<   2009年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

さらば疑似政権交代

午後8時になった。
途端に某局の開票速報は、早々と自民党・公明党の連立与党の敗北と、
野党第一党の民主党の大勝を示す獲得議席数を示した。
「へぇ~」
毎度のことながら、近年はやりの出口調査の精度は凄いものだ。
他局も推して知るべしで、チャンネルを変えてもほぼ似た状況。
違うのは、その見極めの慎重さの程度だけで、結果はほぼ変わらない。
未明には大勢判明との報道であったが、もはや政権交代は不動のようだ。
鳩山代表ではないが、まさしく
「これは(一時の)風ではない、地殻変動だ」
の観がある。

先進国の中で、半世紀以上にもわたって政権交代のなかった不思議の国、日本。
まるで自民党一党独裁国家のような中で、見せられていたのは
自民党内の派閥のボスによる総理総裁の座を巡る争いだけ。
これで、一般国民はあたかも政権交代が起こったかのように
錯覚させられてきたが、実質はなにも変わらない。
しょせん自民党のコップの中の嵐に過ぎない。

しかし、最近は国民生活の豊かさの実感が遠ざかっていく中で見せられたのは、
安部、福田による世襲政治家の無責任さ、ひ弱さ。
もうろう大臣に代表される閣僚の不祥事、おまけに現総理の失言につぐ失言。
しかも、4年前の郵政選挙で絶対的多数を与えたはずなのに、
社会や生活が困窮していくばかりの政治が継続され、
国の借金は減らない、年金は破綻しそう、消費税は上げるらしい。
でも、一方で税金でうまい汁を吸う者は減りそうもないし、
国民の負担増だけが確実になっていくだけなのか…
「こりゃ、いくらなんでも、ひどいんじゃないか!?」
支持層までが離反する状態が現れたということなのだろう。
当選した石波大臣の言葉がこの辺を端的に言い当てているように思う。

「政策の問題ではない。自民党政治に対する失望感に尽きる。」
(以上、読売新聞より引用)

これまで散々見せられていた「政権交代まがい」「疑似政権交代」ではなく、
民主的手続きによる政党間による本格的な政権交代が実現した日として、
8月30日が歴史のひとこまに刻まれたことは間違いない。
もっとも、政権交代したからと言って、そうそうスムーズにいはいかないだろうが…
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by capricciosam | 2009-08-30 23:58 | 時の移ろい | Comments(0)

風は秋色だな

見るからに肌寒そうな空と、実際、肌寒い風が吹いていた日中。
半袖じゃ、ちょいと寒かった。
この時期は長袖と半袖が混じり合う季節の変わり目。
でも、ディスプレーやショーウィンドウはすっかり秋色。

「たいして夏らしさも感じなかったなぁ…」

まぁ、今更ながらの感想ですが…
夜になったら、肌寒さもちょっと和らいだ感じで、
飲み会を終えて帰路に着く頃には半袖でも十分でした。
明日は天気も回復するようです。

写真は、先日歩いている時に見つけた栗。
思わず、心の中で「秋、見つけた!」と小さく叫んでいました。
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by capricciosam | 2009-08-28 23:55 | 時の移ろい | Comments(0)

遅ればせながら旭山動物園へ

お盆も終わり、普段の日常に戻っていますが、
今夏は選挙イヤーだけに、少々にぎやかですね。

記事にするのが遅れたのですが、小生もお盆前の土日に小旅行でした。
親戚の待つ田舎の途中には、いまや全国区の「旭山動物園」が。
何時いっても混んでるよ、に少々びびって行かずじまいでしたが、
「なら、何時いっても同じだから休日でもいいじゃん?」
と、よりによっての土曜日でしたが、足を運んでみました。

