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PMF-GALAコンサート@PMF2012

PMF始まって以来の初GALA(「お祭り」という意味らしい)。
Kitaraも緑色と金色を基調に入り口から装飾され、ホワイエ、ステージともに
華やぎを感じさせ、組織委員会側もドレスアップして迎えている。
国際教育音楽「祭」というくらいだから、このくらいの演出はあっても不思議じゃないか。
そう言えば、客席もドレスアップした女性が目立った。
一方男性は、連日続く猛暑のためか小生含めクールビズや軽装が多かった。
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さて、そんな初めてのGALAは2部構成。
第1部はソプラノの天羽明恵さんが司会進行を務め、
1 デュカス:「ラ・ベリ」のファンファーレでスタート。
ホワイエ・コンサートでも披露していたが、なかなか良いアンサンブル。
続いて2曲。
2 ヴィドール:オルガン交響曲第5番作品42-1からトッカータ
3 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番アリア
2は久しぶりに聴くパイプオルガンによるソロ。
響きには圧倒されるが、作品自体がやや単調。
3は天羽さんのソロが素敵。 
4 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」から第1楽章
児玉麻里さんのソロで。
ベートーヴェンがピアノ・ソナタで様式を転換した作品として知られるが、
天羽さんじゃないが、残りも聴きたくなった。
5 J・シュトラウスⅡ(シェーンベルク編):皇帝円舞曲
シェーンベルクと聞いて、ちょっと身構えてしまったが、
作品本来の骨格を活かしてあり、普通の室内楽として楽しめた。
6 グリーグ:組曲「ホルベアの時代」から前奏曲
7 チャイコフスキー:弦楽セレナードハ長調作品48から第1楽章
ファカルティのお一人のダニエル・マツカワさんが指揮して2曲続ける。
マツカワさんの指揮は2009年のポストリュードコンサート以来だが、
指揮ぶりは見違えるほどうまくなっていた。でも、曲の持つ"凄味"までは感じられない。

曲の間、ステージのセッティングが変わるため天羽さんがお話でつなぎ、
さらには中国公演にからめて北京と瀋陽出身のPMF生や札幌出身のPMF生にインタビュー。
札幌出身の方はファゴットで、現在はベルリン・フィルのアカデミーに在籍されているとのこと。
札響のオーボエに影響されて中学の吹奏楽部でオーボエを志望したら、
先生にファゴットにまわされたという話には笑いが、また週1回のレッスンの他、
月1~2回はベルリン・フィルの演奏会に参加している、というエピソードには、
会場から期せずして感嘆の声が(笑)。

最後に、PMFオーケストラが登場して当初第2部で予定していた「PMF賛歌」を
会場のお客も立ち上がって合唱する。
ホルストの「惑星」から「木星」に歌詞をつけて歌う、という即席平原綾香状態なんですが
PMFにふさわしい歌詞も相まって気持ち良く歌うことができました。
これから毎年のPMFでは定番となるのかな。

以上で第1部が終了。
この段階で第2部の開演予定時間をオーバー。

第2部はPMFオーケストラ演奏会。
演奏されたのは次の2曲。

1 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調作品102
2 R・シュトラウス:アルプス交響曲作品64

1はソリストのファカルティを除けばPMF生のみで、2は首席にファカルティが参加という
プログラムAと同様のスタイル。Kitara最後の仕上げ、とばかりに注目です。

1はソロとオケが溶け合った時に発する曲の持つ躍動感や多彩さには乏しく、
お二人のソロとルイジさんの指揮ぶりも相まって手堅い演奏に終始する。
実は1を終えてやや拍子抜けの感があったのですが、2では思わず身を乗り出す出来に。

