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PMFオーケストラ・プログラムA@Kitara2015

【プログラム】

1 メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」組曲作品61
2 マーラー さすらう若人の歌
3 ドヴォルザーク 交響曲第7番ニ短調作品70

今年は23ヶ国78名が参加したPMFオーケストラ。
初披露となるプログラムAの指揮はデイヴッット・ジンマンから準・メルクルさんに
変更となった。メルクルさんは2005年、2008年、2013年に登場しているが、
2005年はあいにく未聴だが、2008年のメシアンは衝撃的で、
その手腕の確かさを実感する上では忘れられない演奏会だった。
今回もプログラムは変更なしで、どのように混成オケをまとめあげるのだろう、
と注目していたが、それはPMF生だけで演奏された1だけでも十分だった。
冒頭の「序曲」の幻想的雰囲気の描写から、実にうまく仕上がっていることが
感じられた。もちろん、楽器によってはまだ素っ気なく響くところもあるが、
アンサンブルの精度としては十分な水準にあると思われた。
ただ、会場で配られたパンフレットには劇音楽中のどの曲が組曲として使われたか、
の記載が一切なく、組曲が終わりきらないうちに2回ほど拍手が起きる事故があり、
やや興趣を削いだのは惜しかった。録音していたようだが、実にもったいない。
英語表記で曲名がわかるように記載しておくだけでも、ある程度未然に防げた
だろうと思うだけに、組織委員会側の配慮がもう少しほしかった。

続く2のソロはテノールの松原友さん。通常耳にするバリトンではないが、
失恋した若者の揺れる心情を澄み切った声で切々と歌われるのも新鮮だった。
オケのアンサンブルは1に比べるとやや粗く感じられた。

休憩後の3では各パートの首席にウィーン・フィル、ベルリン・フィルの指導陣が
陣取る豪華さ。オケの音が一層引き締まりって豊かになり、臨時編成オケとは
到底思えぬ音が炸裂する。まるでヴィルトゥオーゾ・オーケストラの趣。
メルクルさんもアクセルをさらに踏み込んだかのごとく、指揮台と全身をフルに使う
エネルギッシュな指揮でぐいぐいオケを牽引する。
エリシュカ&札響とは対局の響きとは思うものの、これはこれで圧倒される。
会場からは盛大な拍手が起きた。

2日目公演。客入りは6~7割かな、空席が目立った。
指揮者変更が原因でキャンセルが多くあったのかもしれないが、
だとしたら、聴き逃したのは実にもったいなかった。
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by capricciosam | 2015-07-19 21:18 | 音楽 | Comments(0)

PMFウィーン演奏会@Kitara2015

【プログラム】

1 ハイドン 弦楽四重奏曲変ホ長調作品9-2
2 シューベルト 弦楽四重奏曲第13番作品29 D.804「ロザムンデ」
3 ドヴォルザーク 弦楽五重奏曲第2番ト長調作品77

PMFが始まって以来、指導陣としてPMFを支えてきたのがウィーン・フィルの皆さん。
今回もコンマスのライナー・キュッヒルさんはじめ弦楽器奏者が参加してくれていますが、
チェロのフリッツ・ドレシャルさんは健康上の理由で辞退され、急遽息子の
ラファエル・ドレシャルさん(ウィーン放送響)が代役として参加されました。

以前聴いた時にも書いたのですが、このアンサンブルはキュッヒルさんが
力強く牽引するため、各メンバーの音の溶け合い具合が1強3弱的な印象が
あるのですが、それにしても艶やかな響きは魅力的。

最初にハイドンの作品を取り上げるのは近年のPMFウィーンでは定番。
2に漂うほの暗い叙情的な雰囲気を緊密なアンサンブルで聴かせます。
しかし、すごかったのはコントラバスが加わった3。
初めて聴きましたが、まるで舞曲のようなリズムが強調された調べに、
土俗的雰囲気が横溢するのですが、キュッヒルさんがグイグイと牽引する
大熱演にホールから盛大な拍手が送られました。

アンコールはボッケリーニの「メヌエット」でやさしくクールダウン。
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by capricciosam | 2015-07-17 18:40 | 音楽 | Comments(0)

PMFベルリン演奏会@Kitara2015

【プログラム】

1 コレッリ(J.ディヴィス編曲):教会ソナタ作品3第7番
2 ダンツィ:木管五重奏曲変ロ長調作品56-1
3 モーツァルト(ヴェント編曲):「魔笛」からの抜粋による
               フルートとオーボエのための二重奏曲
4 マクリーン:ストーリーヴィルの情景
<休憩>
5 ラヴェル(メイソン・ジョーンズ編曲):クープランの墓(木管五重奏版)
6 クルークハルト:木管五重奏曲作品79

