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モーツァルト番外編・音楽療法

ストレス治療のひとつに音楽療法があるようです。
人気が低迷しているクラシックも活用されているようですが、
なかでもモーツァルトの人気は高いようですね。

普段、モーツァルトを聴いても「聴き流し」に近いので、
格段ストレス解消を意識したことはなかったのですが、
ちょっと興味が湧いたのでググってみました。

ヒーリング、カウセリング、セラピー、健康etc

この当たりの言葉と関連してよくでてきます。
商品化された専用CDもたくさんあるようです。
そこでググってヒットしたうち、上位100ほどを調べて
みると、なかにはよくでてくる曲もあります。
それらを参考に、独断と偏見で自分なりに効きそうな曲
をピックアップしてみました。
ただし効く保証はありません。(^^)

「私家版ストレス解消に効きそうなモーツァルト」です。

a アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク第2楽章
b クラリネット協奏曲第2楽章
c オーボエ協奏曲第2楽章
d フルートとハープのための協奏曲第2楽章
e グラン・パルティータ第3楽章

ここちよく、慰撫するがごとき調べに身を委ねていると、
高ぶった神経を鎮めてくれます。
そのうち睡魔が襲ってきて、スムーズに寝られそうです。
これらのうち3曲は「ゆっくり」、「ゆるやかなテンポで」
という意味の「アダージョ」です。以前「アダージョ・カラヤン」
というCDが大ヒットしましたが、あの「アダージョ」です。
やはり、ゆったりとしたテンポが良いのでしょうか。
ただし、このマッタリ感がキライな方は、
逆にストレスがたまるかもしれません。(^^)

何れにせよモーツァルトには名作が多いので、乱読ならぬ
乱聴でも気に入る作品に出会える、と思います。
また、できれば一曲全部を聴いてみることをお薦めします。

■取り上げた曲を試聴できるサイトもありました。こちらです。

■写真のCDはトン・コープマン/アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
 併録されているディヴェルティメントもイケます
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by capricciosam | 2006-01-30 23:45 | 音楽 | Comments(4)

モーツァルトの誕生日によせて

昨日はモーツァルトの誕生日だったんですね。
すっかり忘れていて、帰宅してニュースを見ていたら
生誕地ザルツブルグの様子が流されていました。
一日遅れですが、生誕250年でもあるし、
メモリアルとして記しておきます。

私にとっての忘れじの一曲は「ピアノ・ソナタ第8番」です。

第一楽章の冒頭からちょっと緊張をはらんだもの悲しい
主題が展開されて一種異様な雰囲気のまま進みます。
第二楽章では第一楽章の精神的に追いつめられている
かのような切迫感から一転して、ゆったりとした歌が
しみじみと歌われていきます。まるで慰めのようですが、
時おり暗い表情があらわれ、第一楽章の気分が連想
されます。
第三楽章はまるで第一楽章に立ち返ったかのような、
悲しい雰囲気が再現され、快速気味に展開して、突如
としてピリオドが打たれ、悲劇的な余韻を残して終わります。

めったに手を出さないジャンルなのですが、この曲の
厳しくも暗い雰囲気がとても印象深く、モーツァルトに抱いていた
イメージとは異なっていました。そこで俄然興味が湧いて
その他のピアノ・ソナタも聴いてみるきっかけとなりました。
総じて典雅な、無邪気な雰囲気の感じのピアノ・ソナタが
多い中で、やはりこの曲は異質な感じがぬぐえません。
よく言われる失職して、求職中のパリで同行していた母が死ぬ、
という状況とも関係しているのかもしれません。

モーツァルトの曲は嬉々として遊んでいるかのような無邪気さ
を感じさせる曲もあれば、なにやら悲しげな雰囲気に充ちている
曲もあります。この曲は後者の中の、人を惹きつけて止まない
優れた作品だと思います。

■写真のCDはこの曲との出会いとなったマリア・J・ピリス
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by capricciosam | 2006-01-28 11:35 | 音楽 | Comments(6)

ホリエモンの退場

昨夜はホリエモン逮捕のニュースを知り、
TVのチャンネルをあちこち替えて見ていました。
そのうち小菅に収監されてからは報道が単調になりだし、
かつ手のひらを返したようにホリエモンを呼び捨てに
し続けていることに、「散々もてはやして利用していたのに」
と、なにやら解せぬモノが段々たまってきました。
「なんか矛盾を感じるなぁ」
そのうち眠くなり寝てしまいました。

