<   2009年 12月 ( 9 )   > この月の画像一覧

クリスマスの約束@2009

小田さんのなかでは
「日本の音楽がいまいち前進しないのは、(お互いを)認め合っていない
からじゃないのか」という考えが根底にあるようで、
「同じ時代に歌を作ってやってきたんだから、お互いを認め合おう」
という強い動機が、今年の
「大勢のアーティストが一堂に会して、一気に歌い倒す」
という企画になって具体化していったようです。

これまでにも歌番組では類似企画はあったようにも思うのですが、
多忙な参加者の数、事前練習の豊富さ、本番での長時間に渡るメドレー
というのは、やはり空前絶後なのかもしれません。

参加をしてくれた何人かのアーティストとの小委員会での議論を重ねるが、
結論はなかなかでない。逆に、厳しい声が相次ぎ、その上スタッフからも
疑問の声「何をやろうとしているのか見えない」
しかし、小田さんは
「言葉にすることを越えて、何かをしようとしている企画なんだよ」
と反論する。
それでも、とりあえず声を出して練習を重ねていき、
本番前日には小田さんが
「各々が物語りを作り始め、各々が完結にむかっている。
(聴いている)お客さんの中にもいきなりストーリーが生まれるはずだ。」
との手応えを感じるまでの到達具合に。

結団式で決まったメドレーのタイトルは、曲の長さそのままの「22'50"」
曲は順番に
1 この日のこと  全員によるユニゾン
2 TRUE LOVE  藤井フミヤ
3 今夜だけきっと スターダスト・レビュー
4 ロマンスの神様 広瀬香美
5 明日がくるなら  JUJU
6 明日、春が来たら 松たか子
7 友達の詩 中村中
8 LaLaLa 佐藤竹善
9 恋に落ちたら Crystal Kay
10 Story AI
11 夢で逢えたら 鈴木雅之
12 ハナミズキ 一青窃
13 翼をください  山本潤子
14 HOME 清水翔太
15 YES-YES-YES 小田和正
16 LIFE キマグレン
17 虹 Aqua Timez
18 全力少年 スキマスイッチ
19 Jupiter 平原綾香 
20 涙そうそう 夏川りみ
21 青春の影 財津和夫
22 帰りたくなったよ いきものがかり

会場で聴かれた皆さんの感動は相当なものだったのでしょうね。
拍手はしばらく鳴りやまなかったようです。
これだけの数をメドレーした参加者のみなさんの
達成感はいかばかりのものであったか。想像に難くありません。
小田さんも
「言葉を失います。驚いたね。
言葉にして語るとこぼれ落ちそうなのでグッと我慢します。」
「ホント、今日は語りたくないんだ。みんな持ち帰ってほしい。」
と、その感動ぶりを語っています。

最後に、全員が当初の思いどおり
「たしかなこと」をユニゾンで歌い倒して終えました。

小田さんのソロは、わずかに「風のように」のみ。
あと、小委員会メンパーの根本さん(スタレビ)、大橋さん(スキマ)、
吉岡さん(いきもの)と4人で歌った「きよしこの夜」(アカペラで)
そして「クリスマス・イブ」ぐらい。
圧倒的に時間を割いたのは、このメドレーとメドレー制作の舞台裏。
従来型の「クリスマスの約束」とは、異なる企画になったのですが、
これはこれで成功したのではないでしょうか。
私もまるでスポーツでもした後のような高ぶりと感動を味わっていました。
c0007388_651455.jpg

<追記12.30>
この記事を書いてから当日参加された方(含むアーティスト)の記事を
読みましたが、会場での感動の共有感というのは圧倒的だったようですね。
びっくりしたのは「22'50"」が2回行われていたこと。
事実上のアンコールだったのかもしれませんが、
なんとも豪勢なアンコールです。

関連して、2001年「クリスマスの約束」開始時のエピソードも目にしました。
7人(組)のアーティストへの自筆の手紙を書いて出演依頼すること
から始まります。彼らは「SMAP、桑田 佳祐、松任谷 由実、宇多田 ヒカル、
桜井 和寿、福山 雅治、山下 達郎」
結果的には誰も出演してくれず、小田さんだけで番組は進行していくことに。

そうでしたね、すっかり忘却の彼方です。
今年の番組冒頭でも手紙を書いていましたね。
ただペンを持たずに、MACでカチャカチャしていたのが、
時の流れを感じさせます(^^)