昨年はベルリン・フィル・ブラス・アンサンブルがPMFに登場し、
大いに楽しませてもらいました
。今夏はPMF開始直前に日本・中国ツアーを
行っていたようですが、アンサンブルとしてのPMF参加はないのが少し残念。
それでも、その中からトランペット首席のタマーシュ・ヴェレンツェイさん①と
ホルンのサラ・ウィリスさん②、トロンボーンのイェスパー・ブスク・ソレンセンさん③
の3名が昨夏に引き続き指導陣として参加しています。
それに、フルート首席のアンドレアス・ブラウさん④、オーボエ首席の
アルブレヒト・マイヤーさん⑤、クラリネットのアレクサンダー・バーダーさん⑥が
加わるという、ベルリン・フィル管楽器パート首席が3名も揃う豪華さ。
これにファゴットのベンツェ・ボガーニさん⑦(前ミュンヘン・フィル首席、元PMF生)が
加わりますから、これは期待するな、という方が無理というものです。

普段ブラス・アンサンブルは聴かないのですが、小ホールに響くブレンドされた
音色に耳を傾けているうちにあっという間に時間は経ってしまいました。
臨時編成とは思えないアンサンブルのうまさ。

今回のプログラムでは金管と木管で分かれて演奏されていました。
①③のお二人は2曲のみで、ほとんどが木管アンサンブルの演奏でした。
全員の合奏がなかったのは残念でしたね。
全曲演奏したのは②のサラ・ウィリスさんだけですが、彼女のステキな笑顔が
ステージや演奏会そのものを明るく華やかに楽しませてくれたように感じました。
しかし、彼女はパワフルですね。
また2階には相当なPMF生が陣取り、さかんに拍手や声援を送っていましたが、
これがさらに活気づけたのかもしれません。
演奏者の組み合わせは下記のとおりです。

1~①②③
2~②④⑤⑥⑦
3~④⑤‥‥耳なじみのあるメロディを名人芸で演奏されるので会場からも盛大な拍手
MC「ありがとうございます。みなさん、楽しんでますか?」とサラ・ウィリスさんが
日本語で問いかけます。会場からは大きな拍手で応えます。
「スペシャル・ゲストです」と言って登場したのが打楽器パートのPMF生が一人登場。
4~①②③+PMF生
<休憩>
5~②④⑤⑥⑦
6~②④⑤⑥⑦‥ステージ上に虫が飛んでいたらしく、開始直前アルブレヒト・マイヤー
さんが「おっ、虫!」と言って手ではらう仕草を。

鳴りやまない拍手に応えてアンコールが2曲演奏されましたが、期待していた
「ベルリンの風」ではなく、なんとラテンの名曲が2曲演奏されました。
7 ロドリゲス:ラ・クンパルシータ~②④⑤⑥⑦
MCはアルブレヒト・マイヤーさん。「ありがとうございます。Kitara(小)ホールは
最高です。アンコールはシュトックハウゼン?」と、茶目っ気たっぷりに会場に問いかけ(笑)
「アンコールはティコティコ。スペシャル・ゲストです。」と言って登場したのが打楽器
パートのPMF生全員3名と、なんと打楽器元首席のライナー・ゼーガスさん。
8 アブレウ:ティコティコ~②④⑤⑥⑦+PMF生+ライナー・ゼーガスさん

昨夏の完璧さも良かったのですが、PMF生も交えた今回のようなくつろいだ演出も
また楽しいものです。全席完売とのことでしたが、当日券も若干販売されたようです。  
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by capricciosam | 2015-07-15 22:38 | 音楽 | Comments(0)

Kitara休館の間に②~PMF2015への期待

札響の台湾公演も無事終わり、尾高時代も終わりを告げました。
いよいよ4月からはポンマー時代の幕開けとなった訳ですが、
最初に登場する7月定期演奏会がPMFプレコンサートの位置づけとなりました。
PMFが開幕することから、近年7月はKitaraでの定期演奏会は開かれておらず、
開催期間内にホストシティ・オーケストラ演奏会として参加する形でしたが、
なるほどこういう形もありですね。首席指揮者の第一回目を
祝祭的雰囲気の中でスタートを切る、これは粋な企画ですね。

指導陣が前半PMFヨーロッパ、後半PMFアメリカというスタイルは
すっかり定着した形です。PMFヨーロッパの弦楽器にはウィーン・フィルメンバーが参加。
しかし、長く参加していただいた皆さんも定年を迎えて退団されたようで
ヴィオラ、チェロは「前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」と紹介されています。
確かコンマスのライナー・キュッヒルさんもまもなく退団になられるようですから、
今夏のPMFウィーン演奏会は貴重な機会となりそうです。
PMFのHPで見ると、すでに2回とも残席は残り少なくなっているようです。
それから、キュッヒルさんはGALAにも登場しますから、ゲルギエフ登場に併せて
再登場してくれるということなのでしょうか。