先日も書いたのですが、ホリエモンの拝金主義的な
側面は受け容れがたいものだったのですが、発想や
行動の仕方は閉塞感、停滞感の漂う世相に風穴を開ける
部分があり、好悪を別にして注目していました。
結果的に違法な自作自演劇の疑いで逮捕された訳ですが、
上場する企業の経営責任者としては、なによりも
「フェアで法を守る」ことが求められることを
忘れてほしくなかったですね。
仮にそんな気持ちがそもそもなかったとしたら、
退場は当然なのでしょう。

先ほどライブドアの「社長日記」をのぞきましたが、
もう削除されていました
(追:「livedoor社長日記」から「堀江貴文日記」に変更して
残っていました。お詫びして訂正いたします。
tokkey_0524zet さんご指摘ありがとうございました。)

ポータルサイトとしての一番の売り物を除外せざるを
えなかったライブドアの苦境はこれから深刻化するのでしょう。
株価の大幅下落に加え、監理ポストに移されて
上場廃止の現実に直面する可能性が高まってきた訳ですから
会社の存亡をかけた日々が始まっていることは
素人でも推測できます。
一般社員の今後を想像するとお気の毒なのですが、
当分の間、ライブドアの動向には目が離せないのでしょう。

でも、私個人としては「耐震構造偽装事件」や「米国産牛肉事件」
を忘れるつもりはありません。
マスコミも政治もライブドアショックに惑わされずに
こちらもしっかり追求してもらいたいものです。
こちらは直接的に「命」に関わる重大事件なのですから。
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by capricciosam | 2006-01-24 23:51 | 時の移ろい | Comments(11)

雪の造形

昨日今日と降雪も一段落です。
少し寒気も緩んだ気配もあるのですが、
散歩していると、やはり寒いですね。
その途中でちょいと不思議な雪上の跡を発見。
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道路脇の除雪した雪山に規則的に並んだ跡。
なんだかわかりますか?

はじめ見つけた時、私も「?」でしたが、
正面から見たら納得です。
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子供が腕を拡げて背中から雪に身を投げ出した跡なんですね。
小さい頃、私もよくやりました。
投げ出してから、しばらく青空と流れる雲を見ていたりして。
冷たくなるので長時間は無理なんですけれどね。
懐かしいなぁ。
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by capricciosam | 2006-01-22 20:12 | 時の移ろい | Comments(0)

ミノルタの退場

連日降り続く雪は、昨年暮れの雪が降りそうで降らなかった頃の
「雪が降ってほっとした」なんて気分をすっかり遠のかせてくれました。
一階の窓もちらほら隠れそうないきおいです。
まあ、よう降ります。

なんて日常に追われていたら、先日の「ライブドアショック」の
発生です。驚きましたが、素人には唐突すぎてよくわかりません。
時間も経ってマスコミの解説もわかりやすくなってきましたが、
要は「ホリエモンの違法か違法の疑いのある自作自演劇」
ということなのでしょうか。
彼の拝金主義的発想には共感できないのですが、
発想的にブレークスルーしていくところは、ある意味
時代の閉塞感をうち破る一人かな、と期待していました。
童話のカエルのようにならなければ良いのですが。

でも、それに連動した東京証券取引所の取扱い中止が
事態としてはより深刻だなぁ、と思いました。
昨年の2度のトラブルに引き続きまたもやですから、
世界的な信頼の失墜が景気回復や長期的な日本の位置づけに
悪影響を及ぼさなければよいなぁ、と素人ながら考えます。
それにしてもシステムの破綻に備えた対策がお粗末だった、
としか言いようがないですね。
またシステム自体の瑕疵はゼロになったのでしょうか、心配。

ところで一番驚いたのは、扱いとしては小さいのですが、
コニカミノルタがカメラ・フィルム事業から撤退
というニュースでした。
先日のニコンのニュースは規模の縮小で、
まだ若干の救いがあったのですが、
こんどは完全撤退ですから衝撃が違いました。
当時、一眼レフカメラに興味が湧いてきた頃で、
オートフォーカスカメラの出現は、個人的にはうってつけでした。
当時のベストセラーであるミノルタα-7000を大枚投じて
買ったものでした。
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ほんとに、これでよく撮りました。
今では調子もイマイチなのですが、それでも
なかなか手放せません。
そんな私でさえ、今じゃデジカメかカメラ付きケータイ
ぐらいしか扱わないのですから、間接的にしろ
退場に一役買ってしまった訳です。
身勝手なものですが、さびしい限りです。

