<   2008年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展@国立西洋美術館2008

ハンマースホイという人はまったく知りませんでしたが、
フェルメールとの類似性(写実的な室内表現)が旅行前から
たびたび話題になっていたので、ついでに立ち寄ってみました。

「し~ん」と静まりかえったかの如き室内風景が、
暗く沈んだモノトーンを基調として描かれています。
開け放たれたドアの向こうにも人の気配は感じられません。
しかも、たまに人が登場してもほとんどが後ろ姿。
モデルは妻のイーダ。
鑑賞者は、まさしく「覗き見る者」のごとき錯覚に襲われますが、
頑なに拒否されたような居心地の悪さはあまり感じられません。
むしろ、不思議な浮遊感さえも感じました。

同じ室内表現とは言っても、描かれる人の重みは
フェルメールの場合は「主」であって、ハンマースホイは「従」というか、
極力意識させない程度の存在として描かれていることから、
まったく別の方向性の個性であることがわかります。
テーマが「静かな詩情」とありましたが、まさしくそんな感じです。
これも見応えのある展覧会でした。

会場にはポスターにもなっている絵に登場するパンチボウルも
展示してありました。絵でもわずかに蓋が閉じられていないのが
わかるのですが、これは蓋の割れたところを金具で止めてあった
からなんですね。
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by capricciosam | 2008-11-30 13:30 | 展覧会 | Comments(0)

フェルメール展@東京都美術館2008

かなり前のことですが、札幌で「オランダ絵画の黄金時代」という
展覧会が開かれました。
ハーグのマウリッツハイス王立美術館所蔵作品が展示され、
所蔵する3点のフェルメールの作品のうち
「真珠の耳飾りの女」(当時は「青いターバンの少女」と言ってました)
「ディアナとニンフたち」
の2点を観ることができました。
前者の強烈な印象は忘れがたいものです。

それで、フェルメールの作品を観るのは今回で2回目となりますが、
世界中でも30数点しかなく、各地に所蔵されている作品のうち、
例え重複が一点あるとは言え、まとまって7点もみられる機会は
そうそうあるものではありません。
「生涯においてこのチャンスを逃すと後悔しないか?」

展示してある順番は制作年順になっていて、次のとおり。
①「マルタとマリアの家のキリスト」fromエジンバラ、英国
②「ディアナとニンフたち」fromハーグ、オランダ
③「小路」fromアムステルダム、オランダ
④「ワイングラスを持つ娘」fromブラウンシュバイク、ドイツ
⑤「リュートを調弦する女」fromニューヨーク、米国
⑥「手紙を書く婦人と召使い」fromダブリン、アイルランド
⑦「ヴァージナルの前に座る若い女」個人蔵

展示は大きく①~③、④~⑦に分けられています。
①や②はフェルメールの代表的作風からは、にわかにフェルメールとは
考えられない作品。②は修復の結果、右上の青空は見事に消され、
絵全体が夜の情景に変わっていました。
(札幌で観た時は青空があったはずなのだが、残念ながら記憶にない…)
でも、この方が自然な感じはします。
③は想像以上に小さな絵でしたが、書き込まれている内容は密。
恐らくフェルメール自身は格段の意識もなく日常の景色を描いた
のでしょうが、技術的な成熟段階にある「うまさ」を感じさせます。

