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改めて見直した18歳

今日は高校生ドラフトの日。
その瞬間、北海道のアチコチでため息が聞こえたことでしょう。
私も後で知って、まず出たのがため息でした。
「楽天かぁ~」

まあ、田中投手が成長してくれる球団ならどこでも良いとは思いつつも、
四球団の中では、やはり地元の「日ハム」に交渉権を獲得してもらいた
かった、というのが正直なところでしたね。
日ハムがダメでも、出身地の関西のオリックス、伝統のある横浜という
感じで、楽天は「想定外」でした。
特に、楽天は力不足でとにかく勝てない、という印象のチームだけに
力投しても投手が報われないことが多いのではないか、と心配。
でも、同じパ・リーグだから、札幌ドームで成長した姿を見る機会が
あることで、とりあえず良しとしましょう。その点は、
「楽しみだなぁ」

それにつけても、楽天と決まってからの田中投手の会見は実にりっぱでした。

◆チームはどこであろうと自分のやる野球は変わらない。
  新しい舞台でのスタートが楽天さんに決まった。
 そこに向かって頑張っていきたい(北海道新聞より)

◆新しいチームなので歴史に名を刻めるような選手になりたい。
 今までと同じ挑戦していく気持ちを忘れず、
 すべてをバランスよく向上させていきたい。(スポニチより)

2年連続最下位チームに指名されたら、もっと落胆の色がにじんだ
話っぷりでも不思議ではないのに、「前向き」です。
実に「健気」です。
どこの球団が、というよりも、いかに自己の力を高めるか、を考えている
きっと彼の本心なのでしょう。
高校進学の際、遠く兵庫県から、当時全国的にほぼ無名の北海道の
駒大苫小牧に入学して、見事高校野球で「歴史に名を刻めるような選手」
になった彼の足跡が、今度は楽天で再現されるのではないか、と
重なって見えてきます。

彼のプラス思考とモチベーションの高さがあれば、きっと
前途を切り開いてくれるでしょう。
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by capricciosam | 2006-09-25 22:57 | 時の移ろい


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