそっちのけでかみさんと義妹がしゃべっていたのには、
内心ほほえましいやら、あきれるやら。
二人ともよくしゃべります。
義妹はとうとうのびたラーメンをほとんど残してしまいました。
やれやれ申し訳ないことをしたな、と思いつつも、
会えて良かったな、との安堵した気持ちがつい先立ってしまいます。
ほんと奇遇なひとときでした。
[PR]
by capricciosam | 2005-09-20 22:43 | 時の移ろい | Comments(0)

すごいなぁ②

今夜は第九合唱の練習日。
プロ指揮者のいらっしゃる日で、これは全員必修。
何しろ仕事の都合で練習にはほとんどでられないため、
こんな時はとても貴重です。
これまでも何人かのプロの指揮者の練習に参加してみて、
限られた時間に、しかも素人に対して、皆さんいかに効率良く
自分の意図を浸透させようか、と苦労されているのですが、
その表現は様々で、興味深いものです。

・まるでタンカーが進むように、全パートがまっすぐ、幅広く
・力まかせにしない、「愛」でふくらませている感じ
・天上から降るように
・すぐひっこまずに、きちんと音をわたす
etc

やはり、素人相手ですから例えが多くなりますね。
でも、こうしてもらうことでイメージが掴みやすくなり、表現も
変わっていくから、大したものだ、といつも感心しています。
もちろん、楽譜の同じところを同じように注意されることも
ありますが、なかには、食い違う場合も。

・ffらしく
・ffだけど3割引くらいで

はて、どうしたらよいのか、と悩む必要はありません。
そのときの指揮者の指示に従って、歌うしかないのです。
そうしないと、バラバラな合唱のトンデモ演奏会に陥ってしまいます。
これではチケットを買ってくれたお客様に申し訳ありません。
終わった後にでも、ゆっくり解釈をアレコレ楽しめば良い訳です。
さて、今回の指揮者の方も、非常に個性的な方で、
色々なアドバイスをくれますが、本番までに消化しなければならない
ことも結構な量です。
その本番もあとわずかとなりました。
[PR]
by capricciosam | 2005-09-17 22:21 | 時の移ろい | Comments(4)

すごいなぁ

TVでエアトランセ社長の江村林香さんをとりあげていました。
「90点を100点にすることは難しいが、0点を10点にすることは
簡単」
彼女が短大時代に家庭教師で月収60万円を稼いでいた当時
の発想がこれらしいです。
家庭教師も4年生が主流を占めている時に、短大生の自分が
「いかにして稼いでいくか」と考えた末にたどりついたのが、
対象を偏差値40以下に限定するやり方でした。
なるほど、「コロンブスの卵」ですね。
番組の最後に彼女が言っていたこと。
「自分がこうなる、と公言するが、大事なのはいついつまでに、
と期限を設けること。」
そう言えば、夢は描いても、そこにそれはいつのことなのか、
と少し制限要因を設けることはあまりないですね。
ひとくふうで、結果がちがってくるのでしょう。
江村林香さんのブログはこちらです。

そう言えば、かなり以前ですが、幸田シャーミンさんのお話を
聞いたことがあります。これも少し似たような話でしょうか。
彼女がハーバード大学に留学していた時の講義の一端を話
していました。
最初の講義で次のようにきかれたのだそうです。

・一時間後の自分がどうなっているのか、書きなさい
・一日後の自分がどうなっているのか、書きなさい
・一週間後の自分がどうなっているのか、書きなさい
・一ヶ月後の自分がどうなっているのか、書きなさい
・半年後の自分がどうなっているのか、書きなさい
・一年後の自分がどうなっているのか、書きなさい
・十年後の自分がどうなっているのか、書きなさい

これは意外に難しく、私はすぐに答えられなくなりました。
いかに、人は行く末に思いを巡らすことが不得手か、ということの
現れなのでしょうか。と、言うよりもいかに明確な目標を持って、
計画的に生きていないか、と考えるほうが妥当なのかもしれません。
[PR]
by capricciosam | 2005-09-16 23:57 | 時の移ろい | Comments(2)

ミスマッチ

琵琶湖にピラニア(以上京都新聞より)