でも、今回の番組でも根底に流れていた
「同じ時代に歌を作ってやってきたんだから、お互いを認め合おう」
という気持ちは小田さんの中では一貫して変わらなかったことが
当時差し出された手紙でわかって納得しました。
以下、「犬猿の仲」と思われていた山下達郎さんへの手紙です。
長くなりますが、山下さんの返事も併せて引用しておきます。

☆小田さん→山下さん
突然の勝手な手紙を出す無礼をお許しください。
ある日、TBSから現在あるものとは違う音楽番組をやれないか?
という打診があり、そして考えました。
自分の歌を歌えばファンの人は喜んでくれるだろうけれど、
それは目指すものではなく・・・。
僕等のような音楽をやって来た者にとって、今、大切な事は何だろう。
で思ったのです。
それは同じ時代を生きてきて、音楽を創った人達を認め、愛し、尊敬すること
なのではないだろうかと。
それをこの番組で表現できないかと。それなら引き受けてみようと。
これは、僕の主観でやろうとしている番組です。
偏見を承知で、批難を覚悟の上で、無数にある名曲から一方的に7曲を選びました。
時代を創ってきた素敵な音楽達を。
それで、あなたの曲をその一曲に選ばせてもらいました。
この曲を一緒に演奏してもらえないだろうか?
というお願いの手紙だったのです。
これは、"もしダメだったら他の人に"という企画ではなく、
もし残念ながらあなたの不参加が決まったら、自分ひとりで演奏する
つもりで望んでいます。
アーティスト同士が直に触れ合うことで進んでいける場所がある。
音楽としても、音楽という文化の確立としても。
そう信じています。それが見ている人に伝わるように全力で尽します。
たとえ出演を断られたとしても、あなたへの尊敬の気持ちは些かも変わりません。
秋も深まるばかり。風邪などひかぬよう、充実した活動を続けてください。

☆山下さん→小田さん
前略 小田和正様
ご丁寧な直筆のお便りを頂き、ありがとうございました。
小田さんを始め、TBSのスタッフの皆様方の番組に対するご趣旨は
十二分に理解いたしておりますが、如何せん、私はこれまでテレビの番組
というものに一度も出演したことがありません。
二十年以上前にCMに一度、レコード大賞の授賞式に二度ほど出ましたのが
私のテレビ経験のすべてであります。
もともとご縁が無かった上に、キャリアが加わって、今ではテレビメディアとの関係は
完全に音楽的な部分のみとなっており、こうなりましては今さらどうにもなりません。
小田さんを始め、諸先輩が今なお堂々たる現役としてご活躍されてるということは、
私のような者にとりましては大きな励みであり、目標でもあります。
従いまして、小田さんのおっしゃるアーティスト同士が認め合うという発想にも
十二分共感できますし、できますなら何かお手伝いさせていただければとも
思うのですが、こういうときにはいつも申し訳なく感じております。
もともとこの曲(クリスマス・イヴ)はオフコースに触発されて作ったものです。
青山のアパートの一階がオフコースカンパニーで、二階に私の所属事務所が
あった時代でした。あの頃は、私も30歳になったばかりの尖がった盛りでした。
バンドで挫折した私にとって、オフコースはとても重要なライバルで、
敵(失礼!)がバンドのコーラスなら、こっちは一人でとか、
そういったしょうもないことを若気の至りでいろいろと考えたものでした。
長い時を経て、小田さんにこの曲を歌っていただける時代になったとは
本当に感慨無量です。
今後とも一層のご活躍を陰ながらお祈り申し上げております。
まずは取り急ぎお詫びならびにご挨拶申し上げます。
草々
(以上、Music Avenueより引用)

今年の記事の更新は、この追記にて終了です。
(つぶろぐは不定期更新の予定ですが、これとて怪しいモノです、ハイ。)
それでは、良い年をお迎えください。

[PR]
by capricciosam | 2009-12-26 23:52 | 音楽 | Comments(2)

気ぜわしい

年末モード突入なんですが、仕事を抱えて、年賀状も手つかず。
まして、クリスマスなんて、はぁ~
仕事が休みに入らないと、こりゃ無理かな…

リンクさせていただいている朝倉かすみさんのブログで見つけた動画で、
少しだけホッとしていました。
「ブリージン」が、いつのまにやら「そりすべり」
おもしろいアイデアですね。

[PR]
by capricciosam | 2009-12-23 23:29 | 時の移ろい | Comments(0)