2は交響曲とは言うものの明確な楽章の区別がなく、続けて演奏されるため
単一の楽章構成のようで、その上標題も有することから交響詩的な要素が強い作品。
また、カウベルはじめ見慣れぬ打楽器も登場して、規模も大がかり。
5人の打楽器奏者が両手にカウベルを持って鳴らしていたが、
これなんかCDだけではわかりません。
この曲はトゥーランガリラ交響曲同様、実演が楽しめる度合いが強いですね。
音だけ聴いていても、まるで映画でも観ているかのような気分に浸るのですが、
これとて音で景色を描写するという試みも肝心のサウンドが良くなければ、
作品の持つ仕掛けは楽しめない訳で、その点ルイジさんの冷静かつ熱情溢れる指揮は
見事にオケからその響きを引き出すことに成功していたと思う。
やはり、プロ未満の即席オケが手兵オケの如く大変身している様には、
ほぼ一ヶ月札幌に滞在して指導するという芸術監督本来の役割を果たしてくれた成果なのでしょう。
3年間の任期のラストを飾るにふさわしい仕上り具合だと思われました。
来年はルイジさんが登場することはないのでしょうが、
開催期間中は滞在して指導するという芸術監督が選任されることを期待したい。

初のGALAで、かつ長時間なので少々身構えていましたが、
終えて見ると疲れもなく十分楽しめました。
賛歌も作った以上、次年度も定番化していくのでしょうか。

<蛇足>
今回TV中継はなく、録音だけのようです。
昨年もKitaraのラストコンサートにはありませんでしたから2年続けてですね。
また、会場の各ブロックに空席が目立ち、入りとしては7~8割というところでしょうか。
GALAという初の試みとルイジさんのラストイヤーだけに
満席なら最高の形だったと思われるだけに残念でした。
ちなみに今年のPMFでは、でかけた演奏会全てで空席が目立ちました。
アーティストの力を引き出す上で、会場が満席に近いことは大事なのではないでしょうか。
景気の低迷が原因だ、と簡単に片づけずにPMF組織委員会は、
チケット販売にもっと真剣に向き合っていくことを期待したいですね。
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by capricciosam | 2012-07-28 23:17 | 音楽 | Comments(0)

ホントに同級生!?

PMFも閉幕まであと一週間あまり。
実に早いものですね。開会までもうすぐだな、なんて期待して待っていた頃が
あっという間に過ぎていってしまうんですから。
先々週の3連続のKitara通いの記事を書いた以降、記事も更新せずに聴いていた、
なんてことだったら、嬉しいのですが、あれ以降は一回も行けず。
もちろん、仕事もこなさなければならないのは言うまでもありませんが、
もっと大きい理由は疲れです、ハイ。
今日も道内各地でPMF生のアンサンブルによる演奏会があったので、
少し無理してでもという気持ちも起きない訳ではなかったのですが、
これから本格化するはずの暑さを乗り切れるか、と少しだけ冷静に考えて断念。
まあ、老化する身体とつきあう以上やむを得ません。
代わりに、開花が終わって枯れてしまった花を整理したりしてのんびりと過ごしました。
写真は見頃だった時に撮ったものです。
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さて、昨夜はオールスター第2戦を楽しみましたが、
やはり圧巻はセ・リーグ先発の前田投手(広島)の迫力でした。
あわや3回連続3人で抑えるのか、と思ったら、一矢報いたのが、田中選手。
さすが、日本ハムのキャプテン。巧打でした。

パ・リーグ2番手で登場した吉川投手(日本ハム)も同世代の坂本選手(巨人)に
ホームランを打たれた以外は好投。
改めて、1988年生まれは粒揃いということを再認識した感があります。
試合はセ・リーグの2連勝となりましたが、パ・リーグは一体どうしたのでしょうね。
得点が入らない。セ・リーグの投手にすっかり押さえ込まれている感じです。
明日の盛岡ではパ・リーグ打撃陣に奮起してもらい、被災地に元気を与えるような
試合にしてもらいたいものです。