雪に埋もれている間にも世間では驚くような事が起きます。
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by capricciosam | 2006-01-19 23:26 | 時の移ろい | Comments(5)

老人と海@新潮文庫

カリブ海のバハマにあるホテルが火災にあった。
ヘミングウェイ博物館があり、ヘミングウェイ
ゆかりの写真や遺品も焼失した
ようです。

このニュースを見て、脳裏に一冊の本がよみがえり、
書棚の奥からその文庫本を引っ張り出してきました。
ヘミングウェイの「老人と海」。
青春時代に読んだ印象深い作品のうちのひとつです。
長編というより、中編程度のボリュームで、
ストーリーはご存じの方も多いと思うので、ご紹介は
文中の主人公サンチャゴの独白である

「おまえは84日の不漁を餌にして、その運を買おうとした。
相手もすんでのところで売ってくれるところだったじゃないか」
                    (新潮文庫 訳:福田恒存)

という凝縮された一文にとどめたいと思います。

私が読んだヘミングウェイの作品は、実はこれだけです。
というより、これ一冊でヘミングウェイという作家自体に
満足してしまった、という気持ちに陥いらせてくれた作品なのです。
ファーストチョイスがラストチョイスになってしまった訳ですから、
出会いというのは不思議なものです。
そのくらいこの作品はシンプルなシチュエーションの中で
自然と人間、老いと若さ、強さと弱さ、運命の皮肉、非情さを
見事に凝縮させていて、完成度の高い魅力あふれる名作です。
また、このハードボイルドタッチが、多分にその後の
私の読書傾向に影を落としているかもしれない、と
今さらながら思わぬでもないですね。
ヘミングウェイゆかりのホテルや遺品が失われたことは
本当に残念だと思いますが、この「老人と海」は
読み継がれていってどの世代においても感動を与えるのでしょう。

まったくの蛇足ですが、現在も新潮文庫で発売されています。
表紙は変わったようですが、現在の価格は420円でした。
ちなみに、引っ張り出してきた当時の文庫本(写真)は
30年以上前に発行されたもので定価100円でしたから、
ごく大雑把に言って、10年で100円ずつくらい値上がりしてきた、
という計算になるんでしょうか。
文庫本も小銭というよりも紙幣で買う、というイメージがここんとこ
ずっーとあったんですが、なんとなく納得できました。
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by capricciosam | 2006-01-15 22:15 | 読書 | Comments(2)

運動不足

どうやら雪も一段落したようです。
それとともに寒波も少し緩みました。
今日も午後からカミサンと少し長目の散歩です。
曇り空なのですが、無風で雪も降っていないので
ちょうど良いです。
正月以来運動不足気味なので、気合いを入れ直さなければ。
降り続けた雪の影響で歩道も狭く感じられ、少し歩きづらい
のですが、なんとか日も暮れない内に帰ってこれました。
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by capricciosam | 2006-01-14 17:15 | 時の移ろい | Comments(0)

PMFカレンダー当る

こいつぁ、春から縁起がいいわい!

いい歳をして何事なんだ、とお思いでしょうが、
どうやらプレゼントに当選したようです。
昨年の本の時もそうでしたが、気に入ったプレゼントに
当たるというのは、やはり嬉しいことですね。

帰宅してみると、なにやら大判の封筒が届いていました。
封筒の表面には次のように印刷されています。
「Pacific Music Festival 2006 CALENDAR」
「うん?、PMFカレンダー!?おーっ!」
今回初めて作成したとかで、限定○名(忘れました)に
プレゼントするというので、以前応募したものだったのです。
さっそく中を確認してみると、写真にはサンティおじさん
東京カルテットが写っています。
ブログでもとりあげた昨年の演奏会が思い出されます。(^^)

PMF自体は夏なのですが、オーディションが1/22のベルリンから
始まって、3/8のハノイまで国内外19ヶ所で開催されるようです。
もうすぐ若い皆さんの挑戦がスタートするんですね。
できるだけ多くの方に札幌の地を踏んでいただきたいものです。
今年は先日聴いてきたゲルギエフが一昨年に続いて
首席指揮者として再登場します。
これも楽しみです。

■PMFの会期は7/8~8/3です。詳しくは公式HPをご覧ください。
 チケットですが、道外は3/26、道内は4/22から発売のようです。
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by capricciosam | 2006-01-12 22:46 | 時の移ろい | Comments(0)