富士山とトムラウシ山

昨夜仕事が長引いて帰宅が遅くなったのですが、その頃にはすっかり吹雪模様。
「そろそろ来るかな…」とは思っていたものの、やや不意打ち気味。
どれくらい積もるか、少々おっかなびっくりで就寝しました。
すっかり晴れ渡った今朝。
カーテンを開けて窓越しに確認すると、拍子抜けするくらい積もっていません。
しかし、油断はできません。
天気予報ではしばらく雪マークが切れませんから、
ひょっとして今日が根雪ということになるのかもしれません。
c0007388_23103010.jpg


日本海側に大雪をもたらした寒気は富士山にも悪天候をもたらしたようで、
元F1ドライバーのKさんと仲間2人が遭難するという事態が発生しました。
Kさんの南極登山の直前訓練にKさんの会社の社員が同行したようですが、
その2人が亡くなられるという悲劇になってしまいました。
現段階の報道では、F1を離れてからKさんは相当な鍛錬を積まれていたようで、
恐らく単独でも危機対応はできたのでしょうが、亡くなられた2人の登山経験は
それに比べ十分ではなかったようです。
<訂正>お一人はヒマラヤ遠征も同行された経験の持ち主でした。訂正いたします。
真夜中に2人のテントが吹き飛ばされて、強風の吹きさらしの中に放り出された
2人が力尽きていったようで、Kさんも手を尽くしたようですが、力及ばずだったようです。
生存したKさんにとってはとても重い結末になってしまったのはお気の毒なことです。

ところで、今回の事件は、夏のトムラウシ山での事故との類似を連想させました。
あの時はプロと称するガイドが3人も引率しながらの大量遭難という登山史上に残る
前代未聞の事態でした。つい先頃発表された検証作業報告の中では、
リーダーたるガイドの判断ミスが指摘されていました。
今回の事件と細部は異なるものの、引率する立場の判断の適否に疑問が残る
という点は共通するのではないか、ということです。

乏しい夏山経験しかありませんが、気象が安定していれば、実に楽しく
チャレンジングな気分が味わえ、山頂を極めた時の爽快感は何にも代え難いものです。
しかし、一方では山の気象は変わりやすく、突如として雨風に見舞われたりします。
濡れた身体のままでは体温を奪われ、命を落としかねません。
その上、登山コースは必ずしも整備されている訳ではないので、足を滑らせたら
滑落して命を落とすことだって可能性として低い訳ではありません。
その時、パーティーであれば、リーダーの的確な判断により危険を避けることが
可能となる訳で、逆にリーダーの判断が的確でなければ一同が命を危険にさらす
ことになりかねない訳です。

そう考えると、今回のケースも引率するリーダーの判断のあり方が問われると
考えられます。それにしても、山行中はより的確な判断をし続けなければならない
というリーダーの難しさを改めて感じることになりました。
[PR]
by capricciosam | 2009-12-20 00:31 | 時の移ろい | Comments(0)

JRシアター復活か

今朝の新聞一面に次のような記事が載っていました。

「「劇団四季」(浅利慶太代表)の専用劇場を札幌市中央区内に建設する
構想が浮上していることが12日、分かった。札幌市などと調整を進めており、
早ければ来冬の公演開始が予定されている。(略)新劇場の客席は
JRシアターと同程度の約千席で、数年間の公演を想定。」
(以上、北海道新聞より引用)

JRシアターが旧札幌駅構内に仮設劇場として開場したのが1993年。
開幕公演は劇団四季による「オペラ座の怪人」。
c0007388_21441517.jpg

「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい」
この「らしい」というのは、いかにも噂を装っているんですが、
気になる言い方で、思わず興味をそそります。
ついつい「一度はこの目で確かめてみたい…」的な効果がありますね。

劇団四季は1991年から1992年にかけて、旧札幌駅近くの仮設劇場で
「CATS」ロングラン公演を成功さていますが、閉幕してからは
当時の北海道にミュージカルを楽しめる常設劇場はありませんでした。
「オペラ座の怪人」はロングラン公演となり、閉幕後も四季は劇団の
主なミュージカルを次々上演していきました。
JRシアター開設後大勢の観客が押し寄せたのは、以前のCATSの成功が
あったればこそだと私は思っています。
しかし、1997年北海道拓殖銀行倒産に象徴される道内景気の低迷が
次第に興行成績にも及んだようで、1999年にはついにJRシアター自体が
幕を下ろし、四季の常設劇場もついに道内から姿を消すことになります。

