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1 夜空ノムコウ ~小田さんのピアノソロで、SMAP解散のタイミングなので沁みたね MC「18年前に鮮烈なデビューを飾るとともに、スーパースターになりました。とにかく宇多田ヒカルさんです。出てくるだけで凄いんです。ご存知の方もいるかと思いますが、実は第1回に出演してもらいたくて手紙を出しました。その時の様子をご覧いただきたいと思います。」しかし、出演は「現状はほんの少し無理」があったという理由で共演叶わず。この時、断りの手紙がパパから届いたんですね。手紙で断りというと山下達郎さんを思い出します。 MC「ちなみに、彼女のパパは僕のひとつ下です(笑)16年の時を経て、いよいよです。」 2 automatic 宇多田さんの代表曲を小田さんと二人で。イイネ。やはり彼女の世界は独特だな。冒頭の歌詞「7回目のベルで受話器をとった君」を目で追ったら、途端に時の隔たりを 感じた。固定電話が衰退して、受話器という概念自体を知らない世代が増えている。逆に16年前なら無意識に無自覚にもっと心に食い込んでいたんだろうな、と ふと思った。ヒット曲はその時代の気分を巧みに採り入れているな。 3 花束を君に ~《キャンプファイアーでギター一本でやるように》宇多田さん希望 MC「小田さんの歌を歌いたいと言ってくれた。『過去の作品からご自由にという感じ だった、歌詞をみながら「たしかなこと」を聴いていたらぐっときた、ウルっときた。 小手先ではなく、誰でも身近な言葉を使って日常的な風景の中に人の関係性を描く スタンス、書き屋の言葉。作詞家としても共感』なんか褒められるために聞いたように なりましたが、そのまま受け止めたいと思います。」 『』部分は宇多田さんですが、共感しますね。 4 たしかなこと ~ちょっとロックぽく、作品の力強さが浮かび上がるようです TRICERATOPSの和田唱登場。MC「あのあと上野樹里ちゃんと結婚しました。今年コンサート終わってから楽屋へ2人で 来てくれて、彼女が気の利いた、貴重なことを話してくれました。後で録音しておけば 良かったと思ったのですが、普通はアンコールは盛り上がる曲をやるのに、ずっと静かな 曲をやるんですね、良い意味でビックリしました。」 札幌公演初日のアンコールはこちらです。 今年はポール・マッカートニーのメドレーです。 5 JUNK~Waterfalls~Silly,love song(※)~My love (※)観客も「I love you」を繰り返して参加します。その時の和田さんからの注文「言われたという雰囲気ではなく、自らやったような雰囲気で」(笑) 小委員会登場。MC「1960年代の罪のないラブソングです。」 6 Breaking Up Is Hard To Do ~「カマカマダンドヴィドゥダンダン」ノリの良い曲 MC「この曲は大滝さん本人は全部ユニゾンで、コーラスが入ってない。その人に たてつくことはいかがなものか、と弱気になりました。ですが、あえて大滝さんに 問うてみたいと思います。」 7 君は天然色 ~歌詞の「思い出に色をつけてくれ」で画面がセピア色からカラーに MC『5年前に高知でやった柳(ジョージ)さんの引退ライブの時、さだ(まさし)さんが楽屋に 現れて「金、女、名誉」この3つを素晴らしいミュージシャンは手に入れている。さださんはどうなんですかと聞いたら、俺はもうちょっとうまくなりたい。隣の楽屋で小田さんがずっと練習している。背中ごしに指差して、「なっ!」と。そうなんです、ミュージシャンはもっとうまくなりたい、この番組は少しお見せできている と思うんですよ。』(以上、スターダスト・レビューの根本要さん) 8 約束 ~委員会バンドの曲 松たか子登場。MC「彼女の子供とてもなついてくれてたんですけど、ちょっと嫌われていた。長いトンネルを抜けて、またなついてくれたんです。」それに対して松さん曰く「小田さんのカレンダーを見て、かっくんと言ってますよ」かっくん!?(笑) 9 風を集めて ~松本隆さんが見た夢をそのまま歌詞に書いたそうです JUJU登場。昭和歌謡のアルバムを出し、全国ツアーのタイトルが「スナックJUJU」(笑)「ラヴ・イズ・オーヴァー」から欧陽斐斐のお姉さんの中華料理の店になりお腹一杯の時どうしたら最後の杏仁豆腐を食べないで済むか考えている話に(笑) 10 Both Side,now ~邦題「青春の光と影」小田さん曰く「ちょっと意味が違う」 MC「この歌は40年前くらいにNHKみんなの歌でやっていて、良い曲だなーと、みんなも良い曲だねと言ってくれたので。」 