ところで、中継を観ながら少しだけ気になった言葉があります。

「(略)力勝負に出た結果、坂本(巨人)に一発を浴びた。
坂本が「同級生だったので思い切り振ろうと思った。
真っすぐを投げてくると思っていた」と振り返ったガチンコ勝負には敗れた(略)
(以上、道スポ7/22付けより引用)

TVでも実況中継するアナウンサーが1988年生まれの選手に対して「同級生」を乱発するので、
どうも耳障りでしょうがなかったのですが、坂本選手自身がインタビューに応えている時に、
確かに「同級生」と言っているので、正直驚いてしまいました。
慌てて、手元にある国語辞典(2009発行)を調べてみたのですが、

「同級生=学級が同じであること」

という説明です。つまり、同じクラスだった、同じ教室でともに学んだという意味だろう
と思うのですが、果たして前田投手、吉川投手、坂本選手は同じ学校の同じ教室で
ともに過ごしたのでしょうか。この点は別々ということは明らかなことです。
このような場合、小生の感覚では、「同世代」とか、「同年代」が適切と思いますね。
あえて学校と関連付けるとしても、「同学年」ぐらいがせいぜいではないでしょうか。
でも、同学年ですら、クラスは異なっても、同じ学校というニュアンスが残るので、
ちょっと苦しいようにも思うのですが。

ついでに念のためコトバンクでも調べてみました。

「同級生=同じ学級の生徒・学生。同じ学年の生徒・学生。」
(大辞泉、小学館)
「同級生=同じ学級の生徒。クラスメート。」
(大辞林、三省堂)

前者には学級よりも大きなくくり方というニュアンスが追加されていますが、
基本的には、やはり「同じ学級」が共通です。
ですが、野球の例に見られるような現代の使い方がその後定着し、
もっと当たり前に使われる可能性もなくはないのでしょうね。
ここまで書いて、以前にも似たようなことを記事にしたことを思い出しました。

記事はこちら

別に、正しい日本語を、なんて言うつもりは毛頭ないのですが、
この歳まで生きてきたら、それなりに身に付いた言語感覚は
ほぼ生理的な感覚に近いので、どうにも気になる使い方だな、
という気持ち悪さというか、違和感は生きてる限りとれないのかもしれません。
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by capricciosam | 2012-07-22 23:42 | 時の移ろい | Comments(0)

ファビオ・ルイジ&PMFオーケストラ(Aプロ)@PMF2012

演奏されたのは次の2曲。

1 ストラヴィンスキー ペトルーシュカ(1947年版)
2 チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調「悲愴」

1は見渡したところPMF生のみで、2では各パートの首席に指導陣が加わる、
という近年定着したやり方となっている。
コントラバスだけで11と相変わらずのボリュームなので、音量が不足するということはない。
しかし、スタートしてからまだ10日余りの急造オケだけに、アンサンブルの練り具合はどうか。
その年のPMFオーケストラの出来映えを占う意味でも、また今年は最後に控えた中国公演に
持っていくプログラムでもあるだけに期待して出かけた。

1では、炸裂するリズムを支える打楽器陣をはじめ、各パートともに健闘。
ただ、ホルンはじめ金管には時々乱れがあったことから、後半はもっと良くなるのだろう。
1947年版は4楽章から構成されるが、30分余り連続で演奏されたため、
一旦崩壊したら大変なことになるのだろう。
そのためPMF生の緊張も相当のものだろうが、指揮するルイジさんとてそれ以上か。
それ故、指揮ぶりは先日の札響で見られた抑制された、慎重なものになるのか、
と思ったら、もっと動作にメリハリをつけて、グイグイと引っ張る感じで
オケをコントロールしていた。

これは2になっても変わらず、むしろ1より大胆になった感じがした。
そのせいか、演奏自体にのびやかさとダイナミックスさが溢れ、
大変感動的なものに仕上がっていた。
もっとも、各パート首席の指導陣が抜けてからもこうなるのか、どうかは定かではない。
しかし、十分期待が持てる内容だったことは間違いない。