また、管楽器にはベルリン・フィル管弦楽団メンバーが多数参加しています。
昨年のブラス・アンサンブル演奏会では圧倒的演奏を披露してくれましたが、
KitaraでのPMFベルリンのチケットはすでに完売ですから、人気沸騰ですね。
今年もアンコールに「ベルリンの風」をやってくれるかな!?
昨年同様、函館市でも公演が予定されているので、可能なら追っかけしたいところです。
そんなPMFヨーロッパが参加するプログラムAに期待が膨らみます。

今年の大きな話題は芸術監督にワレリー・ゲルギエフが就任したこと。9年ぶり。
しかし、嬉しい反面、多忙を極める身だけに札幌での滞在期間が気になりました。
前芸術監督のファビオ・ルイジは3年間の任期中、毎年会期の半分程度は滞在して
指導に当たっていたように記憶しているのですが、ゲルギエフは過去登場した2回とも
ごく短期間だったように記憶しています。売れっ子ならではなのでしょうが、
「もう少し腰を据えてくれれば、、」と思ったのも偽らざるところです。

今夏も会期の大半は首席指揮者のデイビット・ジンマン(これは想定外でした。
チューリッヒ管の任期を終え、タイミング的には良かったのでしょう。期待が高まります)
に任せ、GALAと道外2公演のみという限られた設定となっています。
芸術監督として総仕上げするということなのでしょう。
前2回と比べると滞在期間としては長くなったようなのは喜ばしい限りですが、
札幌で指揮する演奏会は、たった2回だけ。
これにはビックりするとともに、ちょっと少ないよ、の不満も。
4月12日一般発売だったのですが、案の定GALAはあっという間に完売。
残るはピクニックコンサートの芸術の森だけとなっています。
これは彼のスケジュール調整と動員力アップを狙った苦肉の策だったのかな、
と勘ぐったりしますが、これまでのPMFでも珍しい事態となりました。

それから25年間スポンサーとして支えた野村證券、パナソニック、トヨタ自動車が退き、
新たなスポンサー群で支える体制になった26回目ですが、PMFオーケストラの規模も
従来の100人超体制から80人超体制に変更される等、規模的には縮小気味に見えます。
企画で質的充実を図ってさらなる飛躍をしていってもらいたいと期待したいところです。
まぁ、あれこれ書きましたが、期待していることだけは間違いないんですよね。

最後に話題をひとつ。今夏は六花亭が札幌本店新築に併せて常設の「ふきのとうホール」を
7月にオープンさせます。約一ヶ月オープニングフェスティバルを行うため、
今年の札幌の7月はファンにとっては特別な一ヶ月となってしまいました。
写真は2週間程前に市内の店頭で撮ったものですが、完売が続出しています。
興味深い公演だらけですから、まぁ当然なのでしょう。
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<追記4.23>文章の一部を修正しました。
六花亭HPで確認したら、ふきのとうホールは完売がとても目立ち、
全公演完売という"あっぱれ"な状態を達成しそうな勢いです。

<追記5.9>
ふきのとうホールは5月8日完売したとのことです。”あっぱれ”というか、凄い!

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by capricciosam | 2015-04-22 07:05 | 音楽 | Comments(0)

PMF2014を振り返って

暑い日が続くなと思っていたら、いつの間にか朝夕は「す・ず・し・い」感じが。
やはり北海道の夏はお盆までですね。
これまでも、お盆の声と同時に空が急に高くなり、風も涼しくなった記憶が度々あります。
「まぁ、そうこなくっちゃね。」
とは言っても、「前門の虎、後門の狼」の例えのごとく暑さを逃れたら寒さが待ってるんだけど。

さて、そんな去りゆく今年の夏。
小生にとってはPMFで明け暮れるのが夏なので、PMFを振り返って去りゆく夏を惜しんでみます。

これまでも参加アーティストの変更は度々あったように記憶しているのですが、
今夏は首席指揮者に予定されていた巨匠ロリン・マゼールが開幕近くにキャンセルし
しかも会期中に亡くなるという、忘れがたい変更になってしまいました。
確かに、マゼールの指揮でPMFオーケストラを聴きたかったという思いは消えませんが、
代役となったジョン・ネルソンと佐渡裕も見事なオーケストラコントロールだったと思います。
特に、GALAでの佐渡さん指揮によるショスタコーヴィチは忘れがたいものでした。

PMFオーケストラは120人規模の大編成故に音量と音圧に不足はないのですが、
若さに任せただけ、ニュアンスに乏しい、粗いという類の感想も例年なくはないですね。
しかし、PMFは「教育音楽祭」です。常設のプロオケとは異なります。
プロ直前の若いメンバーによる臨時編成オーケストラが約1ヶ月でここまで達成できる
という成長を楽しむ、という視点でみれば、毎夏"奇蹟"を体験できる喜びの方が大きい
というものです。そんな視点で、佐渡さん指揮のショスタコーヴィチは、
彼らの若さの放出と抑制を見事にコントロールした名演となったのではないか、と思います。
もっとも、GALAは各パートに指導陣がいた訳で、ピクニック、道外公演では
彼らだけだったのかもしれません。確かに、指導陣の有無によりオケの響きがガラッと変わる
ことはあることなので、その辺の差が評価の違いに結びつくことは否めないとは思います。