山の斜面を利用して設置されている動物園。
着いてみると、評判通り混雑はしているのですが、
待ち時間も割と少なく、スムーズに観ることができました。
園内は外国語も飛び交い、改めて北海道観光の国際化を体感することに。
「なるほどなぁ…」
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当日は天候不順な今年の夏では珍しく30℃を超す暑さ。
シロクマは地上をしばらくウロウロすると、
水中にダイブして器用に泳いでいました。
泳ぐシロクマなんて実際観たこと無かったので飽きずにみていましたが、
実に器用なものです、ホント。
今更ながら、映画アースでのコメントが思い出されて、
ちょっと胸キュンになりましたが…
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シロクマ以上に観たかったのがアザラシ。
一定の間隔であの筒を降りてくるのですが、見とれているから、
シャッターを押すのが遅く、何回撮ってもきれいに撮れません。
でも、あれも飽きないなぁ…

時間がなくて、園内全部を観れなかったのは少々残念でしたが、
やはり、従来型の動物園とは異なるくふうが感じられ、
行動展示の意義は十分感じることができました。
リピートする方も多い、というのも頷けます。

ところで旭川と言えば、やはり旭川ラーメン。
今回立ち寄ったのは常磐公園近くのお店
こじんまりとしたお店ながら、故橋本首相や有名人も
来店しているお店で、しょうがラーメンなるものをいただきました。
旭川でも珍しいそうですが、おいしくいただきました。
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写真の真ん中左はスキマスイッチ、右はアンジェラ・アキさん。
「エッ」我が目を疑いましたが、さらに真ん中は「みの…」と読めたので、
「もしや、あの、みのさん…」と思い、お店の人に聞いたら、
どうやら毎度聞かれるらしく、慣れた調子で
「みのもんたさんじゃありません。みのや雅彦さんです。」
とのこと。
みのやさんは道内で活躍するシンガーソングライターの方なんですが、
この話、みのやさんの番組に送ったら使ってくれるかな?
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by capricciosam | 2009-08-22 07:47 | 時の移ろい | Comments(0)

寺よ、変われ@岩波新書

お盆ですね。
正しくは盂蘭盆会(うらぼんえ)と言うそうですが、
先祖供養の代表的仏事です。
日本国中、一斉に「仏教徒」であることに強制的に気づかされる訳で、
お墓参りされる方も多いでしょう。

先日、TVで昨今のお盆事情というのが放送されていましたが、
ネット上のお墓、僧りょ派遣会社、お墓清掃・お参り代行業etc
まあ、いろいろあるわ、あるわ…
やはり、世間事情を反映した中で多様な「お盆」が出現しているんだなぁ、
と感心しつつも、でも所詮葬式仏教の延長上のことだよなぁ、との感想しか
浮かびませんでした。

また、改めて寺とか、僧りょって、仏事や葬儀しか係わらないんだけれど、
果たして、それだけで「宗教」の役目を果たしていることになるのかな、
という常日頃の疑問が頭をもたげてきました。
そんな時、手にした本書には、正直、瞠目させられました。

著者の主張はこんな具合です。
人間の生老病死という人生のプロセスにまとわりつく「苦」を直視し、
それを滅することを使命とするのが本来の仏教の役割なのに、

「さまざまな「苦」を抱えるこんにちの日本のどこを見回してみても、
「苦」に対応する伝統仏教の姿はない。影さえ見えない。
旧態依然とした儀式を平然と続けるだけの伝統仏教からは、
「苦」へのかかわりは感じられない。」(本書p.8より引用)

と、さらりと言ってしまう。
著者は檀家制度に立脚するその伝統仏教の僧りょ、なのにだ。

続けて、こうも言います。

「この現代社会に充満する「苦」の現場に伝統仏教がかかわらないのなら、
伝統仏教の存在価値は無いに等しい。
そして、それは必然的に消滅に向かう。」
(本書p.9より引用)

序章からこんな調子なので、興味津々で読み終えました。

その中で、行動する著者の姿には、従来のステレオタイプな僧りょの姿など
かけらもありません。実に驚くべきことです。
しかし、身を置く伝統仏教の世界からは、
「おまえのやっていることは陰徳ではなく、顕徳だ、パフォーマンスだ」
と非難される始末。
その陰徳とは「庭掃除、トイレ掃除、毎日のお勤め等、人にひけらかすことなく
密かに行う善行」とのことらしく、一見もっともらしい。
でも、社会との関わりを積極的に持とうという姿勢など微塵も感じられない。