ところで、気になったのはルイジさんの指揮ぶりの変わり様だ。
やはり、曲の違いというより、オケの違いなのでしょうね。
札響の時は、お互いが慎重な手合わせをしているような雰囲気が感じられ、
サウンドとしてはきっちりしているものの、小さくまとまったような印象でした。
それに比べ、PMFオーケストラは、指揮者が前にでなければならないという
指揮者とオケの力関係があります。
それが、2では信頼しているプロが加わって支えることから
より大胆になった、とも考えられます。
単純にプロとアマの違いとも捉えられなくもないのですが、
むしろプロ同士だからこその違いだったのかもしれません。

PMFオーケストラ演奏会としては注目していたAプロだけに
空席なんて目立たないだろうと思ったら、各ブロックとも結構あったのは意外。
しかし、それでも四方へのお辞儀で応えるルイジさん。
好感度アップします。
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by capricciosam | 2012-07-14 23:45 | 音楽 | Comments(0)

東京クワルテット@PMF2012

演奏された曲は以下のとおり。

1 ハイドン 弦楽四重奏曲第74番ト短調「騎士」
2 ドビュッシー 弦楽四重奏曲ト短調
3 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」
アンコール
1 ハイドン 弦楽四重奏曲「ヴェネツィアの競艇」より第3楽章
2 ヴェーベルン 弦楽四重奏曲のための緩徐楽章

毎年PMFでは数多くの演奏家会が開かれます。
仕事がある身としては、ある程度公演の数を選択せざるを得ない訳ですが、
弦楽四重奏コースが設置されていた2005年から2009年までの5年間は、
指導者の東京クワルテットの演奏会には極力足を運んで、
40年に垂んとする円熟の響きに耳を傾けるように心がけてきました。
その上、僥倖だったのは、室内楽コースが廃止された2010年以降も
指導陣に留まって演奏に接することができたことでしたが、
それも2013年6月に解散が決定したことで、最早叶わぬこととなりました。

そういう意味では、札幌でのラストコンサートの性格を帯びた演奏会。
一糸乱れぬアンサンブルの連続に奇跡的な時間となりました。
しかも、演奏が進むほど集中度は高まるようで、ドビュッシーでメインデッシュを
食した気分でしたが、休憩後のベートーヴェンはそれ以上の充実ぶりで
固唾を飲んで聴入りました。

鳴りやまぬ拍手に応えてのアンコール。
1曲目の前に池田さんがスピーチ。
「活動をはじめて42年と数ヶ月。来年の今頃には、もうここにはいなのかと
思うと、‥‥」残念ながら「‥‥」の部分は聞き取れませんでした。
なんとおっしゃったのでしょうか。

2曲目も同じく池田さんが解説。
ヴェーベルンが19歳に作曲した恋する気持ちの込められた作品とのことでしたが、
小生には過ぎ去った過去の名残を惜しむかの如く、慈しむような気持ちが
感じられてしかたありませんでした。
まるで、東京クワルテットの皆さんの「さよなら」の気持ちが込められているようでした。

空席の目立つ会場でしたが、立ち上がって拍手される方がとても多かった。
きっと、感動と感謝と名残惜しさがそうさせるのではないかと思いますが、
だとしたら、小生も同様です。
そんな気分の一端を代弁してくれたような文章がありましたので、
最後に引用させていただきます。
会場で配布されたパンフレットに掲載されていたものです。

「いまこの4人で最終章に辿りついた東京クワルテットが、札幌での最後の夏に、
弦楽四重奏の名作で語る真摯な音楽への言葉や感情は、過ぎていく音楽の
美しい喜びやいっときの愉楽を超えて、この先への輝かしい果実を人々の
記憶のうちに育てることになるのだろう。」
(以上、青澤隆明氏「この夏の光のなかで」より引用)
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by capricciosam | 2012-07-13 23:44 | 音楽 | Comments(0)