フェルメールは窓のある室内で様々なパターンの作品を残していますが、
④⑤⑥もそれらに属するのでしょう。
同様な構図での作品に登場する女性はおしなべて慎ましやかなのに比べ、
④の女性の歯を見せた笑顔がなんとも上品さに欠け、一種の邪悪さや
俗っぽさを漂わせる不思議な作品。
⑤は調弦する女性が何かに気をとられたかのごとく窓外に視線をやる姿の
一瞬の切り取り方のうまいこと。
⑤は④の4~5年後に制作されたようですが、光と影の扱い方は
より深化しているようで、その点では⑤の5年後に制作された
⑥がひとつの到達と円熟を示していたように感じました。
さて、⑦は③以上に小さな作品で、かつ真贋論争がある作品。
私の第一印象も「贋作っぽいなぁ…」
まあ、100%贋作とは言わないまでも、後年誰かの手が入った作品
じゃないのか、という印象が残りました。
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<蛇足>
もの凄い混みようで、入場前の行列は覚悟。
どうせ待つなら、と私は開場前に数十分並びました。
入場後は展示作品を順番に観ることなく、他の作品はスルーして、
フェルメールを順番に観ていきました。
おかげで、どの作品も誰にも邪魔されることなく
かぶりつきで鑑賞できました(^^)
ただ、フェルメールを一巡して、もう一巡と思ったら
もうあちこちに人だかりができて、ややしんどい思いで
二巡目を終えました。三巡目はもうほとんど無理。
朝一が無理なら、ケータイでの待ち時間チェックは必須でしょう。
<さらなる蛇足>
2006年末に写真の本を偶然買い求めていました。
積ん読だったのですが、観に行くと決めてから予習を兼ねて読みました。
フェルメール作品の概要を掴むにはうってつけでした。
鑑賞するために世界を旅する、なんて素敵なことでしょう。
ああ~、あやかりたい、あやかりたい…
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by capricciosam | 2008-11-29 22:15 | 展覧会 | Comments(0)

ピカソ展@国立新美術館&サントリー美術館2008

「巨匠画家」と言って、私の脳裏に真っ先に思い浮かぶ筆頭はピカソ。
そのピカソ作品を世界中で最大規模で収蔵している美術館が
パリ国立ピカソ美術館だが、その改修を機に行われた世界巡回展が
日本の、東京にやってきた。
しかも、展示数もハンパではなく国立新美術館で約170点、
サントリー美術館で約60点と、かなりまとまって観るチャンスとなった。
「生涯においてこのチャンスを逃すと後悔しないか?」

まずは国立新美術館へ。
ここでのテーマは「愛と創造の軌跡」

生涯に愛した女性は一体何人なのか?
というくらい女性遍歴を重ねたピカソではあるが、
それは生きることと愛することという根源的なモチーフが
作品の創造と密接に結びついていたためだろうが、
その辺りが納得できる展示となっていた。
もちろん、対象の要素を再構成したキュピズム辺りになると、
「正直わからない」というのが率直な印象なのだが、
作品の持つ力は決して衰えることなく迫ってくるから不思議だ。

なかでも、興味深かったのは展覧会のポスターにも取り上げられている
「ドラ・マールの肖像」と「マリー・テレーズの肖像」の対比。
会場でもこの二つは並んで展示されている。
出会いはマリーの方が早く、二人の間には娘が誕生している。
両方ともキュビズムタッチで描かれているが、マリーの肖像で
使われている色彩は地味で穏やかで、控えめな印象を与える。
これはマリーの性格故なのかとも思えるが、むしろ、
ピカソの限りなき慈しみの現れ、と考えるほうが自然ではないか。
一方、マリーとの出会い以後に出会ったドラの肖像は、明るい色彩と
生き生きとした表現に、まるでピカソのときめきを感じるかのようであった。
性格の異なる二人の女性の間で、どちらにも惹かれ、懊悩するピカソ。
そんな、ピカソの姿がかいま見えたような気がした。

次に東京ミッドタウン内のサントリー美術館へ。
ここでのテーマは「魂のポートレート」

最初に青の時代の「自画像」が置かれている。
青を基調としたタッチで若い画家が描かれている。
目は見開かれ、年齢以上の背伸びした老成ぶりが感じられる。
若き日のピカソの意気込みを感じさせる完成度の高い作品。
さて、展示の最後は死ぬ一年前の作品「若い画家」
恐らく自分の若き日を描いたこの作品では、
晩年まで愛欲に生き抜いた毒気は感じられない。
点として描かれた眼にはなんらの欲も感じさせることなく、
実にさっぱりとした、むしろ清々しささえ感じさせる雰囲気がある。
死を目前にして至った老境のなんと穏やかなことか。
この対比だけでも、この展示は観た甲斐があった。

