2006年8月21日甲子園決勝再試合。
アノ夏から5年。 とうとう実現した佑ちゃんとマー君のプロ初対決。 「いつかは」と思っていた試合ですが、 この段階では佑ちゃんにハンデが欲しい、というのが正直なところです。 原因は二人の実力差があまりにも歴然としていること。 5年前の二人は力は接近していたとは思うのですが、 プロ入りしてからの佑ちゃんの先発としての投げっぷりは、正直期待ハズレ。 同期入団の巨人・沢村投手や広島・福井投手の迫力に比較すると どうして5勝もあげられたのか、どう考えても不思議でしょうがない。 佑ちゃんの投げる試合は札幌ドームではオープン戦含め、偶然(!)5試合も観てます。 佑ちゃんのピッチングの印象は球速がない分、変化球に頼りがち。 しかし、その割に制球力がいまいち。そのため無駄球が多くなり、失点されやすい。 そして、中盤くらいで球数が100球程度となって完投にはほど遠い状態で途中降板。 ただし、登板機会が増すにつれて、徐々に変化球頼みから直球を効果的に使いはじめて、 失点されても5回から7回程度と投球回数を伸ばしていることに 彼なりの「考える投球」をしていることが感じられます。 ただ、依然球速はない(ほとんどが140km以下)し、制球も不安定。 特に、投球終盤になると途端に不安定になるのは、体力不足なのかな。 現在防御率トップのマー君と比べたら、その差は歴然。 甲子園決勝当時の、同じくらいのレベルでの投げ合いを期待してのプロとしての対決。 これが大方の期待ではなかったか、と思うので、現段階ではどうなのかな。 そこで、プロ野球ではありえない「ハンデ戦」なんて言い方をしてしまいました。 個人的にはマー君を応援しつつも、チームとしてはファイターズを応援する身としては、 やはり、佑ちゃんにも肩入れしてきちゃいますね。 あ~、悩ましい。 しかし、そこはプロ。 やらなけゃならない日が来た訳です。 もちろん、TVの前でじっくり観ていました。 結果は、佑ちゃんが初めて8回を投げきったものの、4失点で負け。 (6回の3失点以外は、今浪のファインプレーのような野手にも支えられ、よく投げた。) マー君は1失点で勝ち。(インタビューで悔しがっていたが、9回ツーアウトまで持ち込みながら 満塁の場面で押し出しで1点だからな。わかる。でも、これは二岡がアッパレだな。) 「楽天・田中:必死に投げた。これだけ注目された試合。 勝てば(チームにも)流れが来ると自分に言い聞かせた。斎藤も粘り強く投げたと思う。 満員の中でマウンドに上がれて野球人として幸せ。」 「日本ハム・斎藤:これがプロ4年間の差かなと素直に思った。 (田中は)5年前からいい投手だと思っていたし、今もそう。 ただ、この差は決して大きくはない。全く追い付けないものではない。」 (以上、時事通信社9/10より引用) 二人のコメントを読むと、マー君のプロ意識の高さと佑ちゃんの負けず嫌いぶりが感じられる。 プロ初対決はマー君が勝って甲子園のリベンジを果たしたということになるのでしょうが、 そんな単純な絵柄じゃないと思う。 小生としては、正直素直に喜べない。 やはり、あの夏のような「互角の戦い」こそ観たい訳で、 そのためには、やはり佑ちゃんが「全く追い付けないものではない」と言うのだから、 ぜひレベルアップして、この「4年間の差」をなくして再度投げ合ってもらいたい。 その時こそが待たれるのだ。 ついでに、その時はKスタじゃなく、札幌ドームでね、とも期待したい(笑)。
by capricciosam
| 2011-09-11 07:50
| ファイターズ
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