ファビオ・ルイジ&札響@PMF2012

演奏されたのは次の3曲。

1 ウェーバー オベロン序曲
2 モーツァルト フルート協奏曲第1番
3 ブラームス 交響曲第4番

PMF開催中はホストシティ・オーケストラとして札響も参加しているが、
かつてPMF生との混成オケで聴いたことはあるものの、単独では初。
と言うのは、PMF芸術監督が札響を指揮するのは1994年に当時芸術監督だった
クリストフ・エッシェンバッハ以来とのこと。
また、ファビオ・ルイジの芸術監督としての任期が今年限りとなると、まさしく一期一会。
7月には札響の定期演奏会がないだけに、定期演奏会に匹敵する位置づけ
ともとれなくはない。

さて、1曲目。聴き終えて頭に浮かんだのは「丁寧」という単語。
札響の演奏には慎重さが感じられ、その分丁寧な響きであったと思う。
演奏終了後、ホルンとクラリネットの両首席を立ち上がらせていたが、納得。

2曲目はソロはウィーン・フィルの首席フルート奏者カール・ハインツ・シュッツ。
ところで、今年のファカルティのメンバーを見て驚いたのは、開催期間前半を支える
ヨーロッパからの指導陣にウィーン・フィル在籍者はこの人のみ、という少なさだった。
昨年よりもさらに減って、たった一人だけ。
しかも、芸術顧問を務めていたペーター・シュミードルさんの名前もありません。
かつて、コンマスや各パートの首席奏者が複数加わっていたことを覚えてるだけに、
なんとも感慨深く、長年PMFを支えてきたウィーン・フィルとの関係も終わったのか、
あるいは終わりを迎えつつあるということなのでしょうか。

さて、演奏ですが、ソロは無理なく楽々と吹き上げている感じで、
カデンツァも含め技巧を駆使されているのでしょうが、実に軽やかで、爽やか。
決してブリリアントな響という感じではないですが、
聴いていて心地よい響きには魅了されました。
札響も編成を小さくして室内楽的響きにしていましたが、よく盛り立てていました。

休憩後の3曲目は札響の力を発揮してもらいたいところですが、
第1楽章、第2楽章では1曲目、2曲目で示されたアンサンブルの良さが後退し、
時々音のざらつきが感じられる部分もあり、あまり楽しめず。
しかし、第3楽章、第4楽章ではうまく修正できたようで熱演になりました。

会場からはブラボーが飛び交っていましたが、盛大な拍手に応える
ルイジさんは四方に丁寧におじぎを繰り返していました。
ほんと誠実とか、きまじめという言葉がふさわしい感じの方なのですが、
これは音作りにも現れているようでした。
普段の札響から聴かれるもう少しはみ出し気味の響きは一切なく、
きっちり刈り込まれている感じで、きれいに整ってはいますが、
ダイナミックスさには物足りなさも感じるというものでした。

にしても、空席が目立ちました。
5~6割というところでしょうか。
一期一会的機会だっただけに、もったいない気分が残りました。
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by capricciosam | 2012-07-12 23:33 | 音楽 | Comments(0)

姪の結婚と富良野の旅

日曜日は姪の結婚式出席のため旭川へ出かけました。
会場は2年前に別な姪が結婚式を挙げたところと同じ。
晴れ姿を見ていたら、姪が乗り越えてきた試練を思い出しました。
「よくがんばってきたな、えらいな」
そう思うと感傷的になるのですが、そんな気分を吹っ飛ばしたのは、
姪の笑顔、笑顔、笑顔。
もちろん涙もありましたが、終わってみれば、実に楽しいものでした。
二人の前途に幸多かれ、です。
写真はブーケトスをしているところです。
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そのまま旭川泊まりだったので、月曜日は久しぶりに富良野経由で帰りました。
国道237号線を南下して、まず美瑛町の「ぜるぶの丘」に立ち寄り、ケン&メリーの木を見ました。
「いっだって、どこにいたって‥」
懐かしいバズの歌声が甦ります。
ついでに「択真館」にも久しぶりに寄りたかったのですが、時間の関係で今回はパス。

