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札幌交響楽団第548回定期演奏会@Kitara2012

まず、当日の演奏曲です。
1 ドヴォルジャーク スケルツォ・カプリチオーソ
2 ドヴォルジャーク 交響詩「野鳩」
3 ドヴォルジャーク 交響曲第9番「新世界より」

エリシュカさんが札響定期に登場してから、多くの人が鶴首して待っていたのが、
本定期の「新世界より」であることは間違いないでしょう。
やはり、これまでの定期で取り上げた他のドヴォルジャークの曲で示した力量からも
チェコ・ドヴォルジャーク協会会長としての実力が証明されてきたのですから
期待しても当然というものです。
その辺は、エリシュカさんも、よ~くご承知のようで、配布されたプログラムに

「札幌交響楽団の皆様と再会し、リハーサルを開始することを心待ちにしておりました。
そしてその時がまいりました。きっと素晴らしい再開となるでしょう。
なんといっても今回のプログラムは皆様お待ちかねの「新世界交響曲」ですから!」

と、言葉を寄せられていました。

さて、その「新世界より」ですが、聴き終えてみると、これまでに聴いた実演や
所有CDのどれにも似ていない、独自の解釈に貫かれていたように感じました。
その最大の要因は全楽章を通じた遅めのテンポです。
特に、第2楽章は大体12分程度だろうと思うのですが、約15分という遅さ。
しかし、停滞したとか、弛緩したというのとは無縁で、実に丁寧にかつしみじみとした
深い情緒に満たされていて、largo(ゆったりとした)とは、こういうのを指すんだな、
と改めて合点したような気分です。

これは、「新世界より」だけではなく、1曲目、2曲目から兆しはありました。
予習したCDの時間より、明らかに各々数分時間がかかっていますが、
これは3曲目同様の遅めのテンポの影響なのでしょう。
これは、老いて深まった故の解釈なのか、一般的な80歳代の老人の感じる時間の流れ
なのか、あるいは両方なのか、それとも本来こういう譜読みをすべきなのか、は不明ですが、
結果的には名演であることは間違いありません。
「新世界」の最終楽章を終え、数秒の沈黙とともにエリシュカさんが腕を下ろすと、
途端に会場のあちこちから多くのブラボーと鳴りやまぬ拍手が。
深い感動とともに、名演の誕生に出会えた、という気分がまだ続いています。
いずれ発売されるCDで、この感動を再現してくれることを祈るばかりです。

また、かっちとしたアンサンブルで札響のどのパートもよく応えていたと思います。
特に、第1楽章と第4楽章の弦楽器には一体となった凄味と言っても過言でない、
迫力がありました。
また、1曲目の首席のソロはじめ、トランペットの響きには魅了されました。
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<蛇足>
昼公演。空席も目立たずどのブロックもよく入っていました。
今回もライブ録音されていることが演奏開始前にアナウンスされていましたが、
あろうことか1曲目にフライングブラボーが飛び出したのには愕然としました。
幸い2曲目と肝心の3曲目には飛び出さなかったため、余韻を楽しむことができましたが、
あれは一体なんだったんでしょう。
<蛇足2>
エキストラの中に、なんとベルリン・ドイツ響のコントラバス奏者の
高橋徹さんがいたのにはびっくり。思わず目をこすりました(笑)
昨年11月の佐渡さんとDSOの熱演を思い出しました。
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by capricciosam | 2012-04-28 19:24 | 音楽 | Comments(0)

ガイドドックオープンデー2012@北海道盲導犬協会

金曜日、わが家の庭も陽の当たるところで、ついに積雪ゼロを記録しました。
やはり、低温と曇天続きでは、雪もそうそう早くは溶けてくれません。
でも、岩見沢市は今夜でも積雪深11cm(アメダス)ですからね。
ホント、遅すぎる春です。

日曜日、久しぶりに「ガイドドックオープンデー」に出かけてきました。
会場に足を踏み入れて、まず「零犬安眠碑」に手を合わせました。
昨年1月に亡くなった「ビーン」の霊も眠っていることでしょうから、
お疲れ様とのねぎらいとともに、安らかに眠ってくれることを念じました。
(ビーンについては、以前の記事をごらんになってください)