こんなボリュームで鑑賞する機会は私にとってはもうないだろうが、
天才ピカソをまさしく「堪能できた」展覧会であった。
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<蛇足>
国立新美術館の天井の高さと明るさは十分すぎる程。
あの開放感や余裕が鑑賞者の心の余裕を生むのでしょう。
一方、サントリー美術館の狭さと暗さは鑑賞者の集中を
生むのでしょう。性格の異なる展示環境。
歩いて数分の距離での合同開催は楽しい企画でした。
もちろん「ピカソ割引」は使いましたよ(^^)
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by capricciosam | 2008-11-28 21:36 | 展覧会 | Comments(0)

ゲルギエフ&ロンドン交響楽団@Kitara2008

今年の掉尾を飾る、と言ったら、まだ一ヶ月もあるのに…
という声も聞こえそうですが、私にはまさしくそうでした。
実に充実した演奏が繰り広げられました。

一曲目ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第三番
時々現れるメランコリックさに「ハッ」とさせられながらも、
有名な二番に比べたら、私には印象が散漫なこの曲。
今夜も大して期待しなかったのですが、若きアレクセイ・ヴォロディンの
確信に満ちた完璧とも思えるタッチにぐいぐい引き込まれて、
飽きずに堪能しました。これは実に僥倖でした。
会場も盛大に盛り上がったところを見ると、同様だったのだろうか。
鳴りやまぬ盛大な拍手に応えてアンコールは
ラフマニノフのプレリュード嬰ト短調

二曲目プロコフィエフ/バレエ「ロメオとジュリエット」組曲より
第一組曲と第二組曲からの曲を抜粋し、
組み替えてひとつのストーリーを形づくっている。
この原曲も魅力的なメロディーが随所に現れるが、
どんな意図があってこの配列にしたのかは知らねども、
この構成でも全然違和感なく楽しめた。
ゲルギエフのドライブは相変わらず「完璧」で、
ロンドン響から繊細にしてゴージャスな響きを引き出していた。
「う~ん、凄い」
ゲルギエフの指揮するオケとしてはマリインスキー劇管、
PMFオケに次いで3つ目なれど、どのオケも迫力は十分にして
ニュアンスを失わないところが、なんともカリスマのカリスマたる
由縁か。
アンコールにプロコフィエフ「3つのオレンジへの恋より行進曲」
指揮を終え、腕を下ろして振り向いた時のゲルギエフの満足そうな笑顔。
もう、何をか況やです。
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<蛇足>
会場は8~9割程度の入りか。ステージ周辺が特に埋まっていた。
札幌は日本ツァー初日で、今回はプロコフィエフ・チクルスのようです。
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by capricciosam | 2008-11-27 23:33 | 音楽 | Comments(2)

東京てくてく

久しぶりの東京でした。
羽田に着いてからは公共交通を利用して移動していましたが、
階段の上り下りが半端でなく、てくてくとかなり歩かされます。
日頃のゆるい散歩程度では、正直応えましたね。

毎度のことながら、街の変貌ぶりに驚き、
雑踏の波に呑まれて、方向を見失いそうになると、
脳裏に自分の位置を必死に思い浮かべ…

基本的に東京は自分の趣味の上では楽しい街なのですが、
ゆるい人口密度に生活し、適度な混雑ぐらいしか
経験しない身には、やはりしんどい部分もあります。
まあ、順応すれば、それほどでもないのかもしれませんが…