また、「ナクソス島のアリアドネ」では人生初のオペラ体験も。
この分野はこれまで手つかずだったので少し予習をして臨みました。
第一部はストーリーはわかるものの、ドタバタ感が強くノリませんでしたが、
第二部が劇中劇の形ながら、アリアドネ、バッカス、ツェルビネッタの歌唱が素晴らしく
ぐいぐい惹き付けられました。特に、水口聡さん、天羽明恵さんには圧倒されました。
この時はオケの編成も小規模でしたが、弦楽器パートにはウィーン・フィル団員らが
陣取ってオケを引き締め、指揮の沼尻竜典さんも見事な指揮でリードされていました。
この時はPMFオーケストラは二手に分かれており、一方は旭川市で公演中。
おおよそ80人と40人程度に分けて公演する手法のようですが、初の試みだったのでしょうか。
祭りとしての多様性を獲得する意味ではおもしろい試みだと思いました。

例年PMFは前売券で聴きに行ってるのですが、今年は当日券で2つ追加しました。
ひとつはベルリン・フィル・ブラスアンサンブル。
これはプレコンサートの位置づけでしたが、ベルリン・フィルのトランペットと
トロンボーンの各パート全員が参加しているだけに聴き応え十分でした。
文句なしのうまさ。それにアンコールはシャルケの「ベルリンの風」ですからね。
言うことはありません。
うまいと言えば、特別コンサートⅡのセルゲイ・ナカリャコフの超人技にもビックリ。
超絶技巧を目の当たりにした驚きは一入でした。
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組織委員会も紙ベースの資料をいろいろ印刷配布したり、会期中にイベントを仕掛けたりと
工夫を凝らして集客や音楽祭としての盛り上げを図ったようです。
今夏に限って言えば、演奏会も空席が目立つ状況ではなく、集客にも成功していたのでは。
3回目を迎えたGALAも徐々に定着した感じですが、当日も猛暑の中で正装というのは
キツイですね。男性はノータイのシャツ姿が圧倒的に目立ちましたが、
絶対数は少ないものの、女性は和服姿が年々増えてきたような印象が。
やはり、オシャレ上手は女性です。
ただ、男女ともに「如何なものか」と思ったのがTシャツ姿。カジュアル過ぎるでしょうね。
特にPMFのTシャツを着た方はPMFのファンなのでしょうが、GALAというフォーマルな場を
設定している以上、翌日のピクニックではOKだとは思いますが、
GALAでは場違いとなるのではないでしょうか。

情報発信という点ではHPも一新。
代わりに従来あったスタッフ・ブログは廃止し、ツイッターを残したようですが、
これは情報発信の流れをくみとったものだと思います。
ただ、SNSは小回りがきく分、タイムリーな発信をしてこそ価値があるというものなのに、
ツイッターは開幕につぶやいたきり、一度も更新せずに閉幕を迎えるという珍事に。
ツィッターの利用者が増えている中、せめて毎日のイベント情報だけでも機械的に発信
してくれたら、リツイートで少しは拡散できPRの一助になれたかも、と思いました。
PR範囲としては限定的でスタッフの限界もあるのでしょうが、
この点は次年度改善してもらいたいものです。

<追記>
15日に書きかけたものの、放置状態が続き、19日朝ようやく更新しました(汗)
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by capricciosam | 2014-08-15 23:18 | 音楽 | Comments(2)

PMF-GALA@Kitara2014

3回目を迎えたGALA。
2部構成で盛りだくさんな内容です。

第1部
司会はおなじみ天羽明恵さん。思わず「ツェルビネッタ!」(笑)なんてね。
まず、PMFブラス・アンサンブルの演奏で。ブラスの曲としては有名らしい。

1 ディロレンツォ リトル・ロシアン・サーカス

明日のピクニックコンサート(以下、「ピクニック」と略す。)では「PMF POPS!」
として披露されるらしい。華々しく、かつ楽しいのはうってつけかも。
続いて、ダニエル・マツカワ指揮PMF弦楽アンサンブルに天羽さんが加わり

2 ラフマニノフ ヴォカリーズ

声楽なしでも演奏される小品ながら、ソプラノが加わると一層味わい深い作品。
天羽さんは先日の<ナクソス島のアリアドネ>の強烈な残像があるため、
見事な歌唱ながら、ほんの腕慣らし程度の印象にしか聞えないというもったいなさ。
2の演奏前にダニエル・マツカワさんがPMF生当時、隣り合ったアカデミー生と言語が
異なるため意思疎通に苦労したが、結局心で通じ合っていくという体験を話す。