撤退当時から、浅利代表は北海道での常設劇場への再トライを公言して
いましたが、長引く景気低迷が高いハードルとなったのでしょうか、いつしか
道内はJRシアター開設以前の巡回公演のみに落ち着いたようでした。
だからこそ、今朝の記事には驚きました。
「数年間の公演」ということですから、また仮設なのでしょうが、
これは長期に渡る景気低迷を考えるとやむを得ないことです。
道内の景気を考えると、経営という側面では決して楽観できる状況ではない
と思われますが、一観客としてみれば、観劇に配慮したJRシアター並の
規模ならば、むしろ歓迎すべきことです。
この歳になると来年に向けた楽しみなんてほとんどないに等しいのですが、
少し楽しみが加わりました。

<追記2.4>
「ミュージカル劇団「劇団四季」(浅利慶太代表)が
札幌市内で構想を進めていた専用劇場の建設予定地が、
同市中央区大通東1に決まった。地上2階、地下1階で、
6月に着工の予定。年末の公演開始を目指している。」
(以上、北海道新聞より引用)

てっきり札幌駅周辺と思っていたのですが、一報どおり確かに
「中央区内」です。創成川以東なので、決してにぎやかな場所とは
言えない辺りですが、ゾーンとしては大通り地区。
これで人の流れが少しは変わるんでしょうね。


<追記2010.5.18>
昨日、北海道四季劇場が来年1月オープンすることが正式発表されました。
5年契約で土地を借り受けて、全国10番目の専用劇場となるそうです。
客席数は約千席で、舞台と客席の一番最後部までは約25mだそうです。
JRシアター並に近いような気がしますね。

「1月のこけら落としは「四季芸術祭」と銘打ち、「エビータ」
「クレイジー・フォー・ユー」など3作品を連続上演し、
四季の会の会員や元会員を無料招待する。
一般客が鑑賞できるグランドオープンは来年4月を予定、
「ライオンキング」を上演する。」
(以上、北海道新聞より引用)

[PR]
by capricciosam | 2009-12-13 21:45 | 時の移ろい | Comments(0)

白鳥の歌

先日届いた季刊ゴーシュの特集がブラームスだった。

タイミング的にはKitara初のブラームス・チクルスを行った
ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団の演奏会が記憶に新しい。
ありゃぁ、佳演でしたね。
あれで空席が目立たなかったら、なおよしだったのですが…

そのなかに編集委員のおすすめの名盤が紹介されていたが、
なかなか渋い選曲は、さすがでした。
その内の「ドイツ・レクイエム」が石丸寛さんのラストレコーディング。
ガンを押して指揮生活45周年記念演奏会を指揮したもの。
この一年後に亡くなるとは到底考えられない凝集された気迫は
見事なものだ。
惜しむらくはサントリーホールの臨場感を録音が捉えきっていないことか。
c0007388_23251829.jpg

<追記>
タイトルが見えづらくなっていますが、BRAHMSと書いてあります。
[PR]
by capricciosam | 2009-12-12 23:44 | 音楽 | Comments(0)

エトロフ発緊急電@新潮文庫

沖縄普天間基地移設を巡り、日米関係がぎくしゃくし始めているようだ。
そんなタイミングの今日、12月8日は「今日は何の日」的に言えば、
太平洋開戦の日である。

68年前の昭和16年12月8日、日本海軍機動部隊は米国
ハワイ真珠湾を奇襲し、日米が全面衝突する太平洋戦争が勃発した。
日米にとってもお互いの歴史を語る時、欠かせない「何の日」なのだ。

この時、日本海軍は機動部隊を一旦エトロフ島の単冠湾に
秘密裏に集結させ、洋上数千キロ離れたハワイに向けて進攻した訳だが、
本書ではその動きを事前に察知しようとする米国が送り込んだスパイの動きに
焦点があてられて、開戦前夜の緊迫した重苦しい気分を活写している。
しかも、配された登場人物がそれぞれ陰影深い性格を与えられて、
絡み合う中で物語は次第に緊迫の度を高めていく構成のうまさ。
終盤のクライマックスに向かう様は、まさに極上のエンターテインメント
としても成功している、と言っても過言ではないと思う。
発表当時、数々の賞に輝いたのも頷ける話で、
時代を越えて読み継がれる作品だろう。
c0007388_2365684.jpg