また、現状の伝統仏教の閉塞感の原因のひとつに「世襲」をあげられている。
寺に生を受けて仏教系大学に進学し、卒業後、各宗派の求める修行、研修を行い、
社会に出ることもなく、家族、檀家の待つ寺に帰り、寺の仕事に専念する。
(こりゃ、まるで我が家が檀家になっているお寺の話だよ…)
檀家の葬儀等でホトケの教えを語る訳だが、自己の経験や能力の
ちっぽけさに比べ仏教思想の巨大さよ。
まともな感性の持ち主ならそのギャップに懊悩するはずだが、
彼らの多くが取るのは懊悩せずに「思考停止」して、楽な状態となること。
つまり難しいことは考えない、言わない、やらない。
だから、思考停止した僧りょの発する言葉が、聴く者の心を打つことはない。
「なるほどなぁ~」

日本のコンビニの数、約4万。
日本の小中高校の数、約4万。
日本の寺の数は、これらの倍の約8万。
僧りょの数は約20万人。

様々な「苦」に満ちた現代社会。
寺や僧りょがその「苦」から目をそらしたり、逃げずに、
真っ正面から向き合い、行動することで、地域ひいては社会が変わる。
今こそ、寺は変わらなければならない、と著者は結ぶ。
果たして現役の僧りょがどれだけ本書を読み、行動を起こすのか、
期待したいところだ。
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by capricciosam | 2009-08-15 11:53 | 読書 | Comments(0)

オフコースの世界@若い広場

当時、「教育テレビってすごいなぁ」と感心したのが、
この「オフコースの世界」

民放含めたTVに登場しようとしなかったオフコースだけに、
教育TVという意外性にも驚いたものだ。
いわゆる密着取材で、アルバム「OVER」の完成までを追っている。
当時VTR録画して折に触れて楽しんだが、
そのうち誤ってテープに上書きして見られなくなって久しかった。

再放送され、懐かしく観ていた。
当たり前ですが、メンバー、若い!
ホント、当たり前過ぎた感想で芸がない。

ただ、見終わった後、妙な違和感があった。
それは再放送にあたり、カットされたシーンがあったことに気づいたからだ。
当時観た人で気づいた人はいるだろうか。
こんなシーンだ。
小田和正さん、鈴木康博さんを以下「小田」、「鈴木」と略します。

スタジオでの録音が残り少なくなった頃。
スタジオで小田と鈴木の二人が並んで歌っている。
歌い終えて、小田が鈴木のところに立っていき、
再度録りなおそうとすると、鈴木が素知らぬ顔で
調整室に向かって「コーヒーをください」と言う。
小田もすかさず「じゃ、俺も」とは言うが、
自分の席に戻ると、誰に言うともなく
「時間がないんだよ…」
と、一人つぶやく。
しかし、鈴木は素知らぬふりで楽譜を見ている。

二人の当時の関係を象徴するようなシーンだったなぁ、と
今でも鮮明に覚えています。
当時、オフコース内の不協和音が囁かれており、
鈴木康博さんの事実上の脱退はまもなくのことです。
このドキュメントでもこの微妙な雰囲気はこのシーンだけです。
それだけに、今回のカットはどういう意図によるものなのでしょうか。
二人の再接近もあり!?なら嬉しいのですが…

<追記8.25>
リンクさせていただいているぼくてきさんが、この記事に対しての
アンサー記事を書いてくださいました。
ぼくてきさんがカットされていない60分版で鑑賞しなおしたところ、
記事にしたシーンは、実際は次のようなものだった、というのです。
以下、ぼくてきさんの記事から引用させていただきます。

鈴木「コーヒー下さい」
小田「俺も」
鈴木「じゃ、コーヒー二つ」
エンジニア「すいません、16チャンネルの(テープ?とかなんとか)
おかしいんで、ちょっと時間下さい」
小田「もう残された時間は決まってるんだよ。やべーな。」
コーラスにどのハモリを使うか「やってみて決めよう」という段階の場面。
小田さんの言葉は、単純に「機械の調子が悪い」ということに対して
不安に感じたコメントだと私は思いました。

