![]() 「死は誰にでも平等に訪れる。普遍的なテーマに共感してもらえたのではないか」 と本木さん。米の映画業界紙ハリウッド・リポーターは 「死に対する畏敬(いけい)の念を通して生をたたえる感動作」と評した。 (以上朝日新聞より) 通常正視したくない「死」や、その死に深く係わりながらほとんど 知られていない職業の「納棺師」という特異なものを扱いながら、 どんな人にも共通する死(と、そして生)を厳粛な気分で考えさせてくれる。 すさんだ雰囲気が加速度的に増してきた社会だからこそ、この映画の 提示した問いかけは、改めて根本的で、大事なことを立ち止まって 考えさせてくれた。 このブログをはじめて5年目になるが、他のジャンルと同様に 観た映画の感想を記事にしてきた。 マニアの方の足下にも及ばない本数なので記事の数も知れているが、 記事の中で「お薦めです」と書いた映画は唯一この一本だっただけに、 日本作品として初の外国語映画賞受賞に輝いたことは嬉しい限り。 オスカー像を手にした滝田監督は 「ありがとう、アカデミー。ありがとう、皆さん。ありがとう、助けてくれた人たち。 とてもとても幸せです。これが私にとって新しい旅立ちになる」と英語で語り (以上毎日新聞より) 「おくりびと」の英語題「Departures」にかけた挨拶を披露したが、 最後に「I'll be back.」と言ったとか。 その心意気や、よし。 期待してます。 <蛇足> 昨年封切り時の感想の記事はこちらです。 また、当時、この記事で紹介した札幌納棺協会のHPでは 本木さんに演技指導する様子を見ることができたのですが、 久しぶりにみると、トップページがリニューアルされていて どうしたことか見ることができません。 復活を期待したいところです。 ■
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by capricciosam
| 2009-02-23 20:56
| 映画
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