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マイケル・ティルソン・トーマス&PMFオーケストラ@PMF2009

Cプロには、マイケル・ティルソン・トーマス(以下「MTT」という。)登場。
PMF10周年に組織された修了生によるオーケストラの指揮をして以来、
彼の姿を10年ぶりで見たことになる。
あの時もマーラーを取り上げていたなぁ…

1曲目MTT/シンフォニック・ブラスのためのストリート・ソング
hr4、tp4、tb3、tub1による約17分の曲。
聴いていて、山々の連なりに木霊するような響きがおもしろかった。
Bプロで聴かれたブラスの不安定さは影を潜めている。

2曲目マーラー交響曲第5番
MTTは第一楽章から急にテンポを落とす場面がたびたびあり、
ちょっととまどい気味だったが、楽章が進むにつれ、そんな感じも薄れ、
オーソドックスな演奏に落ち着いたように感じられた。
第四楽章アダージェットも約11分。
ただ、弦楽器の響きに明瞭さが感じられないため、常に籠もったように
響いてきたのは「?」(対抗配置なのになぁ…)
20年前も、10年前も、弦楽器はもっとバリバリ鳴らす印象が残っているので、
これは加齢によるスタイルの変化ということなんでしょうね。
また、冒頭のトランペットを吹いていたのは女性でしたが、うまかったね。
そういえばホルントップも女性で、こちらもうまかった。
活躍する場面の多い管が安定していたので、終楽章まで楽しめました。

MTTは遠目にも頭には白いものが増えたことがわかり、演奏中も眼鏡をかけっぱなし。
でも、スタイルとともに颯爽とした指揮ぶりは変わらない。
もっとも、ずっと以前に感じられた一種の「けれんぶり」は、かなり鳴りを潜めた感じも。
PMFスタート時からでも20年だから、やはり歳月が経ったんだなぁ…
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<追記>
ほぼ満席。TVカメラが6台程確認できた。
放送用ならAプロ「復活」も記録しておいてほしかったなぁ…
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by capricciosam | 2009-07-25 23:14 | 音楽 | Comments(0)

重なった日程

そうですか、約2万人っていうところですか。
えっ、客席の年齢層は高い。やはりなぁ…
ところで、どんな曲をとりあげたんでしょうか?
1曲目は「旧友」、2曲目は「冬の散歩道」ですか。
「明日に架ける橋」は何番目だったのかな?
あ~、アンコール前の最後だったんですね。
歌詞の一番はアートのソロ、二番はポールのソロ、そして最後は
二人のデュエットですか。
えっ、最後の最後はポールが下がって、アートだけ。へぇ~
なに、アンコールは2回もあったんですか。
1回目が「サウンド・オブ・サイレンス」「ボクサー」
2回目が「木の葉は緑」「いとしのセシリア」
オーラスはノリのいい曲を持ってきましたね。
えっ、何?
あなた、満足ですって?
そりゃ、そうでしょう。
なんつぅたって、世紀のデュオですよ。
二人とも68歳。
最後の来日公演、というのも満更ウソじゃなかろう、という年齢。

「やはり、一期一会だったかな…」

日常生活での日程調整なんてざらなのに…
しかし、今回は少々どころか、たいしたイタかった。
よりによってPMFオーケストラのチケットを抑えた後に発表された
サイモン&ガーファンクル札幌公演in札幌ドームの日程は
なんと、見事にPMFオケのBプロと重なっているじゃん!!
あ~、どうしよう…
直前まで逡巡していましたが、結局、当初の予定どおりPMFへ。
演奏会の間は見事に忘れていたんですが、
一夜明けると、やはり気になります。
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by capricciosam | 2009-07-19 23:22 | 音楽 | Comments(4)

シェン・ザン&PMFオーケストラ@PMF2009

Bプロでは各パートを支えたウィーン・フィルのメンバーはいない。
PMF生だけのオーケストラとなり、開幕からの彼らの成果が試される
初めての演奏会。そして、活躍の場を拡げている若手指揮者が
彼らをリードするが、当夜はPMFの歴史でも珍しい女性指揮者の登場
となった。

1曲目ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5五番「皇帝」
巨匠の風格漂うアンドレ・ワッツの奏でる音は実に力強い。
恰幅の良い、堂々たる演奏であるが、決して押しつけがましく
感じないのは人柄のあらわれなのか。
オケの音は時々乱れたものの、きびきびとした指揮をする
シェン・ザンのもと総じてまとまっていた。

