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身近な自然環境

日常生活で発声するのがつらくなり、話をするのがおっくうになったので、
「こりゃ変だなぁ」と近所の耳鼻科にいったのは2週間前。
鼻の奥が炎症を起こしているようだとのことで、薬を処方してもらいました。
だいぶ楽になったのですが、薬も切れたので、午前中は耳鼻科へ。
終えてからは散髪してもらい、その後図書館へ。
ゆったりとしたイスに腰をかけて読むひととき。至福のひととき。

帰宅してからは録画しておいた番組を観ました。
「昆虫に大異変」
光ファイバーケーブルが切断される事故の一因はセミの産卵行動
ケーブルを枝と勘違いしてのことのようです。
そのセミは「クマゼミ」という種類で、現在、東京のセミの大半が
このセミなのだそうですが、在来のニイニイゼミは少なくなったようです。
どうしてなのか。
東京の緑化対策として九州から排ガスに強いクスノキを移植したところ、
その地中にいたクマゼミが出現し、都市の乾燥化に適合して他の種を
圧倒してしまったというのが真相のようです。
つまり元来の生態系がこわされた訳です。

その他、一般に「赤とんぼ」と呼ばれるアキアカネも激減しているそうです。
これは水田の環境の変化が大きいとのことでしたが、
幼い頃暮らした田舎でも、遊んでいると赤とんぼの大群に心ときめかして
夢中になったことを今でも懐かしく思い出します。
そうなんですか、赤とんぼさえ減っているんですね…
唱歌の世界がますます遠のきますね。

コメンティターの方が
「身近なものの変化こそ恐ろしい」
「変化のスピードは速く、生命や健康への影響があるのでは」
とおっしゃっていましたが、確かにその懸念もぬぐい去れないことです。
そして、一般人の取り組みとして、次のような提案をされていました。

①五感を使って自然を感じるようにする
②自分の住んでいる場所で定点観察を

一般人の私が取り組んでいることといったら、②に関することでは、
以前ご紹介した「スズメの観察調査」ですね。
夏の観察も6月上旬からスタートしましたが、今日までの平均は1.7羽。
冬よりも減っていますし、時期的にも波があるようで、
最近は少ないですね。ゼロの日も続いたりします。
以前のような大群を見ることはトンとないですね。
スズメの大量死をきっかけに関心をもって、一般人としても
何かができるのでは、と思って取り組んだこの観察調査。
地球環境の温暖化もそうですが、環境の変化にはいままで以上に
関心をもたざるを得ない時代に我々は生きているのでしょうね。

①に関してはなんと言っても庭に咲く花たちを眺めることでしょうか。
庭のバラもこれまでなかなか花を咲かせてくれなかったものも含めて
今年はにぎやかに咲いてくれています(^^)
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by capricciosam | 2007-06-30 22:19 | 時の移ろい


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