さらに南下して、中富良野町の「ファーム冨田」へ。
平日にもかかわらず、大勢の観光客が。
ちょうどラベンダーが開花を迎え見頃ですからね。納得。
かなり蕾は見えていたので、ラベンダー畑は概ね紫色には見えるのですが、
満開にはやや早かった感じで、色がやや淡い。
もっと畑が色鮮やかな紫色になるのはもう少し後でしょうね。
写真は畑の中で結婚衣装をまとって撮影していた中国(台湾)系カップル。
本当のカップルなのか、演出なのかは不明です。
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それから向かったのは、本日の第一目的地である「カンパーナ六花亭」。
中富良野から富良野市街に入る手前、学田で国道を右折して山に向かいます。

「2万4千坪の広大な丘陵地に広がるぶどう畑。
銀色に輝くぶどう畑の鐘がランドマークです。」
(以上、六花亭HPより引用)

まさしく周囲はぶどう畑。
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店内は実にゆったりとした造りで、大きな窓からは対面にそびえる十勝連峰が望めます。
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また、店内でも食べることは可能なのですが、広々としたデッキがお薦め。
せっかくの機会なので、「新千歳発」と「ふらの餅」をデッキに出て、山々を眺めながら
いただきましたが、どちらもおいしかったなぁ~。

ここで一息ついたところで、次に向かったのが富良野市麓郷。
いったん国道に出てから富良野市街に入ったところで、
道路標識を見ると「麓郷」の文字があり、迷わずこれに従ったのですが、
しかし、かなり前に来た時に比べなんとなく遠い、というか遠回りしている感じです。
帰宅してから地図を確認してわかったことなのですが、
選択したのが布礼別経由の山道で、やはり少し距離はあるようでした。
でも、そのお陰で最近亡くなられた地井武男さんが「北の国から」で社長を演じられた
中畑木材工業の前を偶然通ることができました。
仕事中なので許可をいただいて、通りから写真を一枚撮りました。
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それから本日の第二の目的地である「五郎の石の家」に。
麓郷の街を背にして山に向かって道なりに進み、左折して駐車場が現れたら終点です。
入園料を払って、歩いて向かいます。
途中にある「北の国から」のクイズのある少し傾斜のある山道を歩いて、
森が開けた草地の奥に「五郎の石の家」はありました。
ドラマではもっと広いイメージだったのですが、拍子抜けする程コンパクト。
やはり、映像だけでは、勝手な思いこみがあったようで、少々意外でした。
写真は家の中を通り抜けて裏口から出て、家の裏側と風車を撮ったものです。
裏は石ではなく、廃材を利用した木の壁になっていました。
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さて、これで当初の目的地は見終ったので麓郷に戻ろうとしたら、
すぐ近くに「アンパンマンショップ」の看板が。
まだ、好奇心は失せていなかったようで、ついでに寄ってきましたが、
正直「どうしてこんなところに!?」という意外感は大きかったですね。
「ジャムおばさんのジャム工房」では、実にいろんなジャムが作られているようで、
写真はその店内に置かれた試食用のビン。
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工房の少し奥には「やなせたかしの店anpanman shopふらの店」が。
店内は、もちろんアンパンマングッズだらけ。
店の前でアンパンマングッズで遊んでいた親子づれも、会話をよく聴くと
中国(台湾)系のような響き。
さすが、アンパンマンはワールドワイドな人気ものですね。
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帰りは滝川まで国道38号線を走り、滝川から高速道路を利用して帰りました。
生来の出不精なので、道内の有名観光地でも足を踏み入れたことがない
土地はかなりあります。
少し疲れましたが、やはり旅は良いですね。
これからも機会があれば、足を伸ばしてみたいものです。
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by capricciosam | 2012-07-11 07:03 | 時の移ろい | Comments(0)

武田祭り!?

