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日本のまつり@札幌ドーム2006

9日に札幌ドームで「日本のまつり」が開かれました。
これだけのイベントはなかなか観られませんので、この手にはほとんど
興味のない私にしては珍しく足を運びました。
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上の写真はドームに入る直前でみた祭りの装束に着替えた親子です。
子供がかわいらしく、気分もぐっと盛り上がります。

第一部は北海道のまつり
江差追分」で始まったのですが、マイクのせいか歌声がこもった感じで、
その魅力が十分伝わらなかったのは惜しかった。
おもしろく、楽しいのが「函館いか踊り
(実は、昔とある結婚祝賀会の余興で一回踊ったことがあるんです(笑))
振り付けはコミカルかつシンプル。
ただ、もうちょっと歌詞をバージョンアップさせてもいいのになぁ…。

第二部は海外のまつり
中国獅子舞と韓国のサムルノリとプンムルベ。
後者の頭につけた長い紐を頭を回してくるくるさせる仕草は歌舞伎の「連獅子」
を連想してしまいましたが、こちらのほうがもっと自在な動きでアクロバティック。

第三部は全国のまつり
大雑把に「静と動」に区分されるように思えました。
静というのは踊り手が抑制された優美な所作で音楽と一体となって
祝いの気分をかもし出している、という程の意味です。
この点で印象深かったのは熊本県「山鹿灯籠まつり
和紙で作られた灯籠を頭に掲げた女性だけが踊るのですが、
暗くした会場に灯籠の光る輪が幻想的でした。
会場でも、この時だけはペンライトが揺れていました。
残念だったのは富山県「越中おわら」。
ドームという大きすぎる空間では胡弓の響きもよくわからずじまいでした。
もっと踊り手の息遣いが聞こえる空間に合うのでしょうね。

動というのは、声も含めた全身の動きで祭りの躍動感をあますところなく表現
しているのですが、完成度から言って徳島県「阿波踊り」は素敵ですね。
鉦、太鼓、三味線、笛の代表的な和楽器が奏でるリズミカルな二拍子は、
聴く人の心をウキウキさせずにはおきません。
そういえば、チンドン屋さんもその点は同じですが、笛がクラリネツトに
置き換わればチンドン屋さんの奏でる音楽と似ているな、とふと思いました。
また、山形県「花笠まつり」にも心魅かれました。
女声による「ハァ~、ヤッショ、マカショ」の合いの手はなんともチャーミングです。
民謡としても「花笠音頭」は聴いてて楽しいですね。
これが老若男女が楽しめるスタンダードなまつりかな、と思いました。
それから秋田県の「竿灯祭り」の妙技には思わず息を呑んでしまいます。
竹竿を継ぎ足していくのですが、高くなるにつれて竹がしのるので、
もう折れるのではないか、とハラハラしてしまいます。

あと、祭囃子に欠かせない太鼓ですが、その魅力を打ち出していたのが、
岩手県の「盛岡さんさ踊り」、秋田県の「なまはげ太鼓」、沖縄県の
全島エイサーまつり」。
さすがに、お腹に響く迫力は力強く、躍動感溢れるものでした。
特に、「なまはげ太鼓」は少人数なのですが、なかなかの迫力で聴かせました。

最後は踊り手全体によるYOSAKOIソーランの「よっちょれ」の大乱舞を
2回やってフィナーレとなりました。
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全国各地の有名なお祭りをダイジェストで観ることができたのですが、
これをイントロとして本場に足を運びたい気分になりました。
まあ、時間的にも、経済的にも無理なんですけれどね。
それにしても4時間座りっぱなしで、お尻が痛かったです(><)
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by capricciosam | 2006-09-10 22:42 | みて楽しむ


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