◆ 身近な疑問、そこには「本質」があるようだ
遅々として進まぬ我が読書かな、との思いは変わらぬが、 それでも一応去年以上の冊数はこなしたようだ。 と言っても、まだヒトケタではねぇ… さあ、まだ半年以上ある、まだまだ読める 最近読んだ本から 山田真哉著「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」 ![]() 気楽に手にとってはみたが、おもしろかった一冊。 身近なエピソードをランダムに連ねる構成で、 「会計」をわかりやすく解説していく。 例えば、表題以外にも ・ベッドタウンに高級フランス料理点の謎 ・完売したのに怒られた! ・あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか? 等の、「つかみ」で惹きつけるエピソードが並ぶ それぞれ、会計の基本的概念を事例に置き換えて おもしろく読み進むうちに、それなりに納得。 著者は「会計はもっと身近なもの」で、「会計の本質は それほど難しくはない」との信念から、この書を成した ようだが、「会計の本質を大まかにつかむ」という所期 の目標は達成したように思う。 ■
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by capricciosam
| 2005-05-11 22:49
| 読書
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◆ あ~あっ、出発しちゃったよ
本屋に立ち寄って、雑誌や実用書をあれこれ買ってきた。 その中に幸田真音さんの年金改革の話があった。 シニアになると、年金も遠い話ではない、むしろ切実な話。 年金改革も小手先の「いじり」ではもう立ちゆかない、 それどころか破綻しかかっている、と言われて久しい。 なにしろ、若年者が高齢者を支えるという仕組みが少子高齢化 や出生率の低下で危機的状態に直面しているのだから。 しかし、これはなにも日本だけの話ではないらしく、先進各国も この傾向は変わらないらしい。 そこで、年金改革が成功するための目安がある訳だが、 「その国の50歳以上の人口が有権者の50%を超えているか どうか」という点で、その時点を「ラストトレイン」と名付けている。 年金改革成功のための最終電車の出発時刻という訳だが、 イギリス 2040年 あと35年 オランダ・スペイン 2025年 あと20年 イタリア・デンマーク 2020年 あと15年 アメリカ、ドイツ、フランス 2015年 あと10年 スイス・フィンランド 2010年 あと5年 さて、日本はいつなのか?と言えば、なんと、なんと 2003年10月にすでに50%を超えてしまった、という ではないか。なんてこったい、と嘆息しても時の針を戻すことは 不可能なこと。 多少遅れても抜本的な改革をするしかもう手はないらしい。 抜本的な改革で遅れた分を100%取り戻すことは無理としても、 快速や特急並の効果で少しでも追いつけることを期待しよう。 でも期待できるのか、正直、不安。 ■
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by capricciosam
| 2005-03-27 21:56
| 読書
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◆ なんとか読んだぞ!めざせ二桁
年末に、一年を振り返って読書量が減ったことを嘆いてみたものの、 嘆いたところで本が読める訳じゃなし、 ましてや読んだ本が増える訳でもないのは当たり前のこと。 それで、コツコツと取り組んでみた。 少々、歩みは遅いが今日で3冊読了。 やれば、やるもんだ、と感心。 しかし、老眼になって焦点がジャストになりにくく、歯がゆさも少々。 まあ、これはしかたないか。 そのうちの一冊。 山本一力著「あかね空」 ![]() 江戸の新兵衛長屋に京風のとうふ屋を開いた永吉と おふみ一家の二代に渡る商いに苦闘する様子を描いた サムライがただの一人も登場しない下町人情物語。 時代ものはあまり手にしないのだが、これは読みやすく どっぷりつかって読んでしまった。いいねぇ、この感じ。 夫婦愛、親子愛、兄弟愛。 「愛」という言葉の本来もつ滋味に久しぶりに触れた充実感。 そして安堵感。 さすが、直木賞受賞作というところか。 何年か前の受賞時に、作者がこの物語の舞台となった下町 に住んでいて、奥さんと二人の子供達とともに発表会場に 自転車でかけつける様子がドキュメントで放送されていて以来、 興味があった作品でもあった。 ■
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by capricciosam
| 2005-01-30 23:23
| 読書
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◆ 片手+1
本は生活(というより人生)で欠かせないアイテムだ、 と今でも思う。 ちょっと自信がないのは、年々完読できた冊数が減って きているからだ。 一年に読んだ本の数の記録をとりだして今年で8年。 今年完読できたのは6冊だけ。 しかも文学系はゼロ。ふーっ。 この頃、実用的なもの、人生指南的なものに片寄っている。 得した気分にはなるんだけれど、感動の持続時間が短い。 年々歳々、心のみずみずしさを失っていくんだから、 心にも「水」をあげて潤いを保ちたいものだ。 上質なフィクションを読んで、どっぷり浸かった後って いいんだよなぁ。 もうすぐ、新年。読書の量的かつ質的転換を図っていこう。 「災」に象徴された今年もスマトラ沖地震でとどめをさされた。 最後くらいは陽気に終わりたい。 オ~レ、オ~レ、マツケンサンバ! 今年の紅白の瞬間視聴率はマツケンサンバで決まり、かな? ■
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by capricciosam
| 2004-12-31 23:10
| 読書
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