続く3、4は明日のピクニックにはないGALAだけの演出。
小山実稚恵さんが登場し、ピアノ・ソロを披露。絶品。 

3 リスト 愛の夢第3番

そしてGALA初の試み朗読劇に。

4 宮沢賢治「セロ弾きゴーシュ」から  語り・チェロ・ピアノによる

・エルガー 愛のあいさつ
・ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」第5楽章から
・シューマン トロイメライ
・ポッパー 妖精の踊り

小山さんに加え、チェロはセルゲイ・アントノフ、朗読は名取裕子さん!!
朗読が始まる前にエルガーが演奏されたのち、名取さんが下手から登場。
名取さんの朗読に従って残り3曲が演奏された。名取さんは登場者の声色を替えて
聴かせてもらったが、さすが名調子。いいね。
ただ、名取さんのマイクが絶不調で断続的にノイズが入り興を削いだことは
いただけなかった。休憩時間にお詫びのアナウンスがあったが、
生ならではのアクシデント。入念な機材チェックをお願いしたい。
劇中ではゴーシュがヘタクソな演奏をすることになっているため、
「(あんな見事な演奏される)アントノフさんに対して、ヘタクソなんてね。」
と名取りさんが恐縮されていたのは微笑ましかった。
それから、朗読と音楽のバランスには改善の余地があったと思う。
せっかく3までに積み上がっていた音楽への高まりが、朗読時間が長すぎて
少し冷えてしまった。大物女優の起用だけに出番として朗読が長くなったのだろうが、
あくまでも音楽主体となると、あのバランスは如何か。検討の余地ありではないか。
もっとも、これは評価が分かれるところかもしれない。

鳴りやまぬ拍手に応えてアンコールを一曲。
サン・サーンス 「動物の謝肉祭」から"白鳥"

20分休憩の後第1部再開。この段階ですでに16時30分。
配布されたプログラムには第2部開始が17時と印刷されていたが、ほぼ絶望的。

5 東儀秀樹 地球よ優しくそこに浮かんでいてくれ
6 プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」から"誰も寝てはならぬ"

5では東儀さんが笙(しょう)を吹いてRAブロック下の一階出入り口から登場し、
歩いてステージに。このような演出は宮田まゆみさんによる武満徹の「セレモニアル」以来。
<追記8.3>
勘違いでした。笙が登場したのは2008年PMFオーケストラ演奏会でのことです。
細川俊夫作品「雲と光」で、笙の演奏は宮田まゆみさんでした。指揮は準・メルクルさん。
その時の記事はこちらです。

<追記8.4>
やはり、宮田まゆみさんの笙で武満徹の「セレモニアル」は演奏されていました。
1999年PMFインターナショナル・オーケストラ演奏会の1曲目がそうでした。
指揮はマイケル・ティルソン・トーマス。PMF10周年の節目でした。
ブログを始める前のこととて記事もなく、少し時間がかかりました。

笙の響きがホールに響き渡ったのはアンプによる増幅があるためか。
ステージでは篳篥(ひちりき)に持ち替えて演奏。
東儀さんのオリジナル作品だが、演奏後「僕が宇宙に一人浮かんでいると、
そこに地球も浮かんでいる。すると地球がとても愛おしい存在に思えた。」と語るが、
まさしくそんなイメージが浮かび、圧倒される。
「笙は1400年前の楽器で原型保つが、今では日本にしかない。篳篥はリードも同じ
オーボエ等の木管楽器の原型。笙は天から降りそそぎ、篳篥は地上の生き物の音。
音楽の教科書には邦楽器の紹介とともに自分も載っている(笑)」と興味深い話を。
でも、「音楽の先生も笙や篳篥に触ったことがないから、熱意を込めて指導できない。」
との話には頷けるものがある。学校教育段階では楽器と言えば圧倒的に西洋で発達した
楽器を指すからね。
6は篳篥のみで。

続いてセルゲイ・ナカリャコフ登場。

7 アーバン 「ヴェニスの謝肉祭」の主題による変奏曲
8 ディニク ホラ・スタッカート

先日の特別コンサートでの超絶技巧が記憶に新しいが、今日はもっと軽妙洒脱な雰囲気があった。
7では彼の吹くトランペットから2種類の異なる音が聞えてくるミラクルさ。
ここまではPMFオーケストラの指揮はダニエル・マツカワさんでしたが、
第1部締めくくりは佐渡裕さんが指揮に登場。

9 ホルスト(田中カレン編) PMF賛歌~ジュピター~

東儀さん、小山さん、名取りさんもサプライズ登場し、お客も起立しての合唱。
起立もスムーズになりましたが、何より佐渡さんの指揮で歌えるなんて思わなかったな。
嬉しい。