11 赤い花白い花 ~小田、松、JUJUのトリオで 12 僕等がいた ~小田さんのソロで MC「今年のクリスマスの約束、はじめにボブ・ディランのこの曲を選びました。30歳を過ぎた大人を信じるな、ノーベルを受賞しましたが、あの頃のディランなら拒絶していたと思います。」受賞してくれるな、という残念な気持ちの表れでしょうね。 13 時代は変わる ~改めて歌詞に心打たれる 収録後のインタビューで。「最後の『時代は変わる』も良かったし、宇多田さんは贈り物みたいなものだし、30過ぎた大人は信用するな、こっちは70歳になろうとしている、ここで自分のやるべき音楽や付随する活動もどうなのかな、いつもの人たちががんばってバトンを渡していく、考える良い機会だったな、この曲を選んだのも何かの因果だったのかなとも思うし。」
【プログラム】1 レスピーギ:リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲2 ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)3 コープランド:市民のためのファンファーレ4 アンダーソン:ブルータンゴ,フィドル・ファドル,プリンク・プランク・プルンク5 J.ウィリアムズ:「スターウォーズ」組曲より インペリアルマーチ,レイア姫のテーマ,メインタイトルe エルガー:威風堂々第1番 今年の聞き納めは先月の札響定期演奏会の予定だったのですが、垣内悠希さんが指揮される演奏会が岩見沢市であるとわかり、急遽聞き納めを延期しました。垣内さんは今年新たに札響指揮者になられましたが、 ブザンソン国際指揮者コンクール2011年の優勝者です。これまで垣内さんが登場する演奏会に接する機会がなく、どのような指揮をされる のだろうと興味がありました。しかも、今回は実演で聴くのは初めての1と3も あるため楽しみでした。また、まなみーるで札響を聴くのは2008年以来のことです。 ところで、「ブザンソン国際指揮者コンクール」は1959年小澤征爾さんが 優勝して有名ですが、その後も日本人指揮者の優勝者が続いています。 松尾葉子(1982)、佐渡裕(1989)、沼尻竜典(1990)、曽我大介(1993)、阪哲朗(1995)、 下野竜也(2001)、山田和樹(2009)、垣内悠希(2011)創設以来1992年までは毎年行われていたが、その翌年からは隔年開催となった。(以上、Wikipediaから引用) 何れもプロの指揮者として一線で活躍されている方ばかりですが、 その中で直近の覇者が垣内さんということですね。 今回は名曲コンサートで、1部ではクラシック、2部では「アメリカ」を キーとした作品の2部構成になっていましたが、10月エリシュカさんが 取り上げた2もありますから、なかなか期待の持てるプログラムでした。 恰幅の良い垣内さんはまだ三十代。全身を駆使して躍動感のある指揮をされます。客席からみていると腕を上下左右に自在に伸ばして振られるのが印象的です。それでも1部ではやや慎重に指揮されているようでしたが、2部ではギアを上げた 感じでより大胆に。アンダーソンの「フィドル・ファドル」では自ら踊るような 指揮の場面も。強弱や緩急のメリハリも良く、札響から見事なアンサンブルを 引き出していきます。これは楽しみな若手が札響指揮者陣に加わってくれました。 2はエリシュカさんの印象がまだ残っているのでつい比べてしまうのですが、ややテンポが速かったものの、「火の鳥」の色彩感にも富んだ好演でした。5は2年前の札響定期で下野竜也さんが取り上げられて改めて作品の魅力に 触れましたが、今回も札響サウンズ炸裂とばかりにクラシックの演奏会でも 組曲版は全然違和感ないですね。 ただ、客席の一曲ごとの拍手が途絶えがちだったのか少々寂しかったですね。最後が盛大だったのはアンコール期待だとしても、札響がなかなか良い演奏を していただけに、一曲終わるごとの拍手はもう少しあればなお良しでしたね。普段演奏に親しむことの少ない方も多いという証なのでしょうが、もっとクラシック音楽が身近になれば素敵なのに、と思わせられるシーンでした。
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雑食系オヤジの心に浮かぶよしなしごとを徒然に書き散らします 北海道在住 ※記事に関係のないTBやコメントは削除します IEで最適化するように作成しています
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