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クリスマスの約束@2013

01 The Flag~アルバム「個人主義」から小田さんのソロで。

MC「1970年代多くの若者達が背伸びをして何かを求めていた時代。
歌には強くメッセージが求められていました。一人のカリスマがいました。」
吉田拓郎登場。会場も思わぬゲストに大盛り上がり。
(以下、「拓郎」と呼び捨てにしますが、当時の吉田拓郎のカリスマ性を目撃した者
の一人としては、やはり「拓郎」と言うのがピッタリするんだね。
決してリスペクトしていない訳ではない。むしろ逆です。)

02 落陽 
03 りんご
04 今日まで明日から
05 人生を語らず

同時代デビューの二人だが、当時は断トツで売れた拓郎とさっぱり売れないオフコース。
しかし、時代を経て円熟味を増しつつも何十年も一線に立ち続ける小田さんと
すでに時代のトップランナーとは言えない(ファンの方お許しを)拓郎と立場は逆転。
クリスマス時期の定番化した人気番組を持つ小田さんの土俵に乗ったからには、
率直かつ直截な語りが持ち味の拓郎だけに、単に同時代を生き抜いてきた戦友的感覚
だけではないトークとなった。スリリングな気持ちを味わいながら聴いていた。

「小田和正というのは近いようで遠い距離にいる存在。(拓郎の方が)ひとつ年上なんだけど、
なんか偉そうなんだよ。せっかく(拓郎が)僕と言ってるのに、俺だから。上から目線なんだよ。
オフコースは気にさわる存在だった。お近づきになろうと思わなかった。」

拓郎の率直な心情か。別の番組「吉田拓郎のYOKOSO」では、
拓郎は当時を振り返って小田さんを「後輩」扱いしていたが、拓郎こそまさしく上から目線。
「気になる存在」ではなく、「気にさわる存在」だから、疎ましく、しゃくに障る存在という
ニュアンスのようだ。しかも、現在は見事に抜き返された苛立ちが現れたのか。
でも、

「一年ぶりにステージに出ています。彼は大変な凝り性で昨日から俺は寝込んでしまうよ、
というくらい丁寧に作り込むんだ。素晴らしい。」
と、大人な話を。続いて小田さんの質問
「君はくすぐったいかもしれないが、日本の音楽史を生きてきたんだ。本人としてはどう?」
これに対して
「唐突なご質問で。色々ありましたよ。良いことも悪いこともありました。
最近は音楽の持つ力がわかるようになってきた。楽しんでいます。」

二人で歌う場面の後での楽屋インタビューで、小田さんは「あの拍手を聴いてグッときたね。」
と語るのに対して、拓郎は
「小田和正には負けたくないね。そんな気がしましたね。こいつめ、って。」
いいね、この負けん気、それでこそ拓郎!

拓郎の場合は、これまでに登場した同世代人、例えば山本潤子さん、財津和夫さんが
醸し出す雰囲気とは明らかに異質なものだったが、拓郎の放射するパワーがいまだに
圧倒的なことは間違いない。
クリスマスの約束で積み重ねてきたモノをぶち破る異質さが、また良い。

現に、次に登場した小委員会で根本要さんが、
「いやはやすごいのを見てしまいました。ここからは箸休めのコーナー。
ドライブする時の道の駅みたい。B級グルメみたいなもの。でもおいしかったりするんだよ。」
と言って笑わせていたが、心情的にはわかるな。

06 Please Mr. Postman
07 奏(かなで)
08 デイドリーム・ビリーバー(訳詞 忌野清志郎)

ミスチルの桜井和寿登場。
09 365日~改めていい歌だね
10 その日が来るまで
11 パノラマの街~この番組のために作った作品
12 クリスマス・イヴ

「2012年2月、きっかけは東北大学総長からの手紙だった。でも、小田さんには迷いが。
動き出したのは今年の6月。自分の書いた歌が多くの人に届き、心の支えになれば。
10/12親睦会で披露し、11/1学園祭初日に小田さんも参加して発表。」

13 緑の丘~小田さんらしい作品。東北大学混声合唱団のみなさん、試験は大丈夫でした?

最後に「クリスマスらしく華やかに盛り上げていただきたいと思います。」
ということで、JUJUと松たか子が登場。

14 What the world needs now is love ~邦題「愛を求めて」バカラックの作品
15 やさしい夜~ニュース番組のエンディングテーマ、女性二人もコーラスで参加

この番組を見続けていると、クリスマスの「約束」というくらい、定番的な、
予定調和的な番組を半ば予想しつつ見始めたが、拓郎の登場で見事に打ち砕かれた。
手強い相手を招き入れる方も方なら、相手の土俵でも堂々と自分を露わにする方も方。
実力者同士の共演という名の勝負には凄味と気迫が満ちていた。
第1回で招待したゲストが誰もこなかったが、仮に実現していたら、
その何人かとはこんな方向性の共演になっていったんじゃないか、
とついあらぬことを想像してしまった。
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<追記12.27>
昨夜眠い目をこすりながら書いたので、字の間違い含め少し修正しました。
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by capricciosam | 2013-12-26 23:04 | 音楽 | Comments(1)

おかげさまで9周年

拙ブログもおかげさまで9周年を迎えることができ10年目に突入しました。
この間、訪れていただいた方には感謝申し上げます。
更新も停滞気味ですが、最近は過去記事へのアクセスが多いようです。
折々に書いた感想ですので、今となっては当時とはまた違う思いもない訳じゃないな、
というのも中にはありますが、記録としてご笑覧いただければ幸いです。
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さて、今朝はツィートしたとおり「今日はモーツァルトの命日だったな。」と思い出し、
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調を聴いていました。
モーツァルトの印象としては長調の曲から受けるもので形づくられることが
一般的なのかもしれませんが、小生はどちらかというと彼の短調の作品に惹かれる方で
この曲自体の劇的な雰囲気が好きですね。
写真のクリフォード・カーゾンの暖かで落ち着いた音色はなかなか魅力的。
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ところで、先にCDをスタートさせてからPCを立ち上げたのですが、
どういう訳かPCが暴走状態に陥ってしまい、結局画面を見ながらも何もできずに
ひたすら耳を澄ましていました。

それから、今日は中村勘三郎さんの命日でもありました。
夜、ツィートのTLを眺めていたら、

【今日の勘三郎さんは天国でモーツァルトと二人で「俺たち今日命日だってね!
いやぁめでてぇめででぇ!まあ飲みなよ。」ってお酒でも酌み交わしてる気がする】
(以上、Divaさんのツィートから引用しました)

というのが、目に止まり思い出した訳です。
このツィートはうまいねぇ。凄く感じがでている。
しかし、情けないねぇ~、こんな記事まで書いていたっていうのに。
でも、今日を境にもう忘れません。えー、忘れませんとも。

忘れないと言えば、

「自民、公明両党は5日の参院国家安全保障特別委員会で、国家機密の漏えいに
厳罰を科す特定秘密保護法案の採決を強行し、与党の賛成多数で可決した。」
(以上、毎日新聞12/5より引用)

権力が暴走しかねない危険性を孕んだ法案が立法化されようとしていることも
忘れてはいけません。これから現れる権力者が皆良識のある方々ばかりという保障は
何もない訳で、悪用されると一般社会へも影響が及びかねないことが恐い。
国家機密の存在を前提にしても、与党は不安の声に耳を傾けて、
もっと丁寧に修正を重ねても良いのではないか。
例えば、少なくとも行政府から独立した司法を含む第三者機関が設置されてチェック機能を
果たすとか、後年の例外なき情報公開(しかも60年なんて長すぎるんじゃないか?)が
セットになっていること。
きちんと秘密指定の妥当性を検証するシステムが構築されていないことでは
不備との指摘は避けられないのではないか。
例え時間をかけて審議したにしても、納得できない声が止まないうちに
強引に進めて将来に禍根を残すのはいかがなものか、と思う。

タイミング的に少しアレコレ書きましたが、これからも思いつくままに
書いていくつもりです。またお立ち寄りください。
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by capricciosam | 2013-12-05 23:21 | 時の移ろい | Comments(0)