20分休憩の後、第2部に。この段階で17時55分。
当初予定から55分遅れ。企画段階での検討は十分なされたのだろうか。
第2部ではPMFオーケストラにPMFアメリカも各パート首席に座り、
総勢130名以上の大オーケストラ。ステージ一杯に展開する様の壮観なこと。
プログラムCでは以下の曲が演奏された。

10 バーンスタイン 「キャンディード」序曲
11 チャイコフスキー ロココの主題による変奏曲
12 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調

PMFも25回にもなれば、「PMFと言ったらこの曲だね。」という曲があっても不思議では
ないのかもしれないが、とすると10はその候補としてはうってつけかもしれない。
佐渡さんのツボを心得たと思われる指揮で実に躍動感溢れる指揮でオケを引っ張る。

11ではセルゲイ・アントノフが再登場。ロココ風の愛らしい曲想を朗朗と弾ききる技量は、
さすがチャイコフスキーコンクール優勝者に恥じないものを感じさせた。
今度は他のチェロ協奏曲でその真価を鑑賞できたら幸いだ。
10では佐渡さんも慎重な指揮で伴奏に徹する。
鳴りやまぬ拍手にアンコールとして最終の第7変奏をリピートしてくれた。

休憩後の12は今回の一番の聞きものだった。
一昨年のベルリン・フィル定期でも取り上げただけに、佐渡さんも解釈には十分な自信が
あるのだろうが、指揮の自由度としてはベルリン・フィル定期より数段上にあったように
感じた。その分、オケに対する指示が鮮明で慎重かつ大胆な指揮になり、
オケから引出す響きのなんと繊細にして豊麗なことか。聴き応え十分。
特に、曲想の転換点でハープが重要な役割を果たしていると感じられたのは新鮮だった。
マゼールの用意したプログラムに佐渡さんは一曲だけ変更を加えたが、
まるで佐渡さんのために用意したようなプログラムのはまり方には満足度も高まる一方。
13年ぶりの佐渡さんのPMF凱旋公演は圧倒的な成功を収めたと言っても過言ではない。
「ブラボー!佐渡さん」

終演は19時40分。計画より40分程度オーバーだったのかな。
NHKのカメラが客席に4台、ステージに2台配置され、数年ぶりに放送があるようです。
楽しみです。当日券販売なしでしたが、カメラ配置の関係で空席が予め5%程度あったようですが、
それでも若干の空席があったのはもったいなかった。
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<追記8.4>
プログラムCでは当初1曲目はマゼール作「モナコ・ファンファーレ」でしたが、
佐渡さんに変更となった際、バーンスタイン作「キャンデード」序曲に変更されています。
記事の一部に誤りがありましたので修正しました。

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by capricciosam | 2014-08-02 23:59 | 音楽 | Comments(0)

PMF特別コンサートⅡwithナカリャコフ@Kitara2014

演奏されたのは以下の曲。

1 武満徹 弦楽のためのレクイエム
2 ヴィットマン トランペット協奏曲「ad absurdum」 日本初演
3 モーツァルト ホルン協奏曲第4番変ホ長調
4 ベートーヴェン 交響曲第4番変ロ長調

今回の演奏会はタイトルに「with ナカリャコフ」とわざわざつけられているとおり、
セルゲイ・ナカリャコフに献呈された2とホルンに代わってフリューゲルホルンで
演奏される3が、なんと言っても聞き物だった。

2ではトランペットの詰まった感じの音が「一体どこで息継ぎしているのだろうか」、
というくらい間断なく聞えてくる。「循環呼吸」というらしいが、
演奏を終える約15分間の間、頭の中は「?」だらけであった。
奏法の難易度は素人には不明だが、決して簡単なものではないんだろう。
トランペットが途絶えるようにソロを終えると、会場からは盛大な拍手と
ブラボーが飛んだことからも小生と同じように圧倒されて聴入っていた人が
いかに多かったかが窺える。超絶技巧。
しかし、ナカリャコフは実に涼しそうな顔で拍手に応えていたな。すごい。

休憩をはさんでトランペットをフリューゲルホルンに持ち替えて3を演奏したが、
一見するとトランペットを吹いているように見えるが、音は明るくマイルドになっている。
音色はトランペットとホルンの中間のような感じ。
ナカリャコフは第1楽章から朗朗と吹いて、実に佇まいの端正な演奏だった。

ソロを支えるPMFオーケストラはPMF生だけの室内オーケストラ規模の40人程度。
昨日演奏した約80人規模のPMFオーケストラは同じ時間に旭川市で演奏会だから、
アンサンブルを除けば、PMFオーケストラを今回のように分離して演奏会を
行なうのは初めての試みではないだろうか。とても興味深かった。
PMF指導陣が含まれないためか、オーケストラの音としては少し物足りなさも
感じない訳ではなかったが、ガエタノ・デスピノーサの指揮の下、よくまとまっていたと思う。
成熟してきてたな、という印象が強く、中でも4は聴き応えがあった。

