PMFオーケストラ・プログラムA@Kitara2017

【プログラム】

1 ベルリオーズ 序曲「海賊」
2 細川俊夫 夢を織る
3 ラヴェル バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第1部~第3部

今夏初のPMF。
準・メルクルさんの指揮は2015年のプログラムA以来ですが、
いつ登場しても安定した指揮でPMFオーケストラをコントロールされていて
実に上手い。今回も首席指揮者に決まった時から楽しみにしていました。

1からPMFオーケストラが俊敏に反応する。
特に弦楽パートのアンサンブルは見事で、今夏のPMF生のレベルに期待は高まる。
この曲での指導陣参加はティパニのライナー・ゼーガスさんのみ。

2を作曲した細川俊夫さんは2006年にレジデント・コンポーザーとして
PMFに参加されている(未聴)。
2は冒頭から繊細な音が持続されていき、次々に多様な音が重なって様々な感情を
インスパイアされる。全てを包み込んで、その中で漂っているような感情が
湧いてくる不思議な作品だった。PMF生のみで演奏。

今年は平日のPMFベルリンやPMFウィーンの演奏会に行けなかったので
休憩後の3は彼らが加わるので楽しみにしていました。
普段よく耳にするのは第3部からなる第二組曲ですが、今回は全曲。
実演は初めてだけに楽しみにしていました。

「大編成のオーケストラを駆使し、多彩な音色で繊細な光彩までを再現した
挑戦的な作品」(PMF BOOK P.45より引用)

メルクルさんの迷いのない指揮と首席に陣取った指導陣のソロに聞きほれている
うちに時間の経つのが早い、早い。臨時編成オケとは到底思えぬ出来栄え。
改めてこの作品の魅力を教えてもらった気分になりました。好演。
しかし、指揮台の隅から隅まで駆使してエネルギッシュな指揮するメルクルさんは
こういう色彩感のある作品にはうってつけですね。

2日目公演。
PMFヨーロッパの指導者たちが最後となるため終演時にはPMF生と挨拶を交わす姿が。
6~7割の入りか。良い演奏だけに空席がもったいなかった。
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# by capricciosam | 2017-07-16 22:32 | 音楽 | Comments(0)

札幌交響楽団第601回定期演奏会@Kitara2017

【プログラム】

1 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
e パガニーニ 24の奇想曲より第24番
2 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調

神尾さんのソロは2004年BBCフィルとのメンデルゾーンから始まり、2回目は
2009年札響定期とのブラームスだった。その間の着実な進化には驚くというより、
彼女なら当たり前じゃないかという感が残ったものだ。その位、彼女のポテンシャルの
高さには将来への期待を抱かせるものが感じられたということだ。
それから8年ぶりに聴く訳だが、チャイコフスキー・コンクールの覇者だけに、
ある程度の期待はあったものの、ものの見事に圧倒されてしまった。これ程とは。
冒頭から芯のある力強い独奏がフィナーレまで持続し、しかもさらなる表現の深さが
感じられ、期待以上の高水準。いやはや、彼女は凄いな。
どこまで深まり、どのくらいの高みに到達するのだろうか。楽しみだ。
会場も湧きに沸き、アンコールを一曲。
このパガニーニの超絶技巧に、さらに会場が沸いたのは言うまでもない。

Kitara開館20周年を祝してこけら落とし演奏会の指揮を務められたのが秋山和慶さん。
1988年~1998年には札響の首席指揮者を務められていたが、
当時は札幌を離れていたため、実演で接することはなかったので、
秋山さんが札響を指揮される演奏会を聴くのは、実は今回が初めて。
秋山さんの指揮は身体全体をダイナミックに駆使しながらも、表情に現れる様子が
あまり感じられず、クールに燃えているような印象が残った。
そして、その冷静な棒さばきから、焦らず、丁寧に曲の細部を明らかにするような演奏を
札響から引き出し、見事なクライマックスを築く。練達の腕前はさすがだった。

今シーズン定期演奏会では一二を争う鉄板プログラムだったが、
内容も濃く、満足度の高い演奏会だった。
昼公演。空席も目立たず、ほぼ満席。
また、第2ヴァイオリン首席奏者の大森潤子さんが退団されるので
コンマスの大平さんより花束が贈られる。11年間お疲れ様でした。

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# by capricciosam | 2017-07-08 23:54 | 音楽 | Comments(0)

ブリュセル・フィルハーモニー管弦楽団@KItara2017

【プログラム】

1 コネソン フラメンシュリフト(炎の言葉)
2 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」
e リスト 巡礼の年「ヴェネツィアとナポリ」(第2年補遺) カンツォーネ
3 ドビュッシー 交響詩「海」
4 ラヴェル ボレロ
e ビゼー 「アルルの女」より ファランドール