昨日は七夕。

「旧暦の7月7日に行われる年中行事。中国を中心に,日本,朝鮮にも広がる。
〈しちせき〉とも読まれる。7月7日を特別の祭日とする観念は,おそらく古い農耕儀礼に
起源をもつのであろうが,文献資料にのこるものとしては後漢時代の崔寔(さいしよく)
《四民月令》が最も古いものの一つである。そこには,この日に書物の虫干しをするほか,
河鼓(かこ)(牽牛)と織女の二星が会合するのにあわせて,人々は願いごとをするという
(牽牛・織女)。・・・」
(以上、コトバンクより引用)

北海道では一ヶ月遅れの8月7日にやることが多いようですが、
そう言えば東北の四大祭りのひとつ仙台の七夕も8月でしたね。
と、言うわけで久しぶりにこのバナーを。
ハナサケニッポン

さて、そんな日に札幌ドームではファイターズがソフトバンク相手に3連戦中。
しかし、かけつけたファンにとっては8回途中まで2失点とがんばった吉川を
援護できない打線にモヤモヤ感の残る試合となってしまいました。
結果的には対ソフトバンク戦は圧倒的な負け越しが続くことに。
6日は投手陣が踏ん張れず勝ち試合を逃すし、どうもいけませんなぁ~
かみあわない投手と打線。
どこかで、この負の連鎖を断ち切ってもらいたいものです。

しかし、驚いたのは相手先発の武田投手。

「プロ初登板初先発の高卒ルーキー武田は、球威ある直球に縦の変化球を有効に使い、
新人らしからぬ堂々とした投球で6回を1安打無失点、4三振2四死球と好投。
プロ初勝利を挙げた。(略)日本ハム打線はソフトバンクの投手陣を前に的を絞る
ことができず、3安打に抑えられた。」
(以上、サンスポ7/7より引用)

スタンドで観ていても、150km前後の直球で打者を追い込んでから
大きく曲がる変化球で打ち取るという堂々たるものでした。
落ち着いた投球には、敵ながら、あっぱれです。

さて、この3連戦は「北海道祭り」としてイベント中で、
道内各地から珍しい食べ物が提供されていました。
小生が食べたのは、稚内から出品されていた「おおなごの棒寿司」と
「ほっけメンチかつバーガー」の2品。
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これは好奇心からのチョイス。
バーガーは会場で、棒寿司は帰宅してからそれぞれ食べましたが、
「おおなご」も「ほっけ」も、うまく調理してありました。
ただ、B級グルメとして光るためにはもう一工夫あれば、とも思いました。
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by capricciosam | 2012-07-08 05:29 | ファイターズ | Comments(0)

もうすぐPMF2012

夜来の雨のせいか、出がけに少し肌寒く感じて長袖シャツをチョイスしましたが、
日中、雲が切れて太陽が顔を出したら、やはり暑い。
腕まくりしてちょうど良かったんですから、やはり7月、夏近しです、ハイ。

「7日に札幌で開幕する国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」に
参加するアカデミー生が2日、新千歳空港に到着した。
今年のアカデミー生は、世界各地のオーディションで27カ国・地域の123人が選ばれた。
このうち、日本人は道内在住・出身の4人を含む26人。」
(以上、北海道新聞7/3より引用)

恐らく3日にはシートも決まり、当面の7日のオープニングセレモニー、
8日のPMFオーケストラ演奏会に向けて音楽漬けの日々が始まるのでしょう。
今年のPMF生の健闘を祈るとともに、どんな演奏に出会えるのだろうか、とワクワク。
毎夏のことですが、楽しみな季節がやってきました。
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by capricciosam | 2012-07-03 23:56 | 音楽 | Comments(0)