ただ、各パートに指導陣がいないため、実際の演奏段階で学ぶという側面が欠けて
しまうことは否めず、教育の機会を失するPMF生にとっては不公平感が残らないのだろうか。
また、演奏機会もたった1回に比べ、片や3回では不満が残らないんだろうか。
ちょっと心配になった。来夏はどのように展開されていくのだろうか。

私用の予定が延期されたお陰で駆けつけることができたので当日券で入場したが、
8~9割の入りか。吹奏楽を学んでいると思われる制服姿もが目についたが、
彼らにとってナカリャコフはとても刺激的というか、神のような存在だったんだろうな。
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by capricciosam | 2014-07-27 23:46 | 音楽 | Comments(0)

PMFオーケストラ・プログラムB@Kitara2014

演奏されたのは以下の曲。

1 ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調
2 シベリウス 交響曲第2番ニ長調

プログラムから「名曲コンサート」の趣き。
振るはずだったロリン・マゼールにしてみれば自家薬籠中の曲ばかりなのだろうし、
2曲ともバーンスタインも得意としていたし、中でもベートーヴェンは第1回PMFで
ロンドン響との大熱演が忘れがたいのだから、PMF25周年にはふさわしい選曲
だったのかもしれない。
ところが、ロリン・マゼールが開幕直前に首席指揮者を辞退し、代役が小生には
未知数のジョン・ネルソンに代わったことで、凡演に堕するリスクも覚悟した、
というのがいつわざるところだった。

しかし、不安はPMF生だけによる1が始まってまもなく解消した。
暗譜ではないものの、指揮棒を持たずに身体全体をフルに使ってオーケストラに
指示する姿からは、会期前半を終え熟成の進んだ若いオケから敏感な反応を
引き出し、その横溢するエネルギーをあまり抑制せずに、それでも要所は締めて
躍動感に溢れたベト7を作り上げていた。
やや強奏気味なのはいたしかたないが、早くもブラボーが飛んだ。
ただ、金管がなかなか安定しないのが気になった。
例えは変だが、「のだめカンタービレ」の若いオケが演奏したら、こんなイメージ
になるんじゃないか、と拍手しながら頭をよぎった。

休憩をはさんで2からはPMFアメリカの指導陣が各パートの首席に陣取る。
今年の前半ではPMFヨーロッパの指導陣が一同に揃った演奏がなかっただけに、
よけい期待は高まったが、裏切られることはなかった。
やはり、PMF生だけよりもオケの音が締まり、厚みと力強さと推進力が備わり、
オケのサウンドとして数段レベルアップしたことが素人の耳にも歴然であった。
不安定だった金管も前半が嘘のように安定した。
ただ、第2楽章冒頭の低弦によるピチカートがばらつき気味で実に素っ気なく
響いたのは感心しなかった。陰鬱な導入部だけにもう少し慎重さが欲しかった。
楽章が進むにつれ、演奏はヒートアップしていき見事な大団円を形成した。
余韻が実に心地よく、この感動は忘れがたい。

万雷の拍手に何度も応えていたネルソンさんも、最後はスコアを両手に掲げ、
コンマスの腕をとって引き上げてお開きになりました。
ジョン・ネルソンさんは国内的には未知数のようですが、なかなかの手腕を
お持ちのようで、過去にサンティさんが登場した時のような印象に近く、
名伯楽のようですね。

マゼールが急逝したことでキャンセルも多く出たのかなと思ったのですが、
確かに各ブロックとも空席はない訳ではなかったものの、ほぼ9割の入り。
<蛇足>
シベリウスの2番は実演ではオッコ・カムが札響を指揮した演奏会以来だったのですが、
これだけの有名曲ながらKitaraで聴いたのは実はこれが初めてでした。
(尾高&札響のチクルスは残念ながら未聴)
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by capricciosam | 2014-07-26 23:43 | 音楽 | Comments(0)

PMFステージオペラ「ナクソス島のアリアドネ」@Kitara2014

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過去のPMFではステージオペラ形式でオペラを取り上げていたが、
オペラへの苦手意識が先に立ち、一回も足を運んでいませんでした。
今回は北海道初演というだけでなく、指揮者の変更が背中を押しました。

初めて体験するだけに物語というか構成を頭にいれるため予習。
御主人様の悲劇と喜劇をいっしょに演れ、との話、というか前提に
よくこんな発想をするな、無茶苦茶だなと感心するやら、あきれるやら。
全2幕のうち前半は劇中劇開演前の混乱を描く、メイキング的位置づけ。
後半は本番の劇中劇。前半40分、休憩20分、後半80分と長丁場。
しかも、膨大なセリフをドイツ語で演られるので、字幕付きはありがたい。
(とは言うものの目線がステージから少しはずれるのが少々痛いが致し方ない。)