訪日するオーケストラの中でもベルギーは珍しいと思うのだが、実演に接するのは
今回で2回目となる。1回目は2005年のロイヤル・フランダース・フィルだった。
この時は指揮が古楽の鬼才と言われたフィリップ・ヘレヴェッヘで、指揮者目当てで
足を運んだのだが、オケの技量も高く感じられず、かつ中途半端な感じの演奏で、
国内オケを聴いてるほうがましと思うくらい、がっかり感が残ったものだった。

そんな前例があったので今回もオケ自体には少々懐疑的だったが、
指揮者のステファヌ・ドゥネーブ(以下「ドゥネーブさん」という。)が
フィラデルフィア管弦楽団の首席客演指揮者ということから興味が湧いて聴きに行った。
(来札前の日本ツァー中にセントルイス交響楽団の音楽監督就任が発表された)
オケはロイヤル・フランダース・フィルより数段上手く、バランスの良い響きだった。

1は作品として何やらつかみどころがないまま終わってしまった感じだ。
拍手に応えてドゥネーブさんが楽譜を持ち上げていた。

2はオケと対峙するはずのソリストの響きが総体的に弱く、時にはオケに埋没している
ようで楽しめずに終わった。

3は5月札響定期でホリガーさんの手で目の覚めるような演奏を聴いたばかりだったが、
それにもっと艶やかさを加えたような響きは魅力的だった。

4は終わると大ホールも拍手喝采だった。うまくまとめてあったとは思うものの、
個人的には出だしの小太鼓の素気なさが興を削ぎ、終わるまで回復することはなかった。
もっとニュアンスに富んだ小太鼓は札響で聴いている。

ドゥネーブさんが挨拶した時に結構日本語がなめらかだったが、
配布されたパンフレットを見ると17歳の時サイトウ・キネン・フェステイバルで
小澤さんのアシスタントを務めた経験があるんだね。
LAブロック、RAブロックのPブロック寄りの約半分とPブロックのパイプオルガンの
両サイドを販売しない変則的なスタイルだった。客入りは8割程度か。


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# by capricciosam | 2017-06-20 23:57 | 音楽 | Comments(0)

宮内庁三の丸尚蔵館

なんとなく存在は知っていたが、強烈に意識したのは昨年鑑賞した「若冲展」だった。
展示のメインとなった「動植彩絵」を所蔵するのが三の丸尚蔵館だった。

「三の丸尚蔵館は,皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が
平成元年6月,国に寄贈されたのを機に,これら美術品を環境の整った施設で
大切に保存・管理するとともに,調査・研究を行い,併せて一般にも展示公開する
ことを目的として,平成4年9月に皇居東御苑内に建設され,翌年11月3日に開館
しました。」(宮内庁HPより引用)

公開する作品は宮内庁のHPに掲載されるので、これを参考にでかけるのが最も効率的
だろう。今回、残念ながらお目当ての若冲作品はなかったが、作品そのものより
保存状態の良好さが印象に残った。皇居大手門から入ってすぐに位置し、
一階のワンフロアーに展示されているだけなので鑑賞時間は短時間で済む。
東京駅にも近く、すき間時間で立ち寄るには都合が良かった。
しかし、皇居観光のついでに訪れていると思われる方も多くみられるので、
少々騒々しいのはやむを得ないか。

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# by capricciosam | 2017-06-15 22:25 | 展覧会 | Comments(0)

「HANGA JUNGLE」展@町田市立国際版画美術館2017

「横尾忠則は1960年代にアンダーグラウンド演劇のポスターをエロスと妖しさが
ただよう総天然色のデザインで制作して以来、グラフィズムによって時代の流行を
つくりだし、日本文化をリードするデザイナーとして注目を浴びました。
それ以後「時の人」としてさまざまなメディアに取り上げられますが、
その一方でHANGAの制作にも積極的に取り組んでいきます。
1982年に「画家宣言」を発した後もペインティングと併行して、版画の枠を超えた
作品を制作し続けています。本展覧会のキーワードは「HANGA」と「JUNGLE」。
世界的に通用する「HANGA」という英単語の使用には、伝統的イメージが付随する
「版画」とは違う、「超版画」であるという意味を含ませました。
また「JUNGLE」は、横尾の表現の多様性とジャングルのイメージを重ね合わせた
キーワードです。直感と衝動によって森羅万象を描いた作品群は、生物の共生によって
多様で複雑な生態系を形成する、原始のジャングルを想起させるでしょう。
本展はこれら2つのキーワードに沿って、横尾忠則のHANGA群をJUNGLEのイメージで
壁面を埋め尽くすように展示、HANGAの群生による驚異の表現世界を出現させることを
目指しています。その空間からは、思考や論理を重視したモダニズムに抗う横尾の
創作姿勢の今日的な意義や、現代版画の未来を予見することさえできることでしょう。」
(町田市立国際版画美術館HPより引用)