どうやら、私の勘違いだったようですね。ポリポリ。
ぼくてきさん、ご指摘ありがとうございます。

ところで、勘違いをしたのは何故なんだろうか。

この記録は鈴木さんがオフコースに在籍した終盤の記録故に
当時のギクシャク感が、どこかに感じられるはずでは、
という眼差しでこの記録を観ていたことがあるのかもしれません。
鈴木さんが脱退された後に、何回か録画を観ているうちに、
それらしきシーンを見つけ出したつもりで、勝手に納得していた
のかもしれません。
俗に言う、色眼鏡というヤツですね。
しかも、60分版が手元にないまま、検証することもできずに
記憶を頼りに断定的に書く、なんてことはすべきじゃありません。反省。

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by capricciosam | 2009-08-06 07:16 | 時の移ろい | Comments(4)

若杉弘さん逝く

今夜のN響アワーは、先月亡くなられた若杉弘さん特集でした。
番組最後は2006年のN響定期からマーラー交響曲第9番から第四楽章。
これがN響を振った最後の演奏会だったとのことですから、
亡くなってみれば、何とも意味深でした。

改めてネットを眺めてみると、様々な哀悼の声が聞かれ、
故人の足跡の大きさが忍ばれます。
国内では、近年はオペラを中心に道外でのご活躍だっただけに、
道内在住者としては、接点がないに等しいのですが、
奇跡的に一度だけ、若杉さんの実演に接したことがあります。

1996年1月29日サントリーホール
ブルックナー・チクルスの第一回目。
N響正指揮者に就任してまもなく開始されたらしいのですが、
組み合わせがメシアンで、頭の中は「?」
若杉さんはプログラミングから演奏会は始まる、とのお考えがあったらしく、
当時のチラシには、こう書かれています。

「音楽史上、両極をなすかのようにそびえる2人の作曲家の間には、
ヨーロッパの精神世界の源流であるカトリシズムが脈々と流れている。」

両者ともにオルガニストであったことも対比点となったのかもしれません。
今となってはメシアンの印象は残っていないのですが、
ブルックナー交響曲第7番は、パワフルなN響をよくコントロールされた、
見通しの良い演奏で、満足して会場を後にした覚えがあります。
改めて、若杉弘さんのご冥福をお祈りいたします。
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<蛇足>
サントリーホール10周年ということで、正面のパイプオルガンの両横に
10thと書かれた記念のフラッグが掲げられていました。
また、サントリーホールの響きの良さに、改めて感心していました。
まだ当時の道内には音楽専用ホールはなく、kitaraが開館するのは翌年のことです。
それから、当日のブルックナー交響曲第7番は後日ライブ録音として
CDとして発売されました。これにはビックリ。
演奏終了後の会場の拍手も収録されており、当夜の熱気が蘇ります。
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by capricciosam | 2009-08-02 23:36 | 音楽 | Comments(0)

新生丸井今井スタートの日

今日は三越伊勢丹の子会社となった新生丸井今井がスタート。
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経営上の「新生」だけだから、入り口には写真の看板があるだけ。
ウィンドウ越しには、なんら変化はなさそうです。
従業員の数を減らし、契約社員化してなんとか黒字をだそう、
とのことらしいのですが、商いも縮まないことを祈りたいところです。
初日の今日、カミサンによると、そこそこの賑わいだったらしい。
「らしい」というのは、私は別の用事を足していたので、
よくわからないのです、ハイ。

大通り公園ではビヤガーデンが真っ昼間からにぎわっていました。
まあ、観光シーズンまっただ中だし、天候不順続きとは言え、
晴れたら、なんといっても夏の日射しがまぶしい訳ですから、
さぞかし、ビールも飲み応えがあったでしょう。
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結局、7月も雑事・多事に追われ、疲れて惰眠を貪る日々で、
週末更新がやっとの状態。
「体力落ちてるなぁ~」
なんとか、記録も兼ねるPMFの感想だけはがんばったものの、
スカスカの更新ぶりに、反省。
必達目標:8月は先月よりも多目に更新するぞ、っと。
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by capricciosam | 2009-08-01 21:00 | 時の移ろい | Comments(0)