鑑賞三昧だったのですが、その感想の前に
気ままに撮った写真なんぞをランダムに載せてみます。
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変わった形の建物でした。
内部の天井部分を撮ってみました。
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いずこも同じで、クリスマス商戦が始まっていますね。
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紅葉のすすみ具合は、まだこれからといったところでしょうか。
写真を撮っていたらあっという間に人で埋まりました。
に、しても人の多さよ…
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見事なジャグリングの大道芸が行われていました。
カンパした時、思わず「ブラボー」と声をかけてしまいました。
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公演が終わり、会場を後にする人並みです。
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おや?金次郎さんが背負っているのは薪だけではなさそうです。
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荷物を持って待つこと50分。
肩凝っちゃいましたが、こんなサービスを受けてホクホク(^^)
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ここもチョー久しぶりに来ました。相変わらず凄い人、人…
もっとも、お目当ては突き当たりのさらに奥なんですが…
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by capricciosam | 2008-11-26 23:51 | 時の移ろい | Comments(0)

歩き疲れたよ

連休を利用して東京に行ってきました。
しかし、東京では、歩く、歩く。
さすがに、歩き疲れましたので、記事は後日アップします。
おやすみなさい。
ZZzz-------
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by capricciosam | 2008-11-24 23:45 | 時の移ろい | Comments(0)

おおば比呂司記念室@札幌市資料館2008

今朝は5時頃に雨音で目覚めました。
いつ降っても雨は雨なのですが、晩秋に降る雨の音は
特別なのでしょうか。季節と暗さが、もうすぐやってくる冬を
連想させて、もう眠れませんでした。
その反動か、昼食後に新聞を読んでいたら、思わずうたた寝です。
睡眠不足は、ちゃぁんと帳尻を合わせてくるものですね。

日が沈む前にカミサンと散歩しましたが、
木々の梢に葉はほとんどありません。
天気予報では今週は雪マークだらけ。
さぁて、白銀の世界もいよいよ近いかな。

ところで、先日「おおば比呂司記念室」を覗いてきました。
場所はテレビ塔の大通りを挟んだ反対側、札幌市資料館の一角。
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「おおばさん?who?」
古くからの北海道銘菓のひとつに「わかさいも」がありますが、
あのパッケージを描いた方ですよ、と言えば道民の結構な数の方が
「あ~、あれ。」
と思い出していただけるのではないでしょうか。

画家というか、イラストレーターというか、おおばさんの作風は
既存のカテゴリーに収まりきらないものを感じるのですが、
どの作品もおおらかで、ほのぼのとして、そのタッチの暖かさには
思わず微笑みが生まれてしまうものも少なくありません。
幼い頃からのファンとしては、待望の鑑賞でした。

常設展示は2室しかありませんが、写真にもあるように
11/26~12/7には没後20年回顧展が資料館全体を使って
開かれます。入場無料。
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<11.18追記>
ケータイで撮った写真がありましたので、追加しました。
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by capricciosam | 2008-11-16 23:51 | 展覧会 | Comments(0)

参加アーティスト発表@PMF2009

今朝は昨日よりも一段と冷え込みの強い朝になりました。
雲ひとつない朝で、日差しもまぶしいくらいだったのですが、
時間が経っても、日陰の水たまりには氷が張っていました。
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ところで、私の中では今年のPMFの印象もすっかり薄れていない
のですが、もう来年の参加アーティストが組織委員会から
発表される時期となったんですね。
ふーっ、早いなぁ…
まあ、ひとつの仕事を為すためには多大な準備が必要ですからね。
年が明けたら世界各地でオーデション開始ですか。
委員会の皆様、ご苦労様です。

来年は20周年記念のため、スタート時からPMFを支え続けた
マイケル・ティルソン・トーマスやクリストフ・エッシェンバッハが
前後に分けてPMFオーケストラやアニバーサリーオーケストラを
指揮するようですね。
客演指揮者にはシャン・ザンという女性指揮者の登場ですか。
おっと、尾高監督も客演なしで参加ということですから、
来年は札響の指揮のみなのでしょうか。
札響とPMF生のコラボは来年はないのかな。