<書きかけです>



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# by capricciosam | 2017-06-14 23:48 | 展覧会 | Comments(0)

小曾根真&ゲイリー・バートン@神奈川県立音楽堂2017

「こんばんわ」

定刻になり開演を待つ客席に突如最後方から少し外国語訛りの大きな声。
振り返ると、ステージに向かって右側通路にゲイリー・バートン、
左側側通路に小曽根さんがともにゆっくりとした足取りでステージに向かって
下りてくるのが見えた。こりゃ、いきな演出だね。
お二人がマイクを持って挨拶。
以降小曽根さんがMCを努めてコンサートが進んでいきます。


終演後公開されていたセットリスト。

1 Bud Powell/Chick Corea
2 Why'd you do it?/John Scofield
3 Eiderdown/Steve Swallow
4 Remembering Tano/Gary Burton
5 Time Thread(for Bill Evans)/Makoto Ozone
6 Opus half?Benny Goodman
<休憩>
7 Le Tombeau de Couperin/Maurice Ravel
8 Sonata K.20/Domnico Scarlatti
9 Brasilia/Chick Corea
10 O Grande Amor/A.C.Jobin
11 In your Quiet Place/Keith Jarett
12 Times Like These/Makoto Ozone
e Bags Groove/Milt Jackson


2~ゲイリー・バートン・カルテットのメンバーの作品
3~同上、ベーシストの作品

5~小曽根さんはオスカー・ピーターソンにあこがれて、とにかく速く弾きたかった。
ある時パーティーの演奏に代役で出演したら、速く弾くわけにいかないので
ゆっくりと弾いていたら、後ろに立ってじっと見ている人がいたんですね。
それがゲイリーだった。そして一言。
「なんだ、弾けるじゃないか」(笑)
ゲイリーは次々にこれを演奏してみろと言ってきたが、難しいんですね。
特に衝撃を受けたのがビル・エヴァンス。
どうしても弾けなくて、30年経ってようやく書けた作品です

6~小曽根さんが父親から教えてもらい、それをゲイリーに伝えた作品
8~スカルラッティはソナタを50番も書いたそうですが、その20番目
10~9はブラジリアという割にはブラジルらしくないので、ブラジルの作品を

11~昔ゲイリーはコンサートではソロを一曲演奏していたんですが、最近はやってない。
僕もみたことがないんです、そこでゲイリーのソロを。
小曽根さんは最前列に腰を下ろして聴いていました。

12~ゲイリーに2曲作ってくれと言われたが、自宅にピアノがなかったので
なかなか作れないでいた。あるときピアノのあるゲイリーの自宅に呼ばれて
「買い物に出かけてくる、帰るまで2時間かかる、それまでに2曲作っておいてくれ」
と言われた。お見通しだったんですね、その時の一曲です。

アンコール前には最前列の人たちと一人一人握手!
e~ゲイリーはミルト・ジャクソンと二人でヨーロッパツアーをしたんですね。
という訳で最後にミルト・ジャクソンの曲を

MCは小曽根さんが努め、客席に話した内容をゲイリーに通訳するスタイルでした。
時々はゲイリーもマイクを持って話すこともあったのですが、ゲイリーの話の途中や
話を終えた途端に反応する客席に少々驚く。
つまり会話程度なら大丈夫のお客が多かったということなんだろうが、
これはジャズだから?それとも横浜だから?

アンコールを終えると会場総立ちでしたが、気分良く楽しめましたね。
会場は1000人規模の歴史ある建物でしたが、よく手入れされているようで快適でした。
会場へは桜木町駅から歩いたのですが、紅葉坂は急坂でしたね。

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# by capricciosam | 2017-06-13 23:54 | 音楽 | Comments(0)

「リアルのゆくえ」展@平塚市立美術館2017

「江戸時代から徐々に招来された西洋画は、その科学的な写実技法が伝統的な
日本の絵画と大きく異なり、当時の人々に衝撃を与えました。高橋由一は
西洋の石版画と邂逅し、その迫真の描写に感動して洋画家を志しました。
彼にとって写実とは、自然や身近なものなど外界に対する清新な感動を伝える
手立てとして機能しました。さらに大正期、岸田劉生は北方ルネサンスの巨匠
たちの「クラシックの美」をめざし卓抜した描写力で写実を極めました。
それは現実を超え出る写実であり「内なる美」の表出として高く評価されています。
劉生および彼の率いる草土社は同時代の青年画家たちに大きな影響をもたらしました。
ここにおいて写実は外界の描写のみならず内面を表出する手段として機能しました。
由一と劉生の事物に対するアプローチは異なりますが、両者とも偽りのない心情を
示すため細部まで写実的に再現する必要があったことに変わりはありません。
その後、写実絵画は時代の変遷とともに、様々な役割を担いました。
また、写実という概念そのものも時代の思潮により変化をきたしました。
それは西洋由来の写実をいかに消化し己のものにするかという意識の表れ
かもしれません。今また細密描写による写実が注目されています。
本展は、移入され150 年を経た写実がどのように変化しまた変化しなかったのか、
日本独自の写実とは何かを作品により検証し、明治から現代までの絵画における
写実のゆくえを追うものです。」(平塚市美術館HPより引用)