カルテットという名の青春@BS朝日

前回の記事で「週末ブロガーと化しています」だなんて、
開き直ったタイトルをつけてしまうくらい6月の記事更新は少なかったですね。
昨日も、書こうと思えば書けたのですが、ズルズルと夜に。
怠惰から脱するのは勇気がいるものです、ハイ。

さて、今日から7月。
過ぎ去った半年はさておき、7月はPMFもありますから少しは更新できるかな、
と思っています。
に、しても最近は暑いんですよね。
今日も窓を開けると風が強いし、それでやや蒸した状態の室内でこれを書いています。

さて、話はちょいと戻って、昨夜のこと。
チャンネルを変えたら「カルテットという名の青春」という番組が入っていました。
タイトルに惹かれてみていると、若き日本人カルテット「ジュピター弦楽四重奏団」の
欧州での研鑽ぶりを数年に渡って追跡したドキュメンタリーということがわかりました。
ほぼ後半しかみることはできなかったのですが、見応えはありました。

技術的には申し分のない彼らなのですが、指導を受けるタカーチ教授からは
「もっと自由に、心を表現しなさい」と言われます。
しかし、シンプルなアドバイスではあるものの、それを演奏において表現することは難しく、
壁にぶち当たります。
特に、第一ヴァイオリンの植村太郎さんの悩みは大きかったようで、
レッスンの際に弾いていたベートーヴェンでは、タカーチ教授が業を煮やして
彼に替わって弾くと、聴いていた彼が「感動しました」と言って涙を流すのです。
確かに、タカーチ教授が弾くと、音楽が語りかけるがごとき変りようでしたが、
これが極める、深めるということなのでしょうか。
やはり修行は大変です。

番組は、カルテットとしての活動は一旦休止して、各々がさらに自己研鑽を積んでいく
ことで終わりますが、最後にメンバーに心理テストのような質問をしています。
これは、追跡当初にも同様の質問をしていたようで、彼らの変化でもみているのでしょうか。
質問は「あなたがおでんのタネなら、どれにあたりますか?」というもので、
それぞれ興味深い回答でした。

先ほどの植村太郎さんですが、当初は「だいこん」と答えていたのが、「がんも」に変わります。
ぐだぐだになってなんでも吸収していそう、と笑顔で回答していましたが、
迷っていた頃に比べたら、その後の左中指の腱を切ったアクシデントを克服して、
一皮むけていった感じですね。

ところで、彼らのHPトップにはヴィオラの今井信子さんの言葉が掲げられています。

「私はこのジュピター弦楽四重奏団がこれからの日本を担う4人だと確信し、
音楽性、人間性において彼らに夢中です。」

日本人だけの弦楽四重奏団と言っても、スタート当時の東京クワルテットぐらいしか
世界的に活躍していないと思いますから、再開した暁の活躍には期待したいところです。

ところで、彼らが「ジュピター・カルテット・ジャパン」を結成したのは2004年。
PMFが弦楽四重奏コースを開設したのは2005年から2009年まで。
ひょっとしたら、と思ってHPのフォトギャラリーを覗いてみたら、
やはり参加していましたね。2008年のPMFでした。
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それで、当時のアカデミー生のメンバー表を確認したら、なるほど間違いありません。
ちょっと見にくいとは思いますが、最下段の赤で囲った4名です。
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残念ながら、この年の弦楽四重奏演奏会で小生が聴いたのはPMFウィーンのみでしたから、
彼らの実際の演奏は聴いていません。
だからこそなのですが、再開した暁にはぜひ聴いてみたいものです。       

この記事を書きながら聴いているのは、このドキュメンタリー後半で
タカーチ教授の前で彼らが弾いていたベートーヴェンの第12番。
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by capricciosam | 2012-07-01 14:31 | 音楽 | Comments(0)