2曲目ラヴェル「ラ・ヴァルス」
3曲目ストラヴィンスキー「火の鳥」(1919年版)
これらの曲をシェン・ザンは暗譜で通したが、小柄な身体を駆使した
メリハリのある指揮ぶりは終始一貫していた。
指揮ぶりは、例えはちょっと変かもしれないが、実に小気味よい。
が、決してパフォーマンスに浸り、独走しているという訳ではなく、
曲の持つ構成やニュアンスを、常にしっかりとオケに伝えようとしている
ように感じた。そのせいか、オケの響きも活き活きとして、
彼らのパワー溢れる充実した演奏となった。
まだ、お若いようだが、オケのコントロールはなかなか頼もしい。
聴き終えて、今度は別な色合いの曲で聴いてみたいな、と思ったくらい、
当夜の収穫であった。

独り立ちした今年のPMFオーケストラであるが、
音のズレがあったり、パートによってはもう少しがんばってほしい
ところも散見されたが、まずは順調な仕上がりと言ってよいのでは。
さて、最終的な仕上がりに期待しましょう。
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<蛇足>
シェン・ザンさんの靴はハイヒール。
かかと部分の底はあまり細くないようですが、それでも客席からも
はっきりとわかる程度にかかと部分は上がっていました。
指揮台で不安定じゃないのかな?と、チラッとよけいなことを…

<追記>
19日は全道的に雨。
PMFのHPによれば、芸術の森での野外演奏会は
状況によっては中止の可能性もあるようです。
午前10時には決定とあります。
<追記2>
やはり中止となってしまいましたね。
良い仕上がり具合だっただけに、昨夜一回きりはもったいなかったなぁ…
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by capricciosam | 2009-07-18 23:38 | 音楽 | Comments(0)

婚活シート

記事更新も停滞を脱したはずなのに、
仕事もあってなかなか更新できずじまい。
しかも、日記同様、書かなきゃ書かないでも済むのがブログ。
書かないという習慣が快適になっちゃうと、もうやらないだろうな、と、
ちょいと不安がよぎったので、とりあえず、とりとめもなく書いていきます。

「11日、札幌ドームのプロ野球北海道日本ハム対ロッテ戦で、
未婚男女に出会いを提供する「KONKATSU(婚活)シート」が
初登場。約300人がグラウンドに負けない“熱戦”を客席で展開した。
男女2人ずつが交互に座り、途中、席替えや抽選会の演出も。
28組のカップルが誕生した。」
(以上、北海道新聞より)

300分の56。約20%ですか。
う~ん、これはかなり高率ではないのかな。

独身男女の出会いの「場」は、古典的な1対1のお見合いから
はじまって、少人数グループで、あるいは集団で、と形を変えて
いつの時代もありますが、これは企画としてはユニークでしたね。
カップリングの成立要素のひとつに「趣味」があるでしょうから、
同じファイターズファンというだけで、心理的な垣根も低くなって
うち解けやすいでしょうから、こいう二桁の成立数になるんでしょう。
ところで、
「応援との両立に苦労した」
(以上、北海道新聞より)
このコメントには思わず顔がほころんじゃいました。
なるほどなぁ…
参加された方は、相当気疲れされたんでしょうね。
お疲れ様でした。
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by capricciosam | 2009-07-12 11:47 | 時の移ろい | Comments(2)

クリストフ・エッシェンバッハ&PMFオーケストラ@PMF2009

これまでのPMFを振り返ってもマーラーは毎回のように
取り上げられていると思うが、「復活」は独唱と合唱付きの大曲だけに
1991年の一回しかなかったと記憶している。
その演奏会を指揮したのがエッシェンバッハさんで、
再登場にあたり奇しくも18年ぶりにこの曲を指揮することとなったようだ。

当時私はチケットを押さえておらず、急遽苫小牧での鑑賞となった。
第一楽章の開始は指揮者としても相当な気合いがはいるのだろうが、
エッシェンバッハさんが顔を真っ赤にして力強くタクトを振り下ろして
開始されたシーンは今でも脳裏によみがえる。
今回も同様で、暗譜で精力的に腕を振って演奏を推進していくが、
決して性急なものではなかったように思う。
アニバーサリーオーケストラの演奏会でも感じた丁寧な音づくり、とでも
言えばよいのだろうか。事実この楽章に約25分かけている。

PMFオーケストラ演奏会Aプロの特徴は各パートにウィーン・フィルの
メンバーが入って演奏することだが、さすが彼らのソロは聴き応えがある。
特に今夜はオーボエのM・ガブリエルが光った。
今年はPMFウィーンを聴く機会は今回だけだったが、満足、満足。