心なしか、例年の人出よりも多く感じられ、結構なにぎわいです。
協会の建物内外ともに混雑していました。
大勢の方が盲導犬に関心を寄せてくれるのはありがたいことです。

50頭が収容できる犬舎にはたくさんの犬たちが。

訓練犬、盲導犬、預かり盲導犬、パピー、PR犬、キャリアチェンジ犬、繁殖犬。

これまでは訓練犬が大半な展示だったように記憶しているのですが、
多様な役割の犬を不規則に並べることで、盲導犬の多様さを理解しやすい工夫だな、
と感心しました。
そして、犬舎の真ん中には柵を巡らして直接ふれあえるようにしています。
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さて、犬舎にいるのは、いわば「現役」。
犬舎の手前には現役を退いた老犬たちの「老犬ホーム」があります。
室内にも多くの人が入り込んで、老犬たちとのふれあいを楽しんでいます。
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よく動き回っている3頭は、きっと卒業したばかりで、まだまだ元気なのでしょう。
でも、一方で布団の上で、うつぶせになり、目を閉じて、ピクリともしないものも
何頭かいます。さらに、オムツをあてられているものも。
彼らは相当の高齢なのでしょう。
来るべきゴールまで、老犬ホームで安らかに余生を過ごしてくれることを
祈らずにはいられません。
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by capricciosam | 2012-04-23 23:34 | 時の移ろい | Comments(0)

薄氷を踏む思い

4月9日テキサス州アーリントンで行われたレンジャーズVSマリナーズ戦に
ダルビッシュが登板し、メジャー公式戦にデビューした。

「5回2/3 8安打5失点で1勝目。
調子は最悪でしたが粘り強く、気持ちも強く持って投げました。
毎年最初の登板は気持ちと身体が一致せず苦労してるな〜。
でも打線が4本塁打で逆転してくれて勝てました! チームが勝って良かった!」
(以上、ダルビッシュのツィッターから引用)

録画予約しておいたので、夕食後観ましたが、まさか、まさかの
1回で50球近くの制球難には、昨年の開幕戦での大乱調を思い出しました。
ここ数年は、公式試合でも開始早々の制球難が目立っていましたが、
海を渡っても、収まるどころか、ひどくなったようで心配です。
しかし、この試合だけで全てが決まる訳ではありません。
次回の登板には、もっと安心して観ていられるはずです。

『降板する時の様子が「一番印象に残りましたね」と話した。
「ダッグアウトに下がっていくとき(ファンに向かって)帽子を取らなかった姿が
すごくよかった。この内容では…というプライドが見えた」とイチロー。』
(以上、スポニチ4/10より引用)

イチローの見立てを信じて、次回登板に期待します。
ガンバレ! ダルビッシュ!!
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by capricciosam | 2012-04-10 22:52 | ファイターズ | Comments(0)

気に入った一枚①

先日の飲み会で聴いた話ですが、4月中旬に結婚式を挙げたんだけれど、
その時も外は真っ白だった、なんて年も過去にはあったようですから、
4月でも雪が降るのは、そう珍しいことではないのかもしれません。
でも、今朝起きたら窓に拡がる一面の雪には、さすがにうんざり感がこみ上げました。
それにしても、ここまでしつこいと、ね。
今年の冬将軍の未練たらしいことといったら、ありゃしない。
どうやら、タイヤ交換はしばらく待ったほうがよさそうですね。