おなじみペーター・シュミードルさんはじめウィーン・フィルの皆さんも
いらっしゃいますが、意外だったのはヴェルナー・ヒンクさんでした。
確か、定年退団されたように記憶しているのですが、
まだ在籍されているということなのでしょうか。
まあ、いづれにせよ、来札はウェルカムですね。

ご常連のPMFベルリン、インターナショナルプリンシパル、
東京クワルテットも例年どおり参加されるようですね。
一度も聴いたことがないアーティストもいらっしゃいますが、
なんとなく安心感が湧き、楽しみです。
まあ、その前に目の前の仕事を片付ける必要がありますが…
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by capricciosam | 2008-11-12 22:51 | 音楽 | Comments(0)

筑紫さんが遺したもの@TV

立花隆さん曰く「筋金入りのリベラリスト」
姜尚中さん曰く「アマチュアだった」
鳥越俊太郎さん曰く「座標軸のようなもの」

偶然見た特別番組であったが、登場するゲストの多彩さに
改めて筑紫さんの「守備範囲」の広さを感じるのだった。

最後の「多事争論」は京都のビルの屋上で撮られていた。
テーマは「日本はガンになった」というショッキングなもの。
筑紫さんは、自らのガンと戦う様を日本の現状に例えた。
ガンという状態がわかっていて、やるべきことも分かっている。
そして、この戦いはしんどいものだ。
でも、やらねばならぬものだ、と。

最後に登場した井上陽水は「筑紫哲也ニュース23」の
エンディングテーマだった「最後のニュース」を淡々と歌いだした。
でも、最後の

…今 あなたにGood-Night
ただ あなたにGood-Bye

では、明らかに涙をこらえていた。
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by capricciosam | 2008-11-11 23:42 | 時の移ろい | Comments(0)

若者たちの神々@筑紫哲也対論集

ジャーナリストの筑紫哲也さんが亡くなられた。
長年キャスターをつとめられた「ニュース23」も
たまにみる程度だったけれど、あの静かな語り口と
うつむき加減のシャイな笑顔が、もう見られないのか、と思うと、
やはりさびしいものだ。

訃報の中で紹介されている経歴等を拝見すると
新聞、雑誌、TVと主要なマスメディアで長期に渡って
大衆に顔を露出して活躍されているが、後にも先にも
筑紫さんような方はいなかったのではないか。
そういう意味でもステレオタイプなジャーナリストではなかった。

私が筑紫さんを意識したのは、あるミュージカルでの
パンフレットのコメントだった。

「僕とブロードウェイ・ミュージカルとの出会いは1971年。
根っからの音楽好きだから、たちまちミュージカルの
とりこになった。(略)」

当時現役新聞社員でありながらTV番組を持っていたので、
その意外なコメントがよけい気になったのかもしれない。
恐らく駐米特派員として滞在していた当時のことなのだろうか。
後年活躍の場が広がっていく中で筑紫さんが披瀝される
守備範囲の広さというのは、この辺りにもあるんだなぁ、
と改めて感じさせられた。

当時の朝日ジャーナルの編集長時代に連載されて
反響を呼んだ「若者たちの神々」も後日単行本化されてから
読んだ。当時の若者の心をとらえた「神々」にインタビューを
重ねていく訳だが、時間のふるいにかけられて、今となっては
どんな活躍をしていた人なのか思い出せない方も多い。
逆に、今に至るまでしぶとく「神」であり続けられた人たちも
少なからずいることに、その慧眼ぶりを感じない訳にはいかない。

もう存在しないという喪失感はあとから効いてきそうだなぁ…
筑紫哲也さんのご冥福をお祈りいたします。
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by capricciosam | 2008-11-08 07:58 | 時の移ろい | Comments(0)