降ればいいってもんじゃない

せっかくの休日でしたが、ずっと雪でした。
本州の日本海側を中心に犠牲者が多数おられるようで、
改めてこの度の雪の猛威ぶりに驚いています。
ほんとにお気の毒なことです。
晴れ上がった今日はわが家もご多分に漏れず雪かきでした。
写真は近所の庭木の様子です。
庭木の枝も雪で重たそうです。
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昨日はおじとおばの見舞いに行ってきました。
おじは外見は元気そうになり私たちとしても何よりでした。
でも事態は刻一刻と深刻化していっているようで、
これからつらい場面も覚悟しなければならないようです。
それから昨夜はNHKでがんの緩和ケアの番組を途中から
見ましたが、がん患者のみなさんの真摯な発言に心打たれ、
心ある医療関係者の努力には頭が下がりました。
でも、全国的にそういう取組みをする医療関係者の絶対数が
少ないこと、仕組みづくりが遅れていること、制度の不備、
そしてなによりも行政の対応のスピード不足を感じました。
行政の尻をたたくのは政治の役目でしょうし、
その政治の尻をたたくのは国民なんですから、
国民とて無関心で良い訳がありません。
自分がそのような境遇に無縁であるという保証はないのですから。
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by capricciosam | 2006-01-09 20:31 | 時の移ろい | Comments(2)

ゲルギエフ&マリンスキー歌劇場管弦楽団@Kitara2006

今年の聴き始めです。
昨日の札幌はあいにくの雪が降る荒天でしたが、
新春早々の期待の公演だけに会場はほぼ満席でした。

実はこのコンビの札幌公演は今回で2度目です。
(前回はキーロフ歌劇場管と言っていました)
2002年に初来札した時は、わが目を疑うくらい空席が目立ち、
実にもったいない感じでした。
シェエラザードをメインに据えたプログラムでしたが、ツアー最終
に近いせいか、音もよく練れていて、アンコールのトレパークは
空前絶後のすばらしい演奏でした。
2004年にはゲルギエフがPMFに単身再来札してくれて、それで
ようやく札幌でもゲルギエフとこのオケのコンビが定着したのかな、
と改めて満席に近い会場を見て思いました。

さて、昨夜は「くるみ割り人形」よりの抜粋を連続で約35分、
休憩をはさんでマーラー交響曲第5番でした。
会場からは盛んにブラボーが飛んでいましたが、
期待したアンコールはなし。
(もう一度あのトレパークが聴きたかったんですが、残念)
肝心の演奏ですが、「くるみ割り人形」は第2幕を中心とした有名曲
はないので、やや感興に乏しい部分はなきにしもあらずでした。
無難な安全運転のような感じで、可もなく不可もなくといった所。
やはりツアー初日ということも影響しているのかも知れません。

続いて当夜のメインとなるマーラーです。
第一楽章:トランペットが不安定でちょっと不安な部分も
ありましたが、すぐにこのオケのフルパワーが発揮され、
見事な感情のうねりが描出されていました。
第三楽章:明るいながらもなにやらしんみり感もあるこの楽章は
ホルンのうまさが印象に残りました。それと弦のピチカート・ソロの
かけあいが今更ながら見てわかり(過去シノーポリの実演には
接していたのですが憶えていません)、この悲しげなワルツが
よけい印象的でした。
第四楽章:前回の来演の時もハープはうまいなぁ、と感じた
のですが、この楽章の耽美的な雰囲気を弦とともにうまく
出していたと思います。
ゲルギエフもオケも楽章が進むにつれ尻上がりに好調になり、
持てる力量を十分に示してくれて最終楽章を終えました。

正直「ゲルギエフとマーラー」は?な部分もありましたが、
どうして終わってみると、十分堪能できました。
全て終わってみれば、新春早々の聴き始めとしては大満足でした。
とにかく、このオケはなにを演奏してもうまい感じですね。
そこにゲルギエフですから、最強コンビと言っていいでしょう。
昨夜の札幌から始まって最終日31日の浜松まで、全国を縦断する
ようです。プログラムも札幌で取り上げた以外にワーグナー、
ショスタコーヴィチ、ムソルグスキーetcと実に多彩です。
交響曲はいずれも第5番なのは偶然なのかな。
特にワーグナーはどんなサウンドになるんだろうか。興味津々。

蛇足ですが、いつも話題になるちっちゃな指揮棒は、最初は
持って指揮していましたがくるみ割り人形の途中からは持たず、
そのままマーラーも指揮していました。(^^)
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by capricciosam | 2006-01-08 09:52 | 音楽 | Comments(4)