第四楽章「原光」
「おお、紅のバラよ。…」と始まるアルト独唱の聴かせ所。
ペトラ・ラングさんは標題どおり「荘重かつ素朴」に歌い上げたと思う。
しかし、大ホールを圧倒するまでの高密度の声量ではなかったのが
惜しまれる。
その点一昨年札響定期で聴いたビルギット・レンメルトさんは凄かった。

合唱も加わる大フィナーレとなる第五楽章では、
オケも持てるパワー全開となって、この劇的なクライマックスを
形作っていた。大ホールで音がビリビリする体験なんて
めったにあるもんじゃないでしょう。
PMF合唱団は構成的には一昨年の札響定期「復活」と同様だが、
健闘していたと思う。
それから目立たないがバンダの皆さんもうまかったね。

休憩なしで約90分。
会場のあちこちからブラボーが飛んでいました。宜なるかな。
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by capricciosam | 2009-07-11 23:21 | 音楽 | Comments(0)

エッシェンバッハ&PMFアニバーサリーオーケストラ@PMF2009

今年のPMFは修了生によるオーケストラ演奏会から。
編成は65名と小ぶり。

1曲目ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲
エッシェンバッハの指揮はテンポを遅めにとって、
じっくりと音楽を形作っていく様は、以前聴いた時よりも
円熟味を増したからなのだろうか。
そのためか、独奏のエリック・シューマンも丁寧な弾きぶりが耳につき、
年相応のパッションを演奏にこめているようには聞こえないため、
やや平板な印象を覚えてしまい、会場の熱狂とは異なり感興は薄かった。
アンコールにクライスラーのレチタティーボとスケルツォ

2曲目シューマン交響曲第2番
PMFスタートの年。バーンスタインがPMFオーケストラを指揮する曲は
当初自作の「ジュビリー・ゲームズ」だった。
しかし、この曲はレニーが生涯愛したというシューマン交響曲第2番に変更。
死期の迫っている彼の指揮のもと「奇跡」とまで言われる出来だったようで、
この演奏会は残された映像でご覧になった方も多いのではないか。
そして、この曲がPMF生を指揮して演奏する唯一の曲となったことは有名。
会場は今はなき札幌市民会館。
以来、この曲はレニーとともにPMFの「伝説」となった。

それを20年という節目で久しぶりに取り上げた訳だが、
エッシェンバッハは暗譜で指揮する気合いのいれよう。
一曲目の淡々とした演奏に大して期待せずにいたら、
第1楽章から充実した響きとなり、
これが最後まで一糸乱れぬ演奏を繰り広げる秀演となった。
第2楽章のヴァイオリンが駆けめぐるがごとき演奏に対しては、
楽章を終えてエッシェンバッハが身振りでOKを出していたが、
聴いていて、これには十分うなずけた。
とても臨時編成とは思えない。
一期一会の力なのか。
プロの洗礼を受けるとは、やはり凄いものだなぁ、と感じた。

オーケストラとしてのアンコールはなく、会場も明るくなり、
私も出口に向かって移動してまもなく、珍しいことが起きた。
ステージに再登場したファゴットのD・マツカワさんが
日本語で会場に語りかける。
「音楽っていいですね。よろしかったら僕たちの演奏を聴いて
ください。」
すると、ステージに楽器を持ったメンバーが登場して着席。
vn2、va1、vc1、cb1、fl1、ob1、cl2、fg1、hr2、tp1
指揮はD・マツカワさん。
そして室内アンサンブルによって演奏されたのは、
ワーグナーのジークフリート牧歌
シューマンの興奮をやさしくクールダウンするがごとき調べ。
「ポストリュードコンサート」というらしいのですが、
空席も目立ち、立ったまま聴いている人も多かったのですが、
会場からは大きな拍手が送られたことは言うまでもありません。

修了生による演奏会は札幌、苫小牧の2回のみだったようですが、
PMFの成果を知らしめると捉えるなら、実にもったいない感じがしました。
PMFも20周年を迎え、まかれた種は確実に世界中で芽吹いて、
成長していることが実感できる見事な一夜でした。
これからも機会を捉えて、今回のような「成果」を披露していただきたい
ものです。
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by capricciosam | 2009-07-06 23:50 | 音楽 | Comments(0)

そう遠くない日

暖房が必要、なんて書いたら、その後夏日が到来して
暑さに慣れたと思ったら、今日は湿った冷風が吹いた曇天の日。
体調管理に気をつかう毎日です。

ところで、記事の更新もそろそろ停滞以前に戻れそうです。
「えっ、いつか、って!?」

そう遠くない日。

しかるべきときに…

(ブログ更新には他者とのしがらみはありません。
よってASO某さんと違って確かです。ハイ)
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by capricciosam | 2009-07-01 23:54 | 時の移ろい | Comments(0)