予習のおかげで退屈することはなかったが、残念ながら前半は印象が散漫。
おもしろくなって、身を乗り出したのは後半。
アリアドネの独白に耳を傾けていると、コメディアンたちが邪魔をする。
中でもそのひとりツェルビネッタの大アリアは聴かせどころ。
実際作曲したR・シュトラウスはこの大アリアを書くことに夢中になったようですが、
演技しながら見事に歌い通した天羽明恵さんに会場から盛大な拍手が湧きました。
きっとこのオペラでも見せ場なんでしょうね。
さらに、アリアドネとバッカスの見事な二重唱で圧巻の幕切れ。
会場の盛大な拍手で、カーテンはないものの、カーテンコールが繰り替えされました。
第九のソリストの皆さんも再び登場していましたが、中でも圧巻だったのは水口聡さん。
「全然、違うじゃん!?」

オペラに通じているPMFウィーンが要を務める小編成オーケストラも
沼尻竜典さんの指揮の下まとまっていたと思います。
沼尻さんの指揮で演奏を聴くのは初めてでしたが、手堅さが印象に残りました。
今度はクラシックの他のジャンルで聴いてみたいですね。

2日目でしたが、空席はあまり目立たず。
帰りには出演者の一部が並んでお見送りしてくれましたが、
断続的に拍手が起こる現象が起こっていました。
こんなことは初めてでしたが、聴く側の満足度の高さの表われでしょう。
組織委員会も別刷りチラシをつくってPRしていただけに、まずは良かったですね。

<蛇足>
同日PMFオーケストラは苫小牧市で演奏会(7/19と同じプロ)ですから、
PMF生も分離し、指導陣も弦楽器と管楽器・打楽器で別れるという形がとられています。
PMFヨーロッパの指導陣としては、今回がPMFでのラストの演奏会となりますから、
とうとう指導陣がいっしょにステージで演奏することなく終わりました。
今回初かな?それとも過去にもあったのかな。
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by capricciosam | 2014-07-21 05:11 | 音楽 | Comments(0)

PMFオーケストラ・プログラムA@Kitara2014

演奏されたのは以下の曲。

1 バーバー 弦楽のためのアダージョ
2 チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番変ロ長調
3 シューマン 交響曲第2番ハ長調

はじめに先日逝去したロリン・マゼールを偲び1がPMF生弦楽器パートのみで演奏。
演奏後は拍手なく客席含め黙祷。
プログラムB、GALAを首席指揮者として振る予定だっただけに
「元気に登場していたら…」という「たられば」は感じざるをえませんね。合掌。

配布されたパンフによれば、出演者には「PMFヨーロッパ(管楽器メンバー)」と
なっていたのですが、2ではホルン、トロンボーンのベルリン・フィル団員のみ。
それも首席ではありません。あくまでも音の主体はPMF生です。
そのせいか、2ではオケの音が若々しく感じるものの、ややメリハリに乏しい、
サウンドとしての厚みに欠ける点は否めない感じでした。
それでも、ソリストもタッチとしては重量感を感じさせないため
相乗効果が生じたようで、見通しの良さが魅力的なピアノ協奏曲に仕上がっていました。
こんな感じで仕上がったのは記憶にありませんが、とても惹かれました。
特に、ソリストのベフゾト・アブドゥライモフは弱冠24歳ながら、聴かせる腕も十分。
将来どのような変貌を遂げていくのか楽しみです。
鳴りやまぬ拍手にソリストアンコールが。

チャイコフスキー ノクターン作品19-4

3ではPMFヨーロッパ指導陣が全員登壇しますが、各パートの首席はやはりPMF生。
指導陣が首席を徹底して務めないのは、前半のスタイルとしては恐らく初めてかな。
打楽器はベルリン・フィル団員。
3自体がレナード・バーンスタインが直接PMFオーケストラを指導したという、
PMFにとっては大切にしている曲で、25年の歴史の中でも演奏機会は少ない。
今回も25周年という節目に当たることで取り上げられたようだ。
これで3回目。(PMF生だけならば2回目。2009年に修了生による特別編成オケで
演奏されている
こともカウントするならば3回目です。)
第1楽章の金管楽器による冒頭ではちょっとヒヤリとしましたが、
すぐ立ち直り、楽章が進むにつれ、次第に快調に。
特に2と比べて管楽器、打楽器の音に芯が通ったようにグッと厚みが増した感じで、
聴き応えがありました。指揮のインドヤンも暗譜で頑張っていましたが、
小生のなかでは2009年の感動ぶりには及ばずでした。
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by capricciosam | 2014-07-20 06:30 | 音楽 | Comments(0)