<追記>
後年の情報開示により、作品に登場する「グーフーボーイ」「フォックス」
が実在したことがわかっている。
果たしてどんな人が担い、実際はどうだったのか、興味深いところだ。
<追記2010.2.26>
19日に直木賞受賞式があったのですが、24日は地元中標津町でお祝いの会。

「祝う会は佐々木さんと親しい町民有志が企画した。
友人による直撃インタビューで「一番気に入っている作品は?」の問いに、
佐々木さんは「思い入れがあるのは『エトロフ発緊急電』。
それに『武揚伝』。これは中標津に仕事場を移して最初の作品です。
それと『警官の血』」と、3作品をあげた。」
(以上、朝日新聞より引用)

どれも愛着がある、と言っても許されるのかもしれませんが、
3作品を挙げたのは、常々のココロの準備が出来ていたせい!?
それとも、佐々木さんの律儀さ故!?
でも、哀惜能わざる本作品を筆者自ら挙げていたのは
私としては嬉しい限り。

[PR]
by capricciosam | 2009-12-08 23:05 | 読書 | Comments(0)

子供はいらない

幸い雪も降らないおだやかな週末だったので、カミサンと散歩していました。
青空も見える良い天気だったのですが、やはり大気は冬です。
しっかり着込まないとなかなか身体が暖まりません。
ウォーミングアップでもすればよいのでしょうが、そこまで改まっちゃうと
段取りが増えて、私の性分では気楽に取り組めなくなります。
歩いてみると、高齢者が多いのですが、まだまだ散歩している人がいます。
とは言っても、数的には少し減ってきたかな。
c0007388_22193391.jpg

さて、先日こんな記事が目に止まりました。

「内閣府が5日付で発表した男女共同参画社会に関する世論調査で、
「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はないか」との質問に賛成と答えた人が
「どちらかといえば賛成」を含めて、過去最高の42・8%に上った。
2007年8月の前回調査と比べ6・0ポイント増えた。
賛成が最も多かったのは20代女性の68・2%で以下、30代女性61・4%で、
20代男性56・6%、30代男性56・3%の順。
全体でも女性が46・5%と、男性の38・7%を大きく上回った。 」
(以上、北海道新聞より引用)

「う~ん、マジっすか!?」
結婚観、家庭観が根本的に変化してきているんですね。
って言うか、社会制度を揺るがす地殻変動が起きてる感じだなぁ…。

生まれてきた以上「加齢」は万人に平等で、毎年一歳ずつ年を重ねていく。
決定的に違うのは、先に生まれたか、後に生まれたか、という世代の差。
そして、世代ごとの役割を社会のルールにおいて果たすことで、
世代間の支え合いがあっただろうし、現にあるのではないか。
これは親子関係が典型例かもしれない。
親世代は子供世代を養育し、成長させて社会での自立に備えさせるし、
子供世代が長じたころには親世代は高齢化しているので年金等で支えてもらう。
少なくともこの例のようなことを各家庭で、ひいては社会で延々繰り返すことで
社会制度が成立してきたのだろう。
そこに世代間の絶対的な数の差が拡大することは、その支え合う関係の
成り立ち自体を難しくさせる恐れがあることは言うまでもない。

しかるに、この調査に回答された若い世代の人たちは、
「結婚しても子供を持つ必要はない」即ち「子供はいらない」と言ってる訳で、
何代か後の世代が、極端な話、なくてもよいと考えている人が多い
ということを示しているらしい。
私には回答された人たちの老後がどういうものになるのか到底想像できない。

もちろん、こう回答されるには、それなりの事情、背景、原因があることは
私のような凡夫でも思いつくのだが、放置しておいて良いとも思えません。
「結婚して子供を持ちたい」と回答するような意識改革につながる
あらゆるアプローチを実施していかなければ「超超少子・高齢化社会」の
出現を食い止めることは難しいのではないかと心配になります。
最も、そんなのが出現したら日本は衰退した後でしょうが…
[PR]
by capricciosam | 2009-12-06 22:17 | 時の移ろい | Comments(0)

おかげさまで5周年

時の経つのは速いもので、拙ブログもよたよたと書きつづって、
おかげさまで5周年を迎えることができました。
訪れていただいた方には感謝いたします。

今年一年は前半に更新ペースが落ちましたが、後半になっても
なかなか回復せず、先月などはほぼ週末にしか更新できていない
「週末ブロガー」状態です。
それでも更新し続けることで、巨大なネット空間に極々微弱な発信を
していると考えると、まだ多少はときめきを感じるものですから、
これがあるうちは気長に続けていきたいと考えています。