昨日、久しぶりにCDを何枚か買ったのですが、店舗がリニューアルされていて、
従来2フロアで営業していたのが、1フロアに集約されていました。
以前の状態では、行くたびに陳列がスカスカしていくような感じで、
CD不況だなんて話を実感しているような気がしてちょいとさびしかったのですが、
ちょっと窮屈な感じでも、にぎわいが戻ったような感じで、これもまた良しですね。
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そのうちの一枚が写真のCD。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲。
独奏はイダ・ヘンデル。
廉価版として再発売されたのですが、シベリウスが生前彼女の演奏を絶賛した
というだけになかなか充実した演奏です。
彼女が52歳の時の録音で、脂がのってる時期なんでしょうね。
実は彼女の演奏にkitaraで接したことが一回あります。
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演奏されたのはブラームスのヴァイオリン協奏曲でしたが、この時すでに75歳!!
しかし、ステージでの立ち姿同様の堂々とした見事な演奏を展開したことに、
演奏そのものよりも、驚いたという感情のほうが残っています。
生きていれば今年89歳ですが、まだ演奏活動を続けていらっしゃるのでしょうか。
<蛇足>
タイトルにとりあえず①と入れましたが、またご紹介することがあるかもしれないので、
とりあえずナンバリングしておくか、という程度で、連続紹介する予定はありません。
<蛇足2>
桜前線も着実に北上しているようで、東京の桜の満開が報道されていますね。
北海道への上陸は例年ならGW前頃でしょうか。
と言うわけで、このバナーともおつきあいください。
ハナサケニッポン

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by capricciosam | 2012-04-08 17:15 | 音楽 | Comments(0)

ららら4月

とうとう4月に突入したというのに、今朝起きたら一面の雪。
でも、先日の冬景色ほどではなかったので、晴れてきたらすぐに溶け出して
お昼頃には消えてしまいました。
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写真は8時頃の家の前の様子。ちょうど溶けかかってきた頃。
予報では今週もまだ雪マークがあるので油断はできませんが、
最高気温も5℃程度なので、積雪ゼロにももう一息という感じですね。

おっと、まだ書いている最中なのに途中で更新されちゃったよ。
まぁ、操作ミスということで、はぁ~、気を取り直して続きを書きます。

さて、プロ野球も開幕。ファイターズも3連戦を札幌ドームで戦ったのですが、
まず、驚いたのが開幕試合の結果。
当時はあいにく送別会と重なって、じっくり中継は観られなかったのですが、
先発が佑ちゃんとわかった時から勝利は半信半疑だったというか、
否定的だったというのが正直なところ。
しかし、結果は翌日のスポーツ紙の一面を独占したようにプロ入り初の完投勝利。

「おいおい、持ってるなら、さっさと出してくれよ!」

翌日TV画面のリプレイを見て、顔はほころびつつも画面に文句を言っておりました(笑)
「できるだけ長いイニングを投げたい」という佑ちゃんの目標達成のためにも、
次回の登板も気合いをいれて投げてほしいものです。

それから、第2戦の9回での劇的逆転による2連勝。
今日は負けたとは言え、先発吉川投手が8回1失点の好投。
これで先発の5人目は確定でしょう。
昨日のヒーローインタビューで田中選手が「これが栗山野球です」と言ってたのが
印象的でしたが、栗山采配はヒルマン監督-梨田監督と続いたややパターン化した
日ハム野球をバージョンアップさせてくれそうな気配を感じさせます。
それは、試合においても何かやってくれそう、というような期待というか、楽しみですね。
さて、そのうちドームに応援にいってきましょう。

ところで、日曜夜の定番だった「N響アワー」も3月で終了。
時々観る程度だったのですが、N響演奏会を中心に小生も楽しんでいました。
代って登場した「らららクラシック」の第1回ですが、N響の演奏会は予告程度で
ゲストの樫本大進さんとのトークを中心とした展開にスタジオでの実演を短く入れて60分。
途中の解説的字幕や演奏会予告からもクラシック入門編のような印象で、
方向性は異なるのでしょうが、「新題名のない音楽会」にも似たような印象ですね。
司会のお一人の加羽沢美濃さんは「題名」の準レギュラーのような方ですし‥
まぁ、これはこれで楽しめたので、新たなファンの開拓には役立つかもしれませんが、
従来の演奏会(特にN響)を中心とした企画を期待していたファンはがっかりでしょうね。
そういう方はBSの演奏会をみてくださいという意味なのかもしれませんが。
小生が気になるのは、時々この時間枠で放送されていた「オーケストラの森」の行方。
地方オケの演奏を聴く良いチャンスだったのですが、一体どうなるのでしょうか?

さて、そんな4月のスタートでしたが、久しぶりに更新です。
書きながら聴いているのが写真のCD。
ストルツマンのクラリネットが夜の静寂にやさしく響きます。
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by capricciosam | 2012-04-01 23:26 | 時の移ろい | Comments(0)