取り扱いが全国的に比較的地味だったのは安易にマネする輩が
でてくるのを恐れたからだろう。
しかし、我が目を疑ったのは、確か。
もちろん事故等の偶発的事態も想像できなくはないが、
人為的に放流したと考えるほうが、この場合自然か。
しかし、肉食性のピラニアは人間にとっても危険、ということは
シニア世代の私には「常識」と思っていたので、夏には泳ぐ人もいる
琵琶湖に放流することは危険とは想像もできなかったのだろうか、
と不思議でしょうがない。
ブラックバスの例もあるように生態系を破壊するかもしれないとは
考えもしなかったのだろうか。一応水温が低いと越冬する可能性は
低いらしいが、果たして絶対にそうだろうか。
万が一越冬して繁殖していったら、と考えるとゾッとする。
北海道ではセイヨウオオマルハナバチの野生化という例がある。
農業で導入されているハチなのだが、導入当初は北海道では
越冬できない、死に絶えると言われていたが、道内各地で
越冬して野生化し、繁殖していることが、報告されていて、
既存の生態系への影響が心配されている。
生物は環境に順応する力を持っているのだから、絶対とは
言い切れないこともあるのではないか、と思う。
偶発的な事故でなければ、どのような意図で行われたのか。
今回の一件は、社会・社会性の総体的な衰退・衰弱の一端を
示唆しているような気がする。
[PR]
by capricciosam | 2005-09-15 05:31 | 時の移ろい | Comments(2)

リメンバー④

審判は下った。
午後8時段階の各TV局の出口調査の圧倒的な予想に驚く。
与党の地滑り的圧勝により、これで郵政民営化の流れは
決定的となった。結果は厳粛なもの故、改革の本丸という
郵政民営化の進展を国民のひとりとして注視したい。

郵政民営化の是非を問う、という主張でなされた今回の選挙。
そもそも多大なコストをかけた衆議院議員選挙で争点が一点
だけだった、なんてことがあり得るはずはない。
議員は単一の政策の遂行に関わって良し、とするだけにある
のではない。議員には多方面での深い見識と判断力が求められる。
急ごしらえの候補に至っては、郵政民営化のみ意見は明確だが、
他の論点にはなんら明確で具体的な意見のない者も多いようで、
「これから勉強します」なんてことを平気で言う当選者もいた。
多大な議員歳費も税金から賄われているという自覚がないようだ。
勉強は議員になる前にしっかりやっておいてくれ、と言いたい。
おっと話が横道にそれた。

問題は内閣が郵政民営化の次に何をやるか、だ。
「日本の借金時計」というのをご存じだろうか?
現時点での日本の国家としての借金と一戸当たりの借金が
示されている。
数字が目まぐるしくはね上がっていくのがわかる。

今年3月現在での日本の国家としての公債、すなわち
借金の残高をご存じだろうか?
財務省の「公債残高の累増」をご覧なれば一目瞭然。
財務省自体が「将来世代の大きな負担」と言ってる。

要するに、借金は増加するばかりで若い世代や子孫に大きなツケ
がくるのが確実な状態、ということだ。
そこで、私は次のように考える。
少なくとも国家というものの最も重要な要件のひとつは、国民が
経済的に不安を抱くことなく、安心して暮らしていけることでは
ないのか。
それ故、破綻の道をひた走る財政の建て直しが焦眉の急である
ことを自覚して、この国の子々孫々にまで祟りそうな「借金」を
いかに具体的に減らしていくのかに、いち早く着手してもらいたい、と。
というのも、財政運営が失敗して金融危機に見舞われ国民が苦労
を強いられた国家は過去においてただのひとつもなかっただろうか、
と思うからなのだ。

そして最後になるが、4年前のテロに見舞われた多くの犠牲者の
冥福を心から祈りたい。
[PR]
by capricciosam | 2005-09-12 22:39 | 時の移ろい | Comments(2)

リメンバー③~投票日和だよ

朝からスカッと晴れた絶好の行楽日和、否「投票日和」。
今朝は起きてすぐに投票してきました。
いままでこんな早い時間に投票したことはないのですが、
老若男女問わず、多くの人が来ていたのにはビックリです。
関心が高い現れですかねぇ。
この調子で投票率が高くなることを期待したいです。

なんと言ってもシニア以下の若い世代の人ほど、自分たちの
将来負担しなけりゃならないコストをいかに軽くしてくれる政党、
政治家はどこか、誰かを真剣に考えて一票を投じてほしいなぁ、
と期待したい。
シニアはその点では真剣にならざるをえないんですよ。
でも、若い皆さんもいずれはシニア。
そのときにため息つかないように、今こそ行動しておきましょう。

そんな訳で、投票を終えた私は、夜の開票速報を楽しみにして
心おきなくこれから出かけます。
[PR]
by capricciosam | 2005-09-11 08:34 | 時の移ろい | Comments(4)