しかし、スタート当時はブログはHPの亜流程度の認知状態だったと
思うのですが、手軽さ故にこの間にブログもすっかり定着しましたね。
また、今夏の衆議院選挙後、多くの政治家がブログを利用していることがわかり、
驚くとともに、選挙活動中の更新停止や当選お礼が言えない、なんて規制を
公職選挙法がしているという現実に唖然としてしまいました。
語ってなんぼの政治家こそ、ローコストで手軽な発信手段を活用すべきで、
国民の側にも政治家に対する理解を深める働きがある訳ですから、
お互いにメリットがあるように思われます。
法整備を急ぐべきです。

ところで、利用しているEXCITEには「つぶろぐ」なる、ちょっとした
つぶやき用のブログパーツがあり、記事とは別にちょいちょい更新している
のですが、あくまでもブログの一部にすぎません。
しかし、最近はtwitterなる「つぶやき」そのものも普及し始めたようで、
ブログ以上に拡大する可能性もあるのかもしれませんし、
ネット利用の発信手段の多様化が一段と進むのかもしれません。
まあ、どの程度ついていくことができるのかわかりませんが、
発信やらつぶやきを続けていきたいものです。
c0007388_23105641.jpg

[PR]
by capricciosam | 2009-12-05 23:03 | 時の移ろい | Comments(2)

師走のつれづれ

暦も残り少なくなって、とうとう12月。
いよいよ師走です。
私なんぞは、この言葉を聞くと「慌ただしさ」と「どん詰まり感」を連想。

つい先日のTVでは12月の他の読み方を紹介していましたが、
「極月」
これなんて、「どん詰まり感」そのものですなぁ。
その中で気に入ったのが、
「春待ち月」
冬の次は春だぁ、まだ先があるんだ、2012年じゃない
という楽観的語感が気に入ってます。

ところで、ネットニュースでこんなのを発見。

「夜の部の「野田版 鼠小僧」(作・演出、野田秀樹)では、勘三郎が劇中、
「余の目は節穴ではない。女子アナではない。ましてや小林麻央ではない」と、
“旬”なアドリブで舞台に出ていない市川海老蔵(31)をいじり沸かせた。」
(以上サンケイスポーツより引用)

「アハハ」
思わず笑っちゃいましたが、何故か既視感に襲われました。
勘三郎さんの旬なネタを取り入れたアドリブの場面がまざまざと目に浮かぶのです。

約一年前の「東京鑑賞三昧旅行」の最終ポイントが浅草寺境内の平成中村座。
あの時も勘三郎さんは劇中にアドリブをポンポンいれてくるのです。
そのうちの一つ。
殺された山埼屋(笹野隆史さん)の生首を法界坊(勘三郎さん)が棒で、
まるでゴルフのパッティングをするようにころがして穴に入れる場面が
あったのですが、勘三郎さんのアドリブは
「遼くん、優勝、おめでとう!」
当時石川遼選手がプロ初勝利を挙げてまもなくだったので、
観客も大受けで、舞台上のグロテスクさを旬なネタでうまく中和させていました。

これは一例ですが、やはり演者の息づかいが感じられる生、ライブというのは
得難いモノがあります。もちろん、その中心はステージ上の演者ですが、
観客とて傍観者でいる必要はなく、「反応」をしっかり返すことで、
ステージと気持ちが通じあうかのような会場の一体感が生まれるというものです。
それは演者と観客のお互いの集中した気の為せる一種の創造と言っても
良いのかもしれません。その創造も、時にはしょぼい時もあるでしょうし、
事前の予想をはるかに凌駕する大盛り上がりの時もあるでしょう。
こんな時の幸福感は得がたいものです。
まぁ、これがあるから、ついつい足を運ぶんでしょうね。

おっと、久しぶりに書いたら、ちょっと熱くなってきたぞ。
睡魔が襲ってきたので、切り上げますが、最近は週末ブロガーと化していたので、
12月くらいは少しでも平日に更新していきたいと考えています。
(あくまでも考えただけで終わるかもしれません…)
[PR]
by capricciosam | 2009-12-03 23:45 | 時の移ろい | Comments(0)