数年前に写実を追求する野田弘志さん(以下「野田さん」という。)の存在を知り、
さらに野田さんが中心になって実施されている「存在の美学」展を鑑賞したことで、
改めて写実主義に興味を抱いていた。
「存在の美学」展で現代作家の作品に触れると、その描写力に驚嘆するばかりなのだが、
その一方で写実主義がどのような変遷を経てきたのか、どういう位置づけにあるのか
という次なる興味も湧いていた。

日本における写実の黎明期から現代に至る歴史を俯瞰できる本展が開催されている
ことを知り、会期末ぎりぎりのタイミングだったが、鑑賞できたことは幸いだった。


会場に入ると、すぐに高橋由一「鮭」と磯江毅「鮭-高橋由一へのオマージュ」が
並べられて展示されていた。磯江の作品は3年前の「存在の美学」展でも鑑賞していた
ものだが、実はその時のトークショーで野田さんが高橋由一「鮭」を指して、
全然リアリズムを感じない、(写実を意識したというよりも)たまたま
うまく描けたんだろう、というような指摘をしていた。
写実への心構えや技法が現代の写実主義作家との間には違いがあるという点を指摘した
かったのではないかと推測したのだが、高橋の作品はデティールの追求が甘く、
現代の眼では写実とはとらえにくい側面は確かにあるなと改めて思った。
一方、磯江の作品は鮭の表現がより仔細になり、鮭を古びた板に縛り付けている紐や
そののほつれがより緊張感とリアルさを増幅させて、鑑賞者の絵への感情移入を誘発する。


しかし、同様の題材を用いた作品の並列展示は、単に写実としての優劣をつけるという
ことではなく、黎明期から現代に至る日本における写実の発展を瞬時に理解させよう
という意図なのだろう。
鑑賞者の心に迫る仕掛けだったと思うし、案外、本展の肝だったようにも思う。

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「リアルのゆくえ」展の巡回予定
足利市美術館 6/17~7/30 
碧南市藤井達吉現代美術館 8/8~9/18 
姫路市立美術館 9/23~11/5 


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# by capricciosam | 2017-06-12 23:21 | 展覧会 | Comments(0)

月岡芳年展@札幌芸術の森美術館2017

「幕末を越え、明治の新風を浴びながら、師・国芳譲りの豪快な歴史画、
物語絵、武者絵を得意とした。同じ場面を描いても、国芳は物語の筋を説き、
芳年は登場人物の心の内に迫る。本展は、動乱の時代に惑わされることなく、
しかし、過ぎるほどに自身をみつめて精神病を患ったという、そんな自己の表現を
真摯に追求した絵師、芳年(1839、江戸?1892、東京)を紹介する展覧会である。
質、量ともに世界屈指を誇る西井正氣の芳年コレクションから版木など約150点を
選りすぐり、最後の浮世絵師として、また近代絵画の先駆者として芳年の画業を
振り返る。」(芸術の森美術館HPより引用)

本展を鑑賞しようと思ったのは月岡芳年が歌川国芳の弟子であるということだった。
2年前に鑑賞した歌川国芳は自分の浮世絵に対する見方を変えた衝撃的なものだったが、
その弟子が活躍する頃には江戸から明治に移行したことで、弟子は最後の浮世絵師と
ならざるを得なかったという運命にも興味を惹かれた。

激動する時代に身を置く中で画業を追求した結果として見れば、芳年の境遇には
一抹の同情さえ浮かぶのだが、例えば「残酷絵」は流血も生々しく描いているだけに、
正視し難いものもあるが、師匠譲りの精緻な描写力が力感のある作品にかえている。


西井氏が解説していたが、「残酷絵」は道外で展示すると内容が内容だけに作品のうち
数点しか展示されてこなかったが、今回は落合芳幾との作品と併せ「英名二十八衆句」
全作品が展示されていた。これは北海道のあまりこだわらない気風のせいかもしれないが、
札幌芸術の森美術館の判断には敬意を表したい。

<蛇足>

西井氏曰く。版画は初刷りが高い評価を得るものだが、さらに「ふちの有無」、
「折れの有無」、「汚れの有無」、「虫食いの有無」について評価されて、
折れ、汚れ、虫食いが有る程評価は下がるということだった。
折れは、当時版画をたたんで懐等にしまって運んだことによるためだという。

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# by capricciosam | 2017-06-03 23:47 